若乃花勝(わかのはな まさる)とは、元大相撲力士である。第66代横綱。
引退後は本名の花田勝(はなだ まさる)としてタレント、実業家として活躍。現在はタレント名を「花田虎上(読みは同じ)」と変え芸能活動をしている。
1971年東京生まれ。伯父は初代横綱若乃花、父は大関貴ノ花、弟は横綱貴乃花。
伯父、父が共に戦後の相撲人気を支えた大人気力士であり、入門前から弟と共にテレビ出演も多かった。
1988年、弟と共に父の藤島部屋に入門。1990年3月に十両昇進、同年9月に新入幕を果たす。
この頃より弟と共に「若貴フィーバー」と呼ばれる90年代前半の相撲ブームを巻き起こす。
力士としては体は大きくないがおっつけの名手であり、寄り、押しを主体とする正統派の技能力士。粘り腰が強く、攻め込まれても逆転できる鋭い技を持っていた。
大関までは比較的スムーズに昇進し、先に横綱に昇進していた貴乃花と共に史上初の「兄弟横綱」を期待されるが、当時の幕内力士の中では小柄な体格で曙、武蔵丸と言ったハワイ出身の大型力士相手に苦闘し、横綱昇進に決定的な成績を納めることはなかなか出来なかった。
それでも1998年3月、5月と連覇し、横綱昇進を決める。ただし5月の優勝は12勝3敗と低成績での優勝だったので「もう一場所様子を見た方が良いのではないか」との異論も出たと言う。
横綱昇進後は休場が多く、皆勤しての最高成績は13勝2敗の優勝同点。この場所は新鋭の千代大海に本割、優勝決定戦と連続で敗れて逆転で優勝をさらわれた。その後は結局長く土俵を務めることは出来ず、2000年3月に現役引退。年寄・藤島を襲名するが、同年12月に突如相撲協会を退職、タレントに転向する。
寡黙でポーカーフェイスな印象が強い弟貴乃花に対して、柔和で人のよさそうな彼のキャラクターは大衆的人気を博した。力士としては求道者的な貴乃花に対して、仕事として割り切るさっぱりとした所があった。
後年語ったところによると、相撲は好きだが自分より大きい相手と戦うのが嫌でプロになりたいとは思っておらず、横綱に昇進したら辞めるという条件つきで角界入りしたという。とはいえ、大関時代に現役続行も危ぶまれる程の怪我をしながらも横綱昇進、年間最多勝獲得(1998年)を果たした不屈の力士であった。
タレント転身後はちゃんこチェーンを経営し、またテレビタレントとしてバラエティ番組などに出演している。
掲示板
10 ななしのよっしん
2019/07/12(金) 04:10:38 ID: WMYfIm12zX
11 ななしのよっしん
2019/12/01(日) 17:31:23 ID: KOZf+oWCT9
ちゃんこチェーンは経営権を売却済みで今は関わっていない。別法人が運営してる。
>>10
そうだよね。
初代若乃花は10代二子山、初代貴ノ花は11代二子山だから。
12 ななしのよっしん
2020/03/26(木) 03:16:06 ID: WMYfIm12zX
現在アベマの相撲中継で活躍中
解説は実演も交えてすごくわかりやすい
「親父や当時の理事長が怖かった」「ふんばりすぎて足の小指がちぎれた」「曙や武蔵丸に張られすぎて奥歯全部砕けた」などのブラックユーモアも軽い語り口で披露してくれる
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最終更新:2024/04/25(木) 07:00
最終更新:2024/04/25(木) 07:00
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