聖鈴伝説リックル(せいれいでんせつ〜、聖鈴伝説LICKLE)とは、タケルが開発し、1992年にタイトーから発売された、ファミコン用のアクションゲームである。英題はLittle Samson。
はるか昔。魔王タ・キードが世界の脅威となったとき、神々によってその存在が封印された。
その際、神々の力は4つの鈴(聖鈴)となってそれぞれが異なる地へと散り、いつしか、「鈴を手にした者こそ、伝説の勇者である」という伝説が生まれたのであった。
以来、長らく平穏を保っていた世界だったが…悠久の時を経て魔王タ・キードは更に力を蓄えて復活し、軍勢を率いて再びの侵攻を始めた。強力な戦力を持つ魔王配下の戦士達を相手に、時の皇帝ハンス14世率いる兵は太刀打ちすることが叶わなかった。
そこでハンス14世はかつての伝説を耳にし、各地の鈴を持つ者へと鳩を飛ばして招集、命運を託すこととした。
こうして皇帝の下に、異なる出自を持つ4人の勇者が集う。
白き鈴の勇者リックル、青き鈴の勇者キキラ、赤き鈴の勇者ガンム、緑の鈴の勇者コウ。
彼らは救世の任を果たすべく、冒険へと旅立つ――
異なる能力を持つ4人の勇者を操作し、敵を倒しながら進んで行く、横スクロールアクションゲーム。最序盤はセレクトできる各キャラクターごとのオープニング4ステージから始まり、全員が合流を済ませてからは場面によってキャラクターを切り替え進んでいく。
なお、リックル以外の勇者は死亡するとアイテムの薬を使うかコンティニューするまで復活できない。
また、エンディングを除いて作中にテキストは登場せず、キャラクターの動きのみでストーリーが表現されているのが特徴。
開発はキャラクターメイクアクションゲーム「ココロン」も手がけたタケル。そのため操作感やサウンド・グラフィック、システムなどにココロンと共通する点がある。例えばキキラの滞空能力は、ココロンの「ジェット」ボディーと同じ操作感である。
スタッフ面でも、ココロンでキャラクターデザインを手がけた転清がディレクターを、吉本伸一がディレクター・プロデューサー・シナリオをつとめており、作曲にはココロンにも参加していた横山喜次(流石喜次名義)、ノスタルジア'1907などで知られる鞠川雪映(ゆきまり名義)が携わっている。一方、ロックマンの生みの親でココロンのディレクターであった北村怜は参加していない。
中村幽子らによる美術のもと、転清によって描き出された緻密で美しいドット絵はもはや狂気の粋とまでいえ、高い評価を集めている。
しかし、このゲームもまたファミコン後期に発売され、後々になって名作と呼ばれたゲームの一つであった。流通量は少なく、複製品も多数流通。本物は現在相場約10万円の値が付くファミコンソフト屈指のプレミアソフトとなってしまっている。開発会社であるタケルの倒産のためなのか、2023年現在も復刻されていない。
難易度をEASY・NORMALの2種から選択できるが、EASYではラストまで進めることができず、エンディングで存在が示唆されるのみとなる。
脚本 | |
---|---|
演出 |
|
技術 | |
殺陣 |
|
美術 | |
音楽 | |
協力 |
|
美術監督 | |
監督 |
|
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 08:00
最終更新:2024/04/20(土) 08:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。