第96回全国高等学校野球選手権大会
第96回全国高等学校野球選手権大会とは2014年8月9日8月11日から2014年8月25日まで阪神甲子園球場で開催された高校野球・夏の甲子園である。
今大会は台風の影響で開幕が順延された。天候不順で開幕が順延したのは1960年の第42回大会以来のことである。
参加校数は3917校と、前回大会より40校減った。
出場校数は例年通り49校であり、東京都と北海道から2校ずつ出場する。
最も参加校数の多いのは神奈川県の190校。以下、愛知県189校、大阪府180校と続く。昨年同様、13大会で参加校数が100校を超えている。また、最小は鳥取県の24校。
地区大会では前回大会のベスト4(前橋育英、延岡学園、日大山形、花巻東)が出場を逃したほか、下馬評が高かった実力校が早い段階で敗退するなど荒れ模様となっている。
初出場校は9校。また、東海大学系列の高校が過去最多となる4校出場している。
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| 第1日目 8月11日(1回戦) | ||||
| 第1試合 | 龍谷大平安 (京都) |
1 - 5 | 春日部共栄 (埼玉) |
春日部共栄が初回に集中打で5得点を挙げ、そのまま逃げ切り。龍谷大平安は今年の選抜優勝校であり、同じ年の開幕戦で敗退するのは75年ぶり。 |
| 第2試合 | 坂出商 (香川) |
0 - 16 | 敦賀気比 (福井) |
峯や篠原の本塁打などで16得点を挙げた敦賀気比の圧勝。 |
| 第3試合 | 日大鶴ケ丘 (西東京) |
0 - 2 | 富山商 (富山) |
富山商の森田がストレートとスライダーで完封勝利。 富山商は10年ぶりの初戦突破。 |
| 第2日目 8月12日(1回戦) | ||||
| 第1試合 | 日南学園 (宮崎) |
3-11 | 東邦 (愛知) |
溝口の本塁打など安打を重ね、 11得点を挙げた東邦の圧勝。 |
| 第2試合 | 静岡 (静岡) |
4-5 | 星稜 (石川) |
静岡が先制点を取り、7回までに4-2とするが、星稜が7回と8回の攻撃で逆転勝利。星稜は16年ぶりの初戦突破。 |
| 第3試合 | 日本文理 (新潟) |
5-2 | 大分 (大分) |
5回までに2-2で同点となるが、飯塚の適時打、星の本塁打で日本文理が勝ち越し。 日本文理は5年ぶりの初戦突破。 |
| 第4試合 | 大垣日大 (岐阜) |
12-10 | 藤代 (茨城) |
初回、藤代が8点を取り、大きく差をつけたが、直後に4点を返した大垣日大が追い上げ、8回に逆転して勝利。ちなみに8点差からの逆転は春、夏の甲子園通してタイ記録である。 |
| 第3日目 8月13日(1回戦) | ||||
| 第1試合 | 健大高崎 (群馬) |
5- 3 | 岩国 (山口) |
岩国の3点を追う健大高崎が、盗塁でチャンスを掴み、犠牲フライや適時打で勝ち越し。 |
| 第2試合 | 鹿屋中央 (鹿児島) |
2 - 1 | 市和歌山 (和歌山) |
市和歌山が連続二塁打で先制するものの、鹿屋中央が追いつき同点となり、そのまま延長戦に突入。12回の鹿屋中央の攻撃で、市和歌山が送球ミスを犯し、鹿屋中央がサヨナラ勝ちした。 |
| 第3試合 | 佐賀北(佐賀) | 2 - 4 | 利府 (宮城) |
試合前半は粘り強い投手戦で双方とも無得点。5回で利府が適時三塁打で先制するなどして2点を挙げるが、佐賀北も6回に追いつく。しかし、利府は万城目の適時打で2点を追加し、そのまま逃げ切った。 |
| 第4試合 | 三重(三重) | 5 - 4 | 広陵 (広島) |
広陵が2回に先制点を放つが、三重も4回で追いつく。その後、広陵は7回で勝ち越すものの、三重が9回に再び追いついて延長戦へ。11回に三重が二死満塁とすると、最後には四球でサヨナラ勝ちした。 |
| 第4日目 8月14日(1回戦) | ||||
| 第1試合 | 東海大甲府 (山梨) |
1 - 3 | 佐久長聖 (長野) |
佐久長聖が4回、竹内の本塁打で先制。直後に東海大甲府も追いつくが、竹内の適時打で勝ち越し。ちなみに佐久長聖の2回戦進出で、北信越の5校が初めて全て初戦突破したことになる。 |
| 第2試合 | 九州国際大付 (福岡) |
1 - 6 | 東海大四 (南北海道) |
東海大四が3回に適時打などで追加点を重ねたほか、先発、西嶋が130km/h台の速球や90km/h以下の「スローカーブ」で三振を奪い続けたことで勝利した。 |
| 第3試合 | 聖光学院 (福島) |
2 - 1 | 神戸国際大付 (兵庫) |
聖光学院が3回にスクイズで先制。その後同点となるが、7回の適時打で勝ち越し。 |
| 第4試合 | 小松(愛媛) | 8 - 9 | 山形中央 (山形) |
序盤は得点の奪い合いとなるが、8回までに8-5で小松がリードする。しかし、9回で山形中央が4点を返して逆転勝ちした。山形中央は初の初戦突破。 |
| 第5日目 8月15日(1回戦、第3試合より2回戦) | ||||
| 第1試合 | 明徳義塾 (高知) |
10-4 | 智弁学園 (奈良) |
6回までは得点の競い合いとなっていたが、7回に明徳義塾が4点を奪い勝利した。明徳義塾は16回連続の初戦突破。 |
| 第2試合 | 開星 (島根) |
6-7 | 大阪桐蔭 (大阪) |
開星が1回に4点を奪って先制。しかし、開星が投球に乱れが生じた上にボークを犯したため、大阪桐蔭が追いつき、最終的に逆転勝ちとなった。 |
| 第3試合 | 二松学舎大付 (東東京) |
7-5 | 海星 (長崎) |
二松学舎大付が1回に3点を奪って先制。その後も得点を伸ばしたが、海星も負けじと追いかけ4回までに1点差。しかし、二松学舎大付の大江が海星に得点を与えず、二松学舎大付を勝利に導いた。 |
| 第6日目 8月16日(2回戦) | ||||
| 第1試合 | 鳴門 (徳島) |
0 - 8 | 近江 (滋賀) |
近江が2回に5点を先制すると、その後も安打を重ねて圧勝とした。 |
| 第2試合 | 城北 (熊本) |
5 - 3 | 東海大望洋 (千葉) |
序盤、東海大望洋が先制するが、城北も追いつき同点に。その後、東海大望洋が一旦勝ち越すが、城北が適時打などで逆転勝ちした。 |
| 第3試合 | 東海大相模 (神奈川) |
3 - 4 | 盛岡大付 (盛岡) |
東海大相模が2点を奪って先制。しかし、盛岡大付が遠藤の本塁打や立波の適時打などで逆転勝ちした。 |
| 第4試合 | 角館 (秋田) |
1 - 6 | 八頭(鳥取) | 角館が先制するものの、八頭が適時打などで勝ち越しした。 |
| 第7日目 8月17日(2回戦) | ||||
| 第1試合 | 沖縄尚学 (沖縄) |
3 - 1 | 作新学院 (栃木) |
作新学院が1回、朝山の本塁打で先制。直後に沖縄尚学が西平の本塁打で同点に追いつく。その後、沖縄尚学が2点を追加し勝利。沖縄尚学は2年連続で初戦突破。 |
| 第2試合 | 八戸学院光星 (青森) |
4 - 2 | 武修館 (北北海道) |
武修館が4回、1点を奪って先制。7回まで八戸学院光星を無失点に抑える。しかし、8回に武修館の守備の乱れによって八戸学院光星が4点を返して逆転勝ちした。 |
| 第3試合 | 関西 (岡山) |
1 - 3 | 富山商 (富山) |
富山商が1回、適時打で1点を奪って先制。その後も関西の得点を抑えつつ適時打で2点を追加し、富山商が勝利した。 |
| 第4試合 | 春日部共栄 (埼玉) |
1 - 10 | 敦賀気比 (福井) |
敦賀気比が1回、本塁打で2点を奪って先制。2回に4点、8回に4点を追加して圧勝。 |
| 第8日目 8月18日(2回戦) | ||||
| 第1試合 | 三重 (三重) |
4 - 2 | 大垣日大 (岐阜) |
三重が1回、適時打などで3点を奪って先制。2回にも追加点を加える。その後、大垣日大に2点返されたものの、三重の今井が反撃を抑え完投。 |
| 第2試合 | 日本文理 (新潟) |
3 - 2 | 東邦 (愛知) |
東邦が4回、日本文理の捕逸で先制。5回には0-2とする。しかし、6回、日本文理が適時打などで3点を返し、逆転勝ちした。 |
| 第3試合 | 鹿屋中央 (鹿児島) |
1 - 4 | 星稜 (石川) |
星稜が1回、1点を奪って先制するが、直後に鹿屋中央も1点を返して同点。しかし、星稜は3回に適時打などで2点を奪って勝ち越し、6回にさらに追加点を加えて勝利した。 |
| 第4試合 | 健大高崎 (群馬) |
10 - 0 | 利府 (宮城) |
1回、健大高崎が3点を奪うと、その後も得点を追加していき、最終的には11盗塁10得点で圧勝。守備についても健大高崎の川井と高橋が利府を無得点に抑え、勝利に導いた。 |
| 第9日目 8月19日(2回戦) | ||||
| 第1試合 | 山形中央 (山形) |
2 - 0 | 東海大四 (南北海道) |
双方ともに得点を与えず、0-0のまま延長戦に突入。 10回に山形中央が適時打や相手の失策などで2点を奪って勝利。 |
| 第2試合 | 佐久長聖 (長野) |
2 - 4 | 聖光学院 (福島) |
初回、佐久長聖が1点を奪って先制。しかし、聖光学院も2回に追いつき同点。 4回には聖光学院が2点を追加して勝ち越し。 |
| 第3試合 | 明徳義塾 (高知) |
3 - 5 | 大阪桐蔭 (大阪) |
初回、大阪桐蔭が香月の本塁打で2点を奪って先制。直後に明徳義塾も安田の本塁打で1点を返す。しかし、3回に大阪桐蔭が連続適時打などでリードを広げ、大阪桐蔭の勝利となった。 |
| 第10日目 8月20日(3回戦) | ||||
| 第1試合 | 八戸学院光星 (青森) |
5 - 1 | 星稜 (石川) |
星稜が5回、1点を奪って先制するが、八戸学院光星が8回に1点を返して同点。延長10回、暴投などで八戸学院光星が4点を追加して勝ち越し。 |
| 第2試合 | 沖縄尚学 (沖縄) |
6 - 5 | 二松学舎大付 (東東京) |
沖縄尚学は1回、適時打などで4点を奪って先制するが、二松学舎大付が4回までに安打で5点を返して逆転。その後、沖縄尚学は同点に追いつき、9回の安里の適時打でサヨナラ勝ちした。 |
| 第3試合 | 三重 (三重) |
7 - 5 | 城北 (熊本) |
三重は2回、適時打で5点を奪って先制。続く3回にも1点を追加する。城北も適時打や三重の今井の失策で4点を返して追いかける。 しかし三重の今井が城北を抑え、46年ぶりの準々決勝進出を決めた。 |
| 第4試合 | 盛岡大付 (岩手) |
1 - 16 | 敦賀気比 (福井) |
1-1で同点だった3回、敦賀気比が浅井の本塁打で勝ち越すと、その後得点が追加されていき1-9とする。その後も敦賀気比は得点を加えつつ、盛岡大付の得点を抑えて準々決勝進出を決めた。 敦賀気比は3試合連続で2桁得点、失点はわずか2。 |
| 第11日目 8月21日(3回戦) | ||||
| 第1試合 | 富山商 (富山) |
5 - 6 | 日本文理 (新潟) |
2回、日本文理が適時打などで1点を奪って先制。徐々に得点を増やしていき、7回までに3-1とする。しかし、8回、富山商が三塁打や適時打で4点を返して逆転する。逆転された日本文理は直後に適時打で1点を返し、9回に本塁打でサヨナラ勝ちした。 |
| 第2試合 | 八頭 (鳥取) |
0 - 10 | 大阪桐蔭 (大阪) |
4回、大阪桐蔭が相手の四球や死球などで5点を奪って先制。その後も得点を重ねて圧勝。 2年ぶりの準々決勝進出。 |
| 第3試合 | 聖光学院 (福島) |
2 - 1 | 近江 (滋賀) |
5回までは双方ともに無得点。6回、近江が植田の犠飛で先制。9回、聖光学院が海老沼のゴロで同点とすると、さらに石垣のスクイズでサヨナラ勝ちした。 4年ぶりの準々決勝進出。 |
| 第4試合 | 健大高崎 (群馬) |
8 - 3 | 山形中央 (山形) |
1回、健大高崎が1点を奪って先制するが、直後に山形中央も1点を返して同点。3回、健大高崎が脇本の適時打などで4点を奪って勝ち越し。山形中央も5回に2点差まで追いつくが、健大高崎が追加点を加えたことで、健大高崎が勝利。 準々決勝進出は初。 |
| 第12日目 8月22日(準々決勝) | ||||
| 第1試合 | 三重 (三重) |
9-3 | 沖縄尚学 (沖縄) |
1回、三重が1点を奪って先制。4回にはさらに三塁打で2点を追加するが、沖縄尚学も直後に2点を追加する。 しかし5回、三重は西岡の本塁打で5点を追加し勝利。 三重は初の4強入り。三重県勢の4強入りは59年ぶり。 |
| 第2試合 | 敦賀気比 (福井) |
7-2 | 八戸学院光星 (青森) |
1回、敦賀気比が三塁打で3点を奪って先制。その後も適時打などで追加点を加えて勝利した。 敦賀気比は19年ぶりの4強入り。 |
| 第3試合 | 健大高崎 (群馬) |
2-5 | 大阪桐蔭 (大阪) |
1回、健大高崎が1点を奪って先制するが、直後に大阪桐蔭が2点を返して逆転。 すぐさま追いつかれるが、7回の大阪桐蔭の中村の本塁打で勝ち越し。 |
| 第4試合 | 聖光学院 (福島) |
1-5 | 日本文理 (新潟) |
1回、日本文理が1点を奪って先制。すぐさま聖光学院に同点とされるが、2回に適時打で勝ち越すと、7回、9回に得点を加え準決勝進出とした。 |
| 第13日目 8月24日(準決勝) | ||||
| 第1試合 | 三重 (三重) |
5-0 | 日本文理 (新潟) |
1回、三重が1点を奪って先制。その後も着実に加点しながら、三重の今井が日本文理の打線を抑えて完投。 三重は初の決勝進出で、三重県勢の決勝進出は59年ぶり。 |
| 第2試合 | 大阪桐蔭 (大阪) |
15-9 | 敦賀気比 (福井) |
1回、敦賀気比が5点を奪って先制。しかし、大阪桐蔭も直後に3点を返すと4回には逆転。その後は乱打戦となるが、点差は広がっていき大阪桐蔭が2年ぶりに決勝進出。 チーム合わせて27安打、5本塁打。 |
| 第14日目 8月25日(決勝) | ||||
| 第1試合 | 三重 (三重) |
3-4 | 大阪桐蔭 (大阪) |
2回、三重が2点を奪って先制。3回までに大阪桐蔭に同点とされるが、5回に1点返して勝ち越す。しかし、7回、大阪桐蔭が2点を返して逆転。 大阪桐蔭が2年ぶり4回目の優勝を果たした。 |
募集中
| 前年 | 第95回全国高等学校野球選手権記念大会(2013年夏) |
|---|---|
| 当年 | 第96回全国高等学校野球選手権大会 |
| 次年 | 第97回全国高等学校野球選手権大会(2015年夏) |
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掲示板
28 ななしのよっしん
2014/12/30(火) 19:10:27 ID: a4+N68VM1K
>>二松学舎大付が1回に3点を奪って先制。その後も得点を伸ばしたが、海星も負けじと追いかけ4回までに1点差。しかし、二松学舎大付の今村が海星に得点を与えず、二松学舎大付を勝利に導いた
得点を与えなかったのを、今村捕手ではなく、大江投手の好投に帰するほうが文意に合致している気がする
29 ななしのよっしん
2015/01/03(土) 23:37:56 ID: nEPWJw31xW
西浦達雄さんのエンディング卒業にまったく触れられてない・・・
30 ななしのよっしん
2017/08/22(火) 15:47:17 ID: OkfzoQziC5
この系統の記事は14年が最後か。後で2017年の作るわ
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 14:00
最終更新:2025/12/07(日) 14:00
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