終戦のローレライ 単語

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シュウセンノローレライ

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終戦のローレライとは、福井晴敏の長編小説及びこれを原作とした漫画である。

2005年には『ローレライ』として映画化された。

※この記事では小説版『終戦のローレライ』について記述する。

ネタバレ注意 この項は、ネタバレ成分を大量に含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

ストーリー

日本民族の滅亡を回避し、このにあるべき終戦の形をもたらす』

太平洋戦争末期1945年8月

あらかじめ敗北という選択肢を持てなかった戦争は、ついに一人一殺一億玉砕を謳い、大本営が精神主義を唱えるまでに日本を追い込んでいた。それが勝ち得るものは何もない、と分かっていても。

ナチスドイツ開発した特殊音響兵装PsMB-1、通称[ローレライ]。

[彼女]は落としどころを見失ったこの戦争を終わらせる、たったひとつの希望であるという。

太平洋魔女ローレライを乗せた戦利潜水艦[507]とその乗組員たちは、国家の、そしてひとりの男の壮大な陰謀に巻き込まれていく。

映画「ローレライ」との差異

原作小説とは別物、と思った方が良い。

ハードカバー上下巻合わせて1000ページ以上ある本作を、2時間少々の映像に詰め込むのはなかなか理があったのだろう、ストーリー等大きく改変されている。

原作では登場人物一人一人にスポットを当て、その人物の過去トラウマを細かく描写している場面もあるのだが、映画では要人物の年齢や出自を変更したため、それらが大きく改変、またはカットされていたり、原作で非常に重要な役割を果たしていた人物が登場すらしなかったりと、変更点は非常に多い。

映画を見てから小説を読んだ、またはその逆の人たちには違和感を覚えるかもしれない。

登場人物

一  戦利潜水艦[507]艦長。日本海軍少佐。43歳。
高須成美  同艦先任将校兼雷長。大尉。36歳。
田口太郎  同艦長。兵曹長。42歳。
征人  同艦乗務員。上等工作兵。17歳
清永喜久雄  同艦乗務員。上等工作兵。17歳
岩村五郎  同艦機関長。機関大尉。51歳。
木崎茂房  同艦航長。大尉。37歳。
早川芳栄  同艦乗務員。特殊潜航艇[海]艇長。中尉。33歳
リッツ・S・エブナー  元ドイツ親衛隊士官。少尉。21歳。祖母日本人ドイツ人クオーター。
パウラ・A・エブナー  フリッツ17歳
浅倉  軍部第一部第一課長大佐。45歳
三吉  軍部第三部第五課長大佐。45歳
土谷  海軍技術中佐。38歳。
菊政  一等兵。今作では、前部魚雷発射管室で架台から落ちた魚雷の下敷きになった。

戦利潜水艦[伊507]

元はフランス海軍潜水艦であり、[シュルクーフ]と呼ばれていた。

メキシコ湾でと衝突事故を起こすが、なんとか沈没を免れ上を漂流していたところをナチスドイツUボートに拿捕される。フランスから接収した四番の艦として[UF4]と名を変えたのち、PsMB-1搭載艦として極秘計画[リンドビュルム計画]の元、最新鋭の技術をもって大規模な改装が行われた。

PsMB-1の中枢機関となる小艇[ナーバル]を搭載するため、鈍重となった艦にそれまでの1.6倍もの力を持たせると、潜水艦にあるまじき水上水中速度に航続距離をもたらした。その機動力とローレライシステムを駆使し、世界中の荒らした果てに付いた渾名は[幽霊]。

ローレライシステム搭載の実験艦として就役してから約1年後、ナチスドイツは降し、[UF4]の乗員はローレライシステム提供亡命するため日本に渡った。艦の補修を受けたのちに、日本が接収した7番潜水艦として、[507]の名が冠された。

の装甲をい、二門の巨大な連装を携えたその姿は[潜戦艦]。

ローレライ・システム

正式名称は[PsMB-1]、ドイツ語読みで[ペー エス エム ベー アインツ] 探知システムの一種である。

通常のソナーは探信音波を放ち、標物に反射して帰ってくるまでの時間を計測・聴音することによって、標物の方位距離を測るが、ローレライソナーシステム根本から全く違うものである。

システムの核となるパウラを媒介に[感知]したものを電気信号から磁気に変え、発所にある直径1メートルの球体ガラスで出来たコロセウムで三次元再現することで、周囲を視覚的に把握する事ができる画期的システム

最大望遠は半径100km、最少は半径1km。

しかし、核であるパウラの感知力は偶然開したものであるため量産できない上、敵艦を一隻撃沈すると核に精神的衝撃波(ゼーレンブレッヒャー)という非物理衝撃を与え、しばらくシステムを起動することが出来なくなるという、兵器としては致命的な欠点が存在する。

敵艦

トリガー
アメリカ海軍に所属する、全長94mのガトー級潜水艦である。艦長はスコット・キャンベル少佐、副艦長はエドワード・ファレル大尉。別名[しつこいアメリカ人]。
豊後で攻撃を受け、一度戦認定が下される。復帰されないまま、[幽霊]を捜索するという特殊任務を与えられ、UF4が日本す2かもの間、追跡を重ねてきたためその渾名が付いた。
同じくガトー級の僚艦[ボーンフィッシュ]と共に[UF4]へ攻撃を仕掛けるが逃亡を許す。しばらく[UF4]が棄した[魔法]を捜索していたが、ONI示により硫黄島に姿を見せたシーゴースト、[507]を再び追うこととなる。
ボーンフィッシュ
アメリカ海軍所属のガトー級潜水艦
富山湾で爆雷攻撃を受け、浮上もままならない程の大きな損傷を受けた。タンクから重を流したり、魚雷管から毛布や日用品などを射出して沈没を偽装しなんとか生き延びるが、3週間もの間交信が途絶えた[ボーンフィッシュ]は戦認定が下されていた。対馬峡を出た直後に艦隊部から命が下り、戦認定が解かれないまま[トリガー]と共に[UF4]を追うこととなった。
スヌーク
アメリカ海軍所属のガトー級潜水艦。[ボーンフィッシュ]に次いで、トリガーの僚艦として[507]を追う。
キャンベル艦長く、「3か前に戦認定を受けたばかりの新顔」。

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