紫雲院素良(しうんいん そら)とは、遊☆戯☆王アーク・ファイブの登場人物である。CVは園崎未恵。
青い髪が特徴の少年で、その愛らしい容姿から柊柚子を始めとする女性陣に人気。甘いお菓子が好きで、常に飴やチョコレートといった菓子類を食べている。基本的には無邪気な性格だが、時折鋭い洞察力を見せる他、人を見下すような発言をして周囲の反感を買うこともある。
LDS入塾を考えていたが、たまたま訪れていた榊遊矢がペンデュラム召喚を披露して沢渡シンゴを破ったことで、「面白い方がいい」という理由から遊矢が属する遊勝塾に入塾する。遊矢を師匠にしようとしてその度にあしらわれてもしつこく追い回し、遊矢とのデュエルに勝ったら弟子として認めてもらうという条件でデュエル。そのデュエルには敗れたものの、「師弟がダメなら友達で」と切り替えて今に至る。それまでは遊矢のことを「師匠」と呼んでいたが、この時から「遊矢」と呼ぶようになった。
デュエルにおいては、可愛らしいおもちゃの動物のようなデザインの「ファーニマル」モンスターと、刃物をモチーフとした「エッジインプ」モンスターを主軸とするデッキを使用。あちらの世界では珍しがられている融合召喚を使用してくる。なお、本人が元々住んでいた場所では、融合召喚は普通のことらしい。
遊勝塾をかけたLDSとの三本試合に関してデュエルの展開から勝敗を予測していた(実際、3戦目の「権現坂昇vs刀堂刃」戦以外は予測通りだった)り、ジュニアユース選手権の出場資格として「1度も負けずに6連勝する」という条件を聞いて「楽勝」と反応するなど、高い実力を持つことが窺える。また、融合召喚同様に珍しがられているエクシーズ召喚に関する知識もあり、遊勝塾の塾生たちにエクシーズ召喚及びエクシーズモンスターのことを解説している。
赤馬零児が使用する「DD」モンスターについて何か知っているようで、その実在に驚いている。また、黒マスクの男と同等の実力でリアルファイトを展開し、その際に男と謎の会話を交わしている。融合召喚やエクシーズ召喚に関する造詣が深いという特異性も含めて、謎の多い人物でもある。
そして舞網チャンピオンシップにて不審者組の一人、黒咲隼と戦うこととなる。最初から全開でいくも、隼のエースカード、RR-ライズ・ファルコンと魔法・罠を巧みに使う戦法に翻弄される。主力カードを展開していくが、RUM(ランクアップマジック)を使った戦術にそれすらも受け流されていく様に、イラ立ちを覚えていく素良。その様子を見て余裕がないという隼。
はぁ?余裕がない?冗談言うなよ。
こんなデュエル、キャンディーなめながらだって僕にはできる!
遊びさ。本気でやるわけないじゃん。
僕の仲間だってそう。みんな遊びで君たちを狩ってるんだ。
だって君たちは僕らにとってハンティングゲームの獲物なんだから!
真ゲスさながらの顔芸を見せながら専用融合を使い切り札を出す素良。進化したRRをその効果で奪うのだが、更なるランクアップでRRを強化する隼。その進化したハヤブサの効果により、負けてしまうのだった。
その後素良は不審者もといエクシーズ組のユートに出会い、隼とのリベンジのため彼の居場所を聞き出そうとするのだが、答えないユートに業を煮やし、ユートにデュエルを挑む。
ユートのプレイングに四苦八苦しながら対応するが、切り札のダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを出され負けを確信する。だが、ユートは手加減し、素良にターンを渡した。そこから大型モンスターを融合召喚しようとしたそのとき、素良のデュエルディスクが突如光り出し、アカデミアに強制送還されてしまい勝負はうやむやになってしまった。
その後、アカデミアを脱走したセレナを追って再び襲来。任務そっちのけで黒咲隼に再戦を挑み、デストーイ・シザー・タイガーで相手の場のモンスター4体破壊から攻撃力の下がったフォースストリクスを撃破で黒咲に勝利。
デュエルで負傷した黒咲をかばいながら逃げるセレナを追い、「邪魔しに参った」日影を瞬殺のちカード化。
素良を止めようとした遊矢と対戦。シザー・タイガーでオッドアイズを星読み時読みごと叩き割る、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンの効果を無効化する、覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンを抑えかかる、などと融合次元の実力を見せつけながらも、激闘の末アクションフィールドの強制終了によりデュエルは中断。やむなくアカデミアに帰還していった。
スタンダード次元に直接的に武力行使に臨んだ融合次元。
所属から言えば、現状間違いなく素良は「敵」といえるだろう。先述の通り、少なくとも日影は直接手をかけてしまった以上、そこは言い訳のしようがない。だが、彼自体は積極的に遊矢たちに対して敵意を見せるような描写はない・・・というより、遊勝塾の関係者には甘ささえ見える。
遊勝塾周辺に対する彼の行動や反応を振り返ってみよう。
このように、彼ら関係者に対しての素良は、エクシーズ次元の人間に見せた敵意はまるで見せず、むしろ戦うことに気乗りしない様子を見せていたり、柚子に対しては立場上危うい助力をしていたりする。
本人は自分の事を「優しすぎることが欠点」と評しているが、今にして思えばその言葉の真実味は当時とは違って聞こえるだろう。
遊勝塾の面々に見せた顔が真実であれば、少なくとも彼の本性がゲスであるとは言い切れない。
同じアカデミア出身のセレナが、アカデミアの教育と融合次元の行為の事実の食い違いに驚愕していたのもあり、少なくとも素良のエクシーズ次元に対する態度の原因であろう融合次元の教育がどうなっていたかは気になるところである。
「融合次元出身の素良すらも笑顔にする」と目標を定め直した遊矢は、果たして素良に笑顔を呼ぶことができるのだろうか・・・?
ちなみに、シンクロ次元において敗北した仲間のデニスを救出した際も、冷静に彼の現状を分析し助け出し、傷ついた身体を案じているように見えたが、後の話から単に彼を帰す為の接し方だった様子。
任務は継続中のようで、フレンドシップカップ1回戦最終カードの頃には既にシンクロ次元に潜入していた。
「黒咲隼vsデニス・マックフィールド」のデュエルを見届けた後、敗北したデニスを巡っての治安維持局と評議会の抗争に介入、デニスを救い出すことに成功し、彼に自身の任務の遂行を誓ったのちアカデミアに送り届ける。
この時の反応から、スタンダード次元への潜入時はコンタクトを取っていなかったようで、顔合わせは初めてだった。
その後もフレンドカップを見守っていたようだが、「柊柚子VSセルゲイ」戦後にデュエルレーンから放り出され、生命の危機にあった柚子を救出、柚子の無事を確認できずに動揺する遊矢に柚子の安否を知らせるために遊矢の前に姿を現す。
そもそも、なぜ彼がシンクロ次元に来ていたかというとスタンダートから姿を消した柚子の捜索のためであり、話を聞きに来た遊矢相手に柚子やセレナを監視していたデニス引き離すためアカデミアへ送還した事、そのためにオベリスクフォースがじきにシンクロ次元にやってくる事、プロフェッサーは柚子を欲しがっている事、プロフェッサーの意志に逆らっても柚子をアカデミアから遠ざけたい事、そのためにセレナの身柄を確保したい事を遊矢に語る。デニスとセレナ涙目
遊矢との話し合いは素良の身柄の確保を狙ったセキュリティから遊矢が身を挺してかばうことで終了してしまうが、別れ際に「素良、柚子を守ってくれ!!」と遊矢に柚子の安否を託されたため、友達の約束を果たすために素良はシンクロ次元を奔走。
無事に柚子と合流した素良は月影と出会う。月影にとって彼は兄の仇であるが、利害の一致もあり柚子を助けたい本心の訴えを聞き届けてもらえ、柚子を月影に託す。
その後は友達の遊矢を助けるために動いていたが、遂にオベリスク・フォース襲撃の時。セレナ発見の信号弾が上がるなか、救援を呼びに行った月影の窮地に馳せ参じる。遂にアカデミアと決別した素良は、私情を挟まぬ月影との華麗なコンビネーションによりオベリスク・フォース3人を乱入1ターンで沈めたのだった。
ちなみに、ジャン・ミシェル・ロジェの仕掛けにより大会中暴走した遊矢を目撃しているが、ヘリコプターのタイヤに捕まり試合観戦、最中オベリスク・フォース襲来の際、そこから直接ブラック・バード号に飛び移り対戦相手のクロウ・ホーガンに遊矢を託すといつの間にか消えている。こいつの身体能力どうなってんだ。
遊矢にこぼす「はじめてのともだち・・・」、仇を取りに来た月影に対する「僕を好きにしたらいい・逃げも隠れもしない」、柚子に対する「まだまだ教えなきゃいけないことがたくさんありそうだね」・・・。
死亡フラグを次々と積み上げていく紫雲院素良の明日はどっちだ!!(涙目)
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最終更新:2024/03/19(火) 11:00
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