読みは「はらすじにそうろう」。「ふっきん~」ではない。
元ネタは2015年7月下旬、とあるtwitter上のツイート
(https://twitter.com/ransedoukoukai/status/624532888894095360)にて紹介された、
『戦国関東の覇権戦争 北条氏VS関東管領・上杉氏55年の戦い』(黒田基樹 著)における上杉謙信公の手紙からの引用部分
“加様に東方の衆(佐竹氏ら)にさえ出合い、敗戦せしめ候、
増して愚(謙信)の越山に旗を合わすべきか、腹筋に候”
より。
現代語訳すると
“このように東方衆に対してさえ合戦して敗軍しているのに、ましてや
私が越山したときに対戦してくるのだとしたら、ひどくおかしいことだ”
となるとのことだが、更に現代風に訳せば
“佐竹ごときにすらボロ負けしてんのにあいつらまだ俺と戦おうとか、
氏政マジアホスww 腹筋崩壊するわwww”
となろうか。
2ちゃんねるVIP発祥のネットスラングとして広まって久しい「腹筋崩壊」という表現を、約450年前の、それもかの謙信公がほぼ現代と同じ用法で用いていたという事実は多くのネット民達に衝撃をもって受け入れられ、上記ツイートは瞬く間にWEB上に拡散。その後ねとらぼやニコニコニュースといったニュースサイトでも取り上げられ、一躍衆目を集めるトレンドワードとなった。
ちなみに「腹筋(はらすじ)」を「おかしくてたまらないこと、またはその様」という意味で用いること自体は昔からわりと一般的に行われていたらしく、現代の辞書にも普通に載っている模様(元々は「腹筋を縒(よ)る」という表現から転じた用法らしい)。
もっとも、品行方正で堅物なイメージの強い上杉謙信が用いていたというのはやはりインパクト大。
はっちゃける時ははっちゃける人だったのだろう。
~ 心に怒りなき時は、言葉和らかなり ~ (上杉家家訓16ヶ条『宝在心』より)
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最終更新:2024/04/24(水) 03:00
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