艦娘アラサーシリーズとは (カンムスアラサーシリーズとは) [単語記事]

艦娘アラサーシリーズとは、大人になった艦娘たちの日常を描いた作品、および市藤にたか氏がニコニコ静画等で投稿しているシリーズである。

概要

文字通り、アラサー（一部20代）になった艦娘達の近況を一枚絵と会話台詞、もしくは漫画で紹介するという趣向のイラストに付けられる。

発祥は、絵師・市藤にたか氏による艦隊これくしょんの二次創作 Web 漫画とされる。なお、pixivでの識別タグは「艦娘アラサー化シリーズ」となっているので注意すること。

ちなみに、史実の竣工から戦没までを艦娘の年齢とすると、実際に「アラサー」と呼べる艦娘は、雪風・榛名など、ごく一部である。（参考その1、その2）

以下、市藤にたか氏のシリーズについて解説する。

元々pixivで投稿していたが、人気が出たためニコニコ静画にも投稿されるようになったもの。

当初は睦月型姉妹がメインだったが、実装された艦娘が全員登場した後は、暁型四姉妹（第六駆逐隊）、吹雪型（吹雪・白雪・深雪）も登場している。なお暁型メインのお話のみ時系列が異なり、睦月型・吹雪型の6年後の設定となっている。

このシリーズに影響を受けて作られた矢野トシノリ氏の夕張30歳シリーズでは、現役引退後それぞれ平穏かつ幸福な第二の人生を歩んでいる艦娘を描いているのに対して、市藤にたか氏のシリーズでは、基本的にはギャグ中心ではあるが、「艦娘はあくまで兵器であり、人間と同じ待遇を受けることはできない」「人間と艦娘との間に生まれた子供は、生殖機能が無いなどの成長に異常をきたす」「現役時代に轟沈して命を落とした艦娘がいる」といった重い設定と世界観も併せ持っている。
後にpixivや静画のイラストをリテイクした同人誌も発刊しているが、こちらもシリアス色がかなり強い。