職場ヒヤリハット 単語

1件

ショクバヒヤリハット

2.0千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

職場ヒヤリハットとは、多くの会社が取り入れる、実際に体験した危険な行動(ヒヤリ)、職場環境から推察される危険な要因(ハット)を報告し、善する活動である。

概要

職場安全活動、環境善活動とも。


は恐らく、「ビックリした」「危ない所だった」と言う行動から生まれる、冷や=ヒヤアセ=ヒヤリ

「驚いた」「気がついた」と言う感情を表した、息をむ=ハッとする=ハット。と思われる。

 

レベルは問われず、り傷程度の受傷の可性でも報告し善する。これらの活動を通し職場の危険箇所を善し、より良い職場環境を構築し仕事の効率化、安全化を図る。企業によって活動内容に差はあるだろうが、大体、年間12~24件の提出が義務付けられていると思われる。

あまり大きな声では言えない概要

この活動に拒否権はい。的活動ではあるがされる。年間一定数の危険箇所の提案、発見を義務付けられている。

日本が変?何を言ってるんだ?不審な点はどこにもいよ?サラリーマンなら当たり前さ!

めい‐れい【命

上位の者が下位の者に対して、あることを行うように言いつけること。また、その内容。「―を下す」「―に従う」「部下に―する」「―一下」

 それが「業務外の自的活動」であってもその命は絶対なのだ。

…泣いても良いよ。

活動実態

どんな怪の可性でも報告する事になっている、と表向きはそう謳っているが、あまりにも荒唐稽な提案は却下される。もちろん有り得ない事もNGだ。

…怪って、荒唐稽な事や、有り得ない、と考える心の隙が原因の大半だと思うんですけど…。

 

この様に積極的な提案を元に安全な職場環境へと善されていくのだ!

問題点

  • 【問題点1】長年同じ場所で働いている場合。
    もう、危険な箇所は出し尽くしているのに、会社からは「提出しろ」と催促される。
    するとどうなるか?過去に出した危険箇所をちょっとざんして再提出する、と言う事が横行する。
    でも、それならばまだマシである。
    酷い場合になると、わざわざ危険箇所を故意的に作り出し提出を行なう事になる。
  • 【問題点2】に危ない提案は出せない。
    どういう事か説明すると、自分で善不可な事は提出できない。
    またが掛かる対策も不可だ。(全ての企業がそうだとは言わないが…。)
    なので、がどう考えても危険な箇所ではあるが放置されるのだ。
    その結果、善できない箇所でかが怪をし
    提出を守る為にを切って善する人も出てくる。
  • 【問題点3】出し惜しみ
    この活動は、例えるならば「ハイレベル間違い探し」である。
    いた、見つけた危険箇所は、自分の発表の機会まで黙秘する。
    そうしなければネタが取られるからである。もちろん、その間は危険な箇所は剥き出しである。
    さっさと善してしまうのも手ではあるが、
    自分の発表順番までの待ち期間にかに発表されてしまう恐れもある。
    かと言って放置しておくとかに発見される恐れもある。
    そういったギリギリのやり取り、心理戦を経て発表をするのだ。
    が怪をしようが関係ない。も信用など出来ない。全て敵だ。自分の身が可愛いのだ。
  • 【問題点4】過去記録
    この活動も歴史が古いので、過去の対策が元に戻って危険が再発生する場合もある。
    その対策を知らない新入社員は、その危険を「これだ!」と発見し発表、報告するが、却下される。
    過去に出た同じ対策だからだ。
    過去など関係ない。今!危ないだろうが…ッ!
    叫んでも駄である。駄なモンは駄なのだ。
  • 【問題点5】本末転倒
    問題点1~4も十分本末転倒であるが、こんな場合がある、と言うかあった。
    もう、ネタも出尽くした現場で、次の発表者であったA君は、何も思いつけず焦っていた。
    「この職場はもう安全だ!」と叫びたかったが、会社がそれを許さない。
    A君は悩みに悩んだ。悩みすぎて仕事中、階段を踏み外すほどに…。
    会社の公式発表で「階段を踏み外した原因はA君の不注意」で片付けられた。
    肝心の不注意の原因は闇に葬られた…。

本来なら

を防ぐ活動は素晴らしいと思う。仕事中、、手足を失ったり、半身不随、最悪死に至る事故も聞く。これ等を防ぐ活動は良い事だと思う。

しかし今の活動は、発見する事が的ではなく、提出する事が的となっている。

職場を挙げて時間を掛けじっくり調しては駄なのか?なぜ危険箇所を提出できないと怒られるのだ?

そして、会社が業務外として義務付ける自的活動QCサークル等)が、どれだけ体力と精を消耗し、うっかりミスを増やし、それが原因で怪をしているのか判らないのだろうか???

 

社会人として生きるコツは【理不尽】をどれだけ受け流せるかに掛かっている…。

関連項目

この記事を編集する

掲示板

  • 19 ななしのよっしん

    2019/05/07(火) 01:15:54 ID: x1DUQnUBmw

    本末転倒と感じるのは、時間をかけて苦労して考えて、その揚げ句、柵と警標と守ることの出来ないルールができ上がるから。リスクマネジメントPDCAを導入している会社なら経営層に問題の善義務があることを理解してなくちゃならない。まあ経営者が全然理解してない会社が大半だけど。
    それを経営者に摘すると
     ・私は現場経験もあり、現場のことは全てわかってます(だから現場の報告なんて要らない)
     ・私は現場のことを知りません。そんな重大なことがあるとは知りませんでした(だから責任はない)
    と言い逃れる人が多い。

  • 👍
    0
    👎
    0
  • 20 ななしのよっしん

    2019/05/07(火) 01:33:02 ID: x1DUQnUBmw

    だから、従業員の人に現場の不具合を文書で報告してもらい、それを経営者本人に見せて欲しいのよ。経営者に言い逃れさせてはいけない。
    安全教育を受講したときに出席者名簿に名前書かされるでしょ?
    あれは、経営者が「ちゃんと教育して本人も納得しました」というアリバイ作りのために行われている。出席者名簿を記録するだけならワープロでつくればいいのに、わざわざサインさせるのはそのため。
    リスクマネジメントでは、従業員の提示した不具合に対して、経営者側も文書で回答させ、経営者の認識不足をなくし退路を断たせる仕組みになっている。労働災害公害が起きたとき、経営者が問題を認識していたか、従業員は認識していたが経営者に黙っていたかで、労基署や行政の反応はかなり違ってくる。
    従業員が災害公害頓着だとこれらの仕組みは全く働かない。だから5SやKYTで訓練し、ヒヤリハット善提案報告でリスクの抽出をする。
    膨大なリスクの中には重大なリスクが含まれる、、、ハインリッヒの法則の話はここにつながる。

  • 👍
    0
    👎
    0
  • 21 ななしのよっしん

    2021/06/19(土) 15:16:10 ID: brO0E5pSQr

    最悪の結果になる前段階で危険を脱することなんて

  • 👍
    0
    👎
    0

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/04/19(金) 09:00

ほめられた記事

最終更新:2024/04/19(金) 09:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP