『聖戦士ダンバイン』とは、1983年から1984年にかけて放映された日本サンライズ制作のテレビアニメである。
監督は富野由悠季。
バイストン・ウェルの物語を憶えている者は、幸せである。心、豊かであろうから…
私達は、バイストン・ウェルの記憶を記されてこの世に生まれてきたにもかかわらず、
思い出すことのできない、性を持たされたから…
それ故に、ミ・フェラリオの語る、次の物語を伝えよう…
総監督 | 富野由悠季 |
---|---|
作画監修 | 湖川友謙 |
音楽 | 坪能克裕 |
制作 | 日本サンライズ |
製作 | 名古屋テレビ 創通エージェンシー 日本サンライズ |
話数 | 49話 |
当時としては珍しい異世界ファンタジー物語のロボットアニメである。
また、異世界転移作品が日本アニメ界で流行する前に制作された、先駆者的な作品ともいえる。
『バイストン・ウェル』と呼ばれる、中世ヨーロッパ風の異世界に召喚された地上人ショウ・ザマの戦いを描く。『オーラバトラー』と呼ばれる昆虫の様な人型ロボット、曲線多用デザインの『オーラシップ』と呼ばれる空飛ぶ戦艦が登場し、オーラバトラーのパイロットは選ばれし者『聖戦士』と呼ばれる。
『無敵超人ザンボット3』『伝説巨神イデオン』ほど過激とは行かないまでも、総監督富野由悠季の異名『皆殺しの富野』に相応しい、血で血を洗うストーリーが展開される。
氏特有の『機動戦士ガンダム』で、『宇宙』を『そら』、『伝説巨神イデオン』で『無限力』を『むげんちから』と読ませた言語感覚はこの作品でも受け継がれ、世界観のキーとなる生体エネルギー『オーラ』の強さを表す用語『オーラ力=オーラちから』が視聴者の胸をうつ。
現在でもたまに使われる、ゲームやアニメのキャラクターが一時的に超パワーアップする現象を指す語『ハイパー化』もこの作品が由来である(37話~)。
世間的には「聖戦士=イスラム世界のため聖戦を行う者たち≒過激派テロリスト」に近い印象を与える物騒な用語ではあるが、アニメファンの間では聖戦士といえばこのダンバインの話題にしかならない(次点:聖闘士星矢)あたり、日本の平和に一役買っている(?)偉大な作品でもある。
余談だが、放送中にメインスポンサーのクローバーが倒産したため、プラモデルを販売していたバンダイがメインスポンサーとなった(ただしビルバインの玩具販売はトミーが請け負った)。
1988年には、本作から700年後の世界を描いたOVAシリーズ『New Story of Aura Battler DUNBINE』が製作された。ダンバインの登場人物たちが転生を果たした世界での、オーラバトラーとバイストン・ウェルを巡る物語となっている。(ただしシルキー・マウとショット・ウェポンの2名に関しては、転生ではなく「ダンバイン」本編で登場したキャラクターと同一人物である。)
また、直接の関連作として後年、富野監督本人によって後述の小説が執筆され、それらは『バイストン・ウェルシリーズ』ないし『バイストン・ウェル・サーガ』などと呼ばれている。
掲示板
325 ななしのよっしん
2024/03/27(水) 13:13:20 ID: OCfHJnWdAH
異世界召喚で無双どころか、外国人部隊として使い倒されて、主人公もなんか使命感に目覚めたからそれでええわみたいな感じで
スピンオフでは一国一城の主になってたりするようだけど
326 ななしのよっしん
2024/03/27(水) 13:22:38 ID: bUeOf/qKpv
リムルもだけどフラオン王とかガラリアとか結構アレなキャラが多くて、初めて見たときは結構腹が立ったおもひで
バーンよりはわかりあえそうなトッドと最後まで友達にならなかったのが悲しかった
327 ななしのよっしん
2024/04/20(土) 05:03:27 ID: alS0DAHL+k
>>スピンオフでは一国一城の主になってたりするようだけど
PSで発売された聖戦士伝説のことですな。
ifストーリーとしては中々見応えあって
原作で名前だけは出てきたリの国に
ゲームのオリジナル主人公が召喚されて序盤から王となるもので
原作ショウが機械を使って機械を倒すのは毒を以て毒を制すと同じというだけあり
オーラーバトラーを使わずにクリアすると
エンディングで主人公が聖王と謳われたり
最難関ルートではリの国が聖王国という誉高いことになる
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最終更新:2024/04/25(木) 11:00
最終更新:2024/04/25(木) 11:00
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