東部に飯豊山地が連なる、東西に細長い市。
2005年9月1日に北蒲原郡中条町と黒川村の合併によって発足した。
近世は、新発田と村上という、この辺りの二つの城下町に挟まれており、それらを繋ぐ町として栄えていた。
特徴的な名前は公募によって決められた。これは合併する中条町と黒川村両方を流れ古来より愛されてきた胎内川が由来であり、「ロイヤル胎内パークホテル」や「胎内スキー場」など胎内という言葉が合併前から広く使われていたため。
しかしそもそもなぜ胎内川がそういった名前となったかはよくわかっていない。以前はアイヌ語で清らかな川を意味する「テイ・ナイ」から来ているということが合併の際の回覧板に載ったこともあったが近年これも誤りであるとされている。
山間部に平野部の間を先で述べた胎内川が横切る典型的な扇状地。
民家が密集しており、高い建物はほぼない。すぐそこに山が迫る。
中心となる駅はJRの中条駅。一日の乗降客数は少ないが駅舎は立派な造りをしている。
とても自然が豊か。特に水のきれいさには定評がありそれを生かした米や地ビール、ワインなどが特産品となっている。最近はラーメン熱が高まっているらしい。
毎年、市の花であるチューリップの開花時期に合わせて、チューリップフェスティバルが開催され盛況を博している。
また1984年に始まった、8月中旬に行われる胎内星まつりは国内では最大規模の天体観測イベントとして有名。
やらにゃんという耳がイカみたいな猫モチーフのゆるキャラがいる。
この他に弓の名手である板額御前をモチーフとした板額ちゃんやチューリップをモチーフとしたリップルもいる。
2010年には胎内検定、通称「胎検」という全国的に珍しいご当地検定が開催された。
参加料は1000円で受験資格はなく誰でも参加でき、ペンシルの類は使わず自らの五感をフル活用して胎内市の自然や歴史、食事などの知識を推し量るというもの。最終的に109名が参加し盛況のうちに終了した。
海が遠いこともあり夏は暑い。2019年8月15日、台風10号の影響でフェーン現象が発生し、最高気温40.7℃を記録したことで全国にその名を轟かせた。
隣接する村上市とともに洋上風力発電の誘致を進めてきた努力が報われ、2021年9月、胎内市から村上市までの幅およそ18kmの海域が国によって洋上風力発電導入の検討を進めるべき有望な区域に選定された。
協議や工事が順調に進めば2031年ごろに運転が開始される見通しとなっている。
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最終更新:2024/04/24(水) 08:00
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