築山三奈子(つきやま みなこ)とは、ライトノベル『マリア様がみてる』及びそれを原作とするアニメの登場人物である。
「リリアンかわら版」を発行する新聞部部長。巨大なポニーテールがトレードマーク。猫のような細く鋭い目つきなので、一見冷たい印象を受けるが、性格はいたって陽気なお調子者。記事のネタを探すためにいつもスクープを嗅ぎ回っており、「黄薔薇革命」「イエローローズ」などの騒動を引き起こした張本人。そのため、山百合会(特に黄薔薇ファミリー)からは危険人物として激しく警戒されている。
その一方で、お祭り好きな一面もあり、バレンタインのカード探し企画を山百合会にプレゼンテーションする。山百合会の敷居の高さに悩んでいた水野蓉子の賛同を得て開催されたこのイベントは、翌年も行われ、特に紅薔薇ファミリーにとっては重要なターニングポイントとなった。
彼女の書く記事は面白いため生徒にも大好評だが、時々妄想の入った捏造ギリギリの内容も入っているのが問題。このため「イエローローズ」ではあわや鳥居江利子が退学処分になりかけるなど、洒落にならない事態になってしまった。この一件が身にしみたのか、進級早々に山口真美へ部長の座を譲り、時々真美が主体となった新生新聞部へちょっかいを出すお気楽なご隠居ポジションになった。
物語前半に起こる色々な事件の発端となったトラブルメーカーだが、愉快な人である上に、肝心なところで抜けているのでどこか憎めない。山百合会のメンバーとは内心仲良くなりたいと思っており、蓉子・江利子・佐藤聖の三薔薇さまが卒業した時は、涙を流してこれまでのことを詫びた。「レイニーブルー」で福沢祐巳が小笠原祥子とのすれ違いに悩んだときも、心配してアドバイスをかけたことがある(もっとも逆効果になってしまったが)。
反面、写真部の武嶋蔦子との関係はあまり良くない。元々蔦子が山百合会に友好的な上に、当時の三奈子の強引な取材方法を快く思っていなかった節がある。新聞部と写真部が一体となって協力するようになるのは、真美の代になってからである。
アニメ版では尺の都合上、あまり彼女のはっちゃけたコミカルシーンが見られないのが残念。しかも作画のレベルが良くない時は、時々目が死んでいる。一方漫画版では、比較的原作に忠実な描写が多く、「イエローローズ」の妄想記事を書き始めた時は、何かに取り憑かれたかの如く、完全に目がイッちゃっていた。怖い。ちなみに、真美の他に3人ばかり中心となる部員がいるが、その中の一人は世界で一番有名なネズミのような髪型をしている。
なお、時々築山美奈子と誤記されることがあるが、正しくは築山三奈子なので注意したい。
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最終更新:2024/04/25(木) 04:00
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