笹川賞とは、ボートレースのSG競走である。
正式名称は「笹川賞競走」、下付賞は「日本モーターボート競走会会長杯」。
英語名称は「ボートレース オールスター(BOAT RACE ALL STARS)」。
プロ野球のオールスターゲーム、中央競馬の有馬記念・宝塚記念、競輪のオールスター競輪と同様、ファン投票で出場者を決める競走。例年1月下旬~2月下旬の間にファン投票が行われ、3月上旬に投票結果を発表、5月最終週に開催される。投票対象は、投票期間中にA1級に在籍している選手(やむを得ない事情で辞退した選手は対象外)。
優先出場選手(前年優勝者、前年賞金王決定戦優勝戦出場者、直前の鳳凰賞競走優勝者)を除き、ファン投票で上位に選出された選手が出場する。このため「ボートレースのオールスター」と呼ばれ、2014年に英語名称を付ける際にこの名称がそのまま採用された。SGレースの中でも格式高いGRANDE5の第2戦。競走名はボートレースの生みの親である笹川良一から取られている。
他のSG競走では成績が良い選手が出場するが、前述の通り笹川賞はファン投票で出場選手が決まるので他のSGでは出場しないような選手が出場する。このためGⅠなど大レースの優勝経験が無い選手でもファン投票で上位に入れば出場することができる。逆に言えばどれだけ実績や実力があろうとも、ファン人気が得られていなければ出場できないということである(優先出場権を持っていれば話は別だが)。女性選手が多いのも笹川賞の特徴であると言えよう。特に初日の最終レースであるドリーム戦はファン投票上位6名で行われる。なお優先出場選手も出場枠とは別にファン投票の対象であり、得票数7位以下の場合はドリーム戦に出場できない。
笹川賞を簡単に説明するにはボートレース平和島の松永良一アナウンサーの言葉を借りるのが1番である。
「ファン投票で選ばれたスターレーサー夢の競演。人気があるのはわかった。じゃあ誰が早くて強いのかきっちりけりをつける」レースである。
ルールは他のSG同様6日間開催。1~4日目で予選を行い、獲得ポイント上位18名が5日目の準優勝戦に進み、それぞれ上位2名ずつの6名が最終日の優勝戦に進出、優勝戦の勝者が優勝となる。優勝者は翌月に開催されるSGグランドチャンピオン決定戦と翌年の笹川賞の優先出場権を獲得、また笹川賞の賞金により年末の賞金王決定戦出場がほぼ確定する。
開催場所も他のSG同様持ち回りだが、創設から20年程はボートレース住之江での開催がほとんどを占めていた。賞金王決定戦創設後は住之江がそちらを開催するようになり、90年代半ばから開催場所が1か所に集中しなくなった。ただ2010年代はボートレース尼崎もしくはボートレース福岡での開催に集中している。
2010年度は5月25日から30日にかけてボートレース浜名湖で開かれ、新デザインの救助艇と19年ぶりに変更されるファンファーレのお披露目が行われた。
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最終更新:2024/09/19(木) 01:00
最終更新:2024/09/19(木) 02:00
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