聖剣伝説 HEROES of MANAとは2007年にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドーDS用のストラテジーRPGである。略称は聖剣伝説HOM、聖剣HOMなど。
聖剣伝説3の19年前が舞台となっており、同作に登場した「いにしえの都ペダン」にまつわる物語が展開される。
ARPGが多い聖剣伝説シリーズとしては初めてRTS(リアルタイムストラテジーシステム)を採用した異色作である。
前述のとおりRTSを採用しており、リアルタイムに進む時間の中で、ユニットの召喚、移動、攻撃などの指示を出し、各ミッションに与えられた勝利条件の達成を目指すことになる。
ユニットは下記の種類が存在し、物語が進行するに従って使用できるユニットの数が増えていく。なお、本作のジャンルにはRPGと書かれているがユニット毎のレベルアップはなく、攻撃力などを強化するアイテムはカリスマユニットのみ装備できる。
主人公などの主要人物にあたり、ミッション開始時に決められた人数の中で任意に出撃ユニットを選択する。各キャラクターには出撃時に周囲の特定MOB(汎用モンスター)を強化するバトルスキルと、待機時に様々な効果を発揮する待機スキルがそれぞれ設定されている。どんな相手でも安定してダメージを与えられるほか、アイテムや魔法などを装備して強化することができる。
地上MOB
重装MOB
地上戦においては最も強いMOBで、地上MOBに強く飛翔MOBに弱い。
マップのどこにでも移動できるMOBで、重装MOBに強く弓MOBに弱い。
遠距離攻撃が得意なMOBで、飛翔MOBに強く地上MOBに弱い。
収穫MOB
MOBを召喚するために必要な施設や召喚コストに必要な資源を集めることができるMOB。
特殊MOB
前述の強弱関係には当てはまらず、索敵用のMOBや強力な遠距離攻撃ができる兵器が含まれる。
本作品の評価は真っ二つに分かれる。
発売当初は、
・RTSというこれまでの聖剣シリーズとは違うジャンル
・移動AIの頭の悪さ
・聖剣伝説3とのストーリー上の矛盾点
などの理由から「くそゲー」と評価されることが多かったが、他の国産ゲームには少ないシステム、2週目やフリーバトルなどのボリュームの多さ、今なお続くWI-FIランキングといった要素によりハマる人はとことんハマる「スルメゲー」という評価も定着しつつある。
両者は相容れないものであり、このことから本作は人選の激しいゲームと呼ばれる。
なお、音楽は聖剣伝説 LEGEND OF MANAと同じく下村陽子氏が担当しており、「運命はかくも残酷に」など名曲も多く、一定して高い評価を得ている。
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最終更新:2024/04/18(木) 11:00
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