『日本民族の滅亡を回避し、この国にあるべき終戦の形をもたらす』
あらかじめ敗北という選択肢を持てなかった戦争は、ついに一人一殺一億玉砕を謳い、大本営が精神主義を唱えるまでに日本を追い込んでいた。それが勝ち得るものは何もない、と分かっていても。
ナチスドイツの開発した特殊音響兵装PsMB-1、通称[ローレライ]。
[彼女]は落としどころを見失ったこの戦争を終わらせる、たったひとつの希望であるという。
太平洋の魔女・ローレライを乗せた戦利潜水艦[伊507]とその乗組員たちは、国家の、そしてひとりの男の壮大な陰謀に巻き込まれていく。
ハードカバー上下巻合わせて1000ページ以上ある本作を、2時間少々の映像に詰め込むのはなかなか無理があったのだろう、ストーリー等大きく改変されている。
原作では登場人物一人一人にスポットを当て、その人物の過去のトラウマや葛藤を細かく描写している場面もあるのだが、映画では主要人物の年齢や出自を変更したため、それらが大きく改変、またはカットされていたり、原作で非常に重要な役割を果たしていた人物が登場すらしなかったりと、変更点は非常に多い。
元はフランス海軍の潜水艦であり、[シュルクーフ]と呼ばれていた。
メキシコ湾で米商船と衝突事故を起こすが、なんとか沈没を免れ海上を漂流していたところをナチスドイツのUボートに拿捕される。フランスから接収した四番目の艦として[UF4]と名を変えたのち、PsMB-1搭載艦として極秘計画[リンドビュルム計画]の元、最新鋭の技術をもって大規模な改装が行われた。
PsMB-1の中枢機関となる小型潜水艇[ナーバル]を搭載するため、鈍重となった艦にそれまでの1.6倍もの馬力を持たせると、潜水艦にあるまじき水上・水中速度に航続距離をもたらした。その機動力とローレライ・システムを駆使し、世界中の海を荒らした果てに付いた渾名は[海の幽霊]。
ローレライ・システム搭載の実験艦として就役してから約1年後、ナチスドイツは降伏し、[UF4]の乗員はローレライ・システムを提供し亡命するため日本に渡った。艦の補修を受けたのちに、日本が接収した7番目の潜水艦として、[伊507]の名が冠された。
正式名称は[PsMB-1]、ドイツ語読みで[ペー エス エム ベー アインツ] 探知システムの一種である。
通常のソナーは探信音波を放ち、目標物に反射して帰ってくるまでの時間を計測・聴音することによって、目標物の方位や距離を測るが、ローレライはソナーシステムの根本から全く違うものである。
システムの核となるパウラが水を媒介に[感知]したものを電気信号から磁気に変え、発令所にある直径1メートルの球体ガラスで出来たコロセウムで三次元再現することで、周囲を視覚的に把握する事ができる画期的システム。
最大望遠は半径100km、最少は半径1km。
しかし、核であるパウラの感知能力は偶然開花したものであるため量産できない上、敵艦を一隻撃沈すると核に精神的衝撃波(ゼーレンブレッヒャー)という非物理的衝撃を与え、しばらくシステムを起動することが出来なくなるという、兵器としては致命的な欠点が存在する。
掲示板
42 ななしのよっしん
2018/08/14(火) 09:09:15 ID: NTM/oJBOiI
この映画いろいろ言われているけれど、ピエール瀧がB29が撃墜するシーンはすっとした。
43 ななしのよっしん
2018/08/30(木) 09:09:06 ID: p0rIPuvG8t
44 ななしのよっしん
2022/10/18(火) 05:55:28 ID: ir7OywPKir
初めて読んだ大学生のころは目があるからなんだよとか敵の動機そんなことかよと思ったがおじさんになった今は潜水艦に目があるというのはよくできた設定で敵の動機を子供のわがままのレベルにさげることによって作品のテーマをわかりやすくしてるのだとわかるようになった
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最終更新:2025/04/04(金) 04:00
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