粒度(granularity)とは、分割や粒の大きさに関する尺度である。
粒度が荒い・細かい、粒度が揃っている・ばらばらである、といった表現で使われる。専門用語っぽい響きなのに、色々な分野で様々な使われ方をする。
長文を書く時は、章や節に分割することが望ましい。そして各章や節の長さはある程度揃えることが推奨されおり、これを粒度を揃えると表現する。
粒度がばらばらな文章の例として、以下のネタを挙げておく。なお当記事の粒度もばらばらである。
100の計算量があるタスクを、計算量20のタスク5個に分割するよりも、計算量5のタスク20個に分割するほうが粒度が細かい。
粒度が細かい方が同時に処理できる数が増えるので並列処理は速くなるが、コア数を超えた数に分割してもメリットは少ない。細かく分割するとタスクの分割と統合に関する処理が増えるので、粒度を細かくしすぎるのも考えものである。
上記のタスク分割は粒度が揃っているが、計算量がそれぞれ60, 20, 5, 5, 5, 5のタスクに分割するようなやり方は粒度が揃っていないと呼ぶ。
粒度が揃っていない並列処理は大きなタスクがボトルネックになり、トータルのパフォーマンスは低下する。
岩石には粒が集まって固まったものがあるが、その岩石を構成する粒の大きさについて評価する時に用いる。
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最終更新:2024/04/26(金) 00:00
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