纒向遺跡(まきむくいせき)とは、奈良県桜井市の北部、JR巻向(まきむく)駅周辺にある遺跡である。
奈良盆地の東南部に広がる3~4世紀の大規模集落遺跡で、初期ヤマト政権発祥の地として知られている。
また邪馬台国の有力候補地とも考えられている。
これまでに東海や瀬戸内ほか、九州から関東に至る広範囲な地域から持ち込まれた土器が多数確認されている。
卑弥呼の墓との説もある箸墓古墳や日本最古級の前方後円墳とされる纒向石塚古墳など複数の古墳が遺跡内にあり、農耕具がほとんど出土せず土木工事用の工具が圧倒的に多いなどの特徴がある。
2018年5月に、中心施設から出土した大量なモモの種は放射性炭素年代測定により西暦135~230年の間に実った可能性が高いとの分析結果が出た。
248年ごろ没とされる卑弥呼の活動時期と重なることから、纒向遺跡が邪馬台国の重要拠点であったとする考え方を強める研究成果であると考えられている。
1971年に始まった発掘調査は全体の約2%にも足りない状態で、まだ不明な部分も多く残されている。
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最終更新:2024/04/19(金) 16:00
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