羽根とは、鳥の翼、あるいはそこから抜けた羽毛の一本を指す言葉である。
翼、羽、羽根は区別されずに使われることもあるが、翼は鳥、コウモリ、虫、飛行機などが持つ飛ぶための器官やパーツのことを大雑把に指し、羽はその中でも生物が持つもの、羽根は前述の通り鳥の翼や羽毛の一本を指すことが多い。昆虫や節足動物の羽は脊椎動物のそれとは起源が異なるため、学術上「翅」と記して区別する。ただこれは目を「眼」と書くようなものなので、べつに昆虫のそれを羽と書いても特に問題となる場面は少ない。
羽根は装飾や加工品の原料として昔からよく用いられてきた。例としては羽根ペン、インディアンハット、バドミントンのシャトル、矢羽など。また「赤い羽根共同募金」が協力者に募金の証明として配っている赤い羽根も有名である。
前述のシャトルや餃子の薄皮、パチンコ台の一種である羽根物など、その形から「羽根」と呼ばれる物も多い。
このように羽根は古くから我々人類にとって身近な存在であるのだが、その理由として「翼から抜けること」も羽根の機能の一つであることが挙げられるだろう。
皮で形成されたコウモリの翼 | 長い羽根の生えたトキの翼 | 求愛用のクジャクの飾り羽 |
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コウモリやモモンガなどの翼は自身の皮を広げて形成しているため、非常に繊細である。治癒するとはいえ破れれば飛行能力はガタ落ちし、とっても不便。一方で鳥の翼には長い羽根が生えており、多少のダメージを翼に受けても羽根が抜けるだけで飛行能力を失わずに済むのである。
その他、飛ぶための揚力を得る、異性への求愛、敵への威嚇、個体識別、虫を捕まえるなど様々な役割を持つ。
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最終更新:2025/02/18(火) 07:00
最終更新:2025/02/18(火) 06:00
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