群像劇とは、映画・演劇・小説などで使われるストーリー手法のひとつ。グランドホテル方式、アンサンブル・プレイ、群集劇とも呼ばれる。
群像劇には以下の二つのパターンがある。
1の場合であれば、いわゆる複数の主人公が存在する作品といえる。それぞれのエピソードはそれ単一で完結し、別のエピソードとの対比などをさせることはあっても、それぞれのつながりの必要性は薄い。また、映画や舞台などではエピソードは同時進行することが多い。
一方、2の場合であれば、ひとつの出来事に対して複数の人物の視点を借りることにより多角的な面から検証でき、取り扱う「事件」や「事象」が主人公となるストーリーといえる。また、エピソードは一つ一つ語られ、完結してから次のエピソードに進む場合もある。その場合、本来起承転結をたどるべきである物語が、いきなりクライマックス部分を持ってくることもあり、何故このような状況になったのか、登場人物らは何故このような状況に巻き込まれたのか…そういったことが別の人物のストーリーから徐々に明かされていくパズルのような謎解き要素もある。
もちろん、これらを折衷させた作品も多い。複数のエピソードの主人公たちが集まり最終的解決を図る作品や、複数の登場人物たちが絡み合うのを視点を移動しながら追っていくストーリーなども群像劇であるといえる。
共通していえることは、群像劇の全体像を認識することができるのは「神の視点」を持つ作者と読者/視聴者のみであり、登場人物たちには全体像が把握できていないことである。逆に言えば、全体像を認識できているキャラクター、いわゆるトリックスターや狂言回しなどはすなわち「神の視点」を持つということであり、裏で全てのエピソードを引き起こしている黒幕であったりするなど、物語にとって重要なキーパーソンとなることが多い。
ニコニコ動画で有名な群像劇作品は『バッカーノ!』や『デュラララ!!』などこの手の手法が大好きである成田良悟氏原作の作品が多い。映画ではガイ・リッチーやクエンティン・タランティーノなどが群像劇を得意としており、成田氏が影響を受けた作品もある。
他にも「この作品も含まれる」って声があれば追加してください
掲示板
209 ななしのよっしん
2023/12/31(日) 13:00:55 ID: jeHC142bKa
>>208
HUNTER×HUNTERの王位継承戦のウケがイマイチよろしくないのはストーリーの複雑さもあるけどやっぱポッと出のキャラばかりだからだろうなぁ
ビスケやハンゾー、旅団等の既存キャラが登場するとみんな結構盛り上がるし「先に人物描写されてる」ってのは、特に路線変更して群像劇になった作品では重要なのかもしれない
逆に最初から群像劇の作品は当たり前だけど全員ポッと出になるわけだし、良作とされる群像劇ものは人物描写を丁寧にやりつつ物語展開させている印象
210 ななしのよっしん
2023/12/31(日) 13:03:52 ID: 65u7iUHwJw
211 ななしのよっしん
2024/04/10(水) 00:19:25 ID: Wzt72NqcoY
仮面ライダーアギトはファイズ以上に群像劇が徹底されてたと思う。
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最終更新:2025/03/28(金) 06:00
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