総士病とは (ソウシビョウとは) [単語記事]

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総士病とは、『蒼穹のファフナー』シリーズの主人公・真壁一騎が患った心の病のことである。

概要

そもそも「総士」とは、同シリーズの登場人物・皆城総士のことである。戦闘指揮官としてジークフリードシステムに搭乗し、真壁一騎をはじめとするファフナーパイロットたちを統括する役目を負う。

一騎と総士は幼馴染であるが、幼少期に訳あって一騎が総士の左目を傷付けてしまったことにより、長期に渡ってぎくしゃくとした関係が続いた。互いの意思疎通がままならないまま戦いの日々へ突入してしまうものの、TV シリーズ本編の前半でそれを乗り越え、ふたりの絆はより強いものとなる。

強くなった結果がこの「総士病」である。従って事実上、患者は一騎に限られる。

症状は、具体的には「総士を神様のように信頼する」「総士の名前を9連呼する」「総士の帰還が遅いことへの焦りを敵にぶつける」などといった形で現れる。当タグが付けられる動画もそれに関連したものが多い。

主な例は以下。

■アニメ一期
「総士！総士っ！総士っ！総士っ！総士っ！総士っ！総士っ！総士ぃいいいい！！！」（23話）
「返せ！総士を返せぇっ！返せぇぇぇっ！！」（24話）

■映画版
「なんでお前たちなんだ…なんで総士じゃない！」
「俺がやる。お前が望むなら。……総士」
「総士、俺がやる。お前が望むなら」※大事なことなので2回言いました

■ドラマCD
総士「お前にとって僕は神様か」　一騎「似たようなものかな！」（NOW HERE）
「父さんだって、母さんを喪った時は同じ気持ちだったんだろ！！」（GONE/ARRIVE）

■EXODUS
「お前が行くなら、俺も行く」（6話）

また、アニメ第一期のキャラクターソング「Flugel」や、劇場版における一騎のイメージソングである「FORTUNES/angela」も重度の総士病ソングだと評判である。

ヒロインや父にしてみれば悩ましい病気ではあるが、「総士のためにこうありたい」と想い続けることが一騎の戦闘能力に直接影響を与えているため、竜宮島を防衛する上でも治しがたいと言える。

なお根本的な治療法は発見されておらず、精神安定剤総士からあまり遠ざけないという対症療法が主となる。

皆城総士が竜宮島への帰還した後の『EXODUS』ではフェストゥムの襲来もなく、穏やかで平穏な時間の中で総士病はなりを潜めた……かと思いきや、「マカベ因子」について知らされ逃げるように総士の元に向かっていたり、皆城織姫の「日野美羽を守るためマークザインとマークニヒトに乗れ」という言葉に即断で追随したりと相変わらずのようである。