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羅刹単語

ラセツ

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もしかして: 羅切(らせつ) - 「魔をちょんること」を表す隠語で、羅刹とは特に関係はい。

 

羅刹(らせつ)とは、

  1. インド宗教族。転じて残酷なものの喩や架の人名などに用いられる。本項にて解説。
  2. ニコニコ動画における羅刹
  3. その他の羅刹

概要

元々はバラモン教およびその後裔であるヒンドゥー教神話に登場する食人の総称であり、その名前 राक्षसサンスクリットで「損を及ぼす者」を意味する。日本ゲーム小説等では「ラクシャーサ」「ラクサーシャ」「ラークサシャ」等々と表記されることがあるが、サンスクリットの転写として最も適切なのは「ラークシャサ」である。現代のヒンドゥー等では長音や音が略され「ラクシャス」と発音されるため、現代的な文脈ではこう表記される場合もある。

男女の別があり、男の方は羅刹娑(ラセツシャ。 Rākṣasa (ラークシャサ)の音写)あるいは羅刹婆(ラセツバ。娑と婆を混同したもの)とい醜悪とされる。女のほうは羅刹斯(ラセツシ。 Rākṣasī (ラークシャスィー)の音写)あるいは羅刹女(ラセツニョ)*い男と違って美麗、あるいは美女に化けるとされる。羅刹(らせつき)とも、足が速いことから速疾(そくしつき)とも、その恐ろしさから可畏(かい)とも呼ばれる。またそのイメージは性質のよく似た日本地獄獄卒の造形にも影を与えたとされる。

* 『西遊記』の牛魔王正妻羅刹女彼女の場合はラセツジョとも読む)は地仙(下級仙人)・鉄扇の別称であり、この羅刹女が女の羅刹であるとは単純に言い切れない。とはいえ原本によると起は古来のの精らしく、羅刹のように変身にも優れ(しかも化かし合いの相手は人をサポートする化け猿。後述)、芭蕉バナナの葉の)扇=南方、というように羅刹に通じるイメージが盛り込まれている。なお、後代の続篇『後西遊記』では羅刹られるほどの上級仙人になったようだ。

羅刹(ラークシャサ)

原初においては自然界に身近に存在する精霊のような存在だったようだが、その内に魔術や幻術を操ってその身を変化させ、人に憑依したり惑わせる恐ろしい霊的存在とされた。また優れた戦士でもあり、族(デーヴァ)もしくは魔族阿修羅アスラ)や悪叉、ヤクシャ)の軍勢に加わったり、時には人間の軍隊に加勢することもあった。
しばしばラークシャサはアスラやヤクシャ等と混同されることもある。というのもインド神話では、例えばラークシャサの王ラーヴァナとヤクシャの王クベーラは互いに異兄弟である、といったように兄弟姉妹であっても系の血筋によって異種族と捉えられることがしばしばであるため、ますます混同が進むというわけだ。

ヒンドゥー教神話によれば、かつてラークシャサたちはその傲慢ゆえにランカー(俗説では現在スリランカだが、学問上の定説ではない)を逐われてしまっていた。10の頭部と10組の腕を持つ巨のラークシャサ王ラーヴァナは、一族再を願い1000年もの間に自ら9つの頭部を切り落とす等の苦行を果たし、ついに原初ブラフマー(方の曽祖)の加護を得た。そしてランカーを治める異兄弟クベーラと争ってこれを破り、彼をか北のカイラス山(ヒンドゥー教ではシヴァの徴(リンガ)、チベット仏教では須弥山と同一視)へと追放して宿願を果たしたのだった*。しかしそれだけで飽き足らぬラーヴァナは他の兄弟たちとも争い、冥王ヤマ(閻魔)やインドラ(帝釈天)を始めとする魔にも挑んでその尽くを降していくが、族ヴァナラたちの補佐を得た王子ラーマ(秩序ヴィシュヌの化身(アヴァターラ))に討ち取られた。

* おもしろいことに、これより以前にクベーラも1000年間の苦行を経て曽祖ブラフマーに認められ、の位と戦車を与えられたが、戦車はこの戦いでラーヴァナに奪われた。そしてこの1000単位兄弟ゲンカを仲裁したのは彼らのヴィシュラヴァ・・・つまり、ある意味この争いの本人。この曽祖にしてこの息子である。

羅刹天・護法神

羅刹は仏教(密教)に取り入れられ、その王は十二方位を守護する十二の一、羅刹となった。(デーヴァ)とはバラモン教・ヒンドゥー教の善族や善化した族で、羅刹が守護する南西の果てには羅刹があるとされる。

羅刹は別名を底王(ネイリチオウまたはニリチオウ。Nirṛtī-rāja (ニリティー=ラージャ)の音写&翻訳)とい、獅子に跨りを振るう武人の姿をしている。こちらは元々はヒンドゥー教のローカパーラ(八方位頂&地底の十方を守護する)の一柱で、南西を守護する女性武神である。その起バラモン教の破壊と滅亡を女神であり、ニリティーの男性形 Nirṛta (ニリタ)は魔族ルドラの一柱の名でもある。その名は「吼える者」を意味するとも「法者」を意味するともされる。その属性方角の近似性から、死者ののある南を守護する閻魔(ヤマ)とも大いに混同されたり、協関係にあるとされたりする。よってその族である羅刹は(本来は閻魔の領分である)地獄獄卒地獄卒」をすときもあり、その用はの造形に大きな影を与えている。

仏教における羅刹たちは基本的に護法(護法善、諸とも。仏法を守護する諸々の霊的存在)として、四天王の一である多聞天(または毘沙門天。元来は叉王クベーラで地中の財宝をる)の下で叉たちと共に仏法に仕えているとされる。また羅刹女の中にはそれぞれに本地(化身としての羅刹に対する、としての本来の姿)を持つ者がいるとされ、経典によっては8体とも10体とも12体とも72体(!)とも言われている。

羅刹国伝説

このように羅刹が南(西)方にあり、羅刹の女は恐ろしくも美しく、王も女性であるということから、か南の果てに美しい鬼女ばかりが住む羅刹伝説が生まれた。

玄奘は『大唐西域記』でスリランカ伝説の一つとして、羅刹女のに漂着した大商息子・僧伽羅シンガラ)の話を紹介している。僧伽羅天馬に乗って脱出すると、羅刹の女王が追ってきて妖術で本を滅ぼしてしまった。代わりに僧伽羅が王となりを攻めて羅刹を退治し、その名がシンハラ(スリランカの多数民族名)になった。
日本の『今昔物語』にもこの物語が収録されているが、僧伽羅僧・伽羅(きゃら)と解釈され、500名の漂着者の中で彼だけが加護を得てを脱出する、と元ネタの前半部分までで説話的オチがついて終わる。
なお、囚われた男たちはみな誘惑され羅刹女たちの伴侶にされた。というのもギリシアアマゾネス伝説しかり、女ばかりでは子孫が残せないからである。先述のとおり子の種族は方の血縁で決まるので、生まれる子供は全て羅刹となるというわけだ。

日本にも古来より東方南方上に浮かぶ女性ばかりの伝説があり、それが羅刹伝説と結びついて美しい鬼女の住まう「東女」として中国にも伝わっている。

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最終更新:2019/08/25(日) 19:00

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