荒唐無稽のルシッドドリームとは (コウトウムケイノルシッドドリームとは) [単語記事]

荒唐無稽のルシッドドリームとは、根拠がなくでたらめな明晰夢（めいせきむ、夢だと自覚している夢）の事である。
…と、いうのは冗談で、AD Vゲーム『Steins;Gate』の2次創作である。略称はALD(Abs urd Lucid Dream)。

概要

Ton da氏が「シュタインズゲートがあまりに面白かったんで、記念に漫画を描いていこうと思いました。」と言う触れ込みでpixivに投稿した6コマ漫画の連載が大本。ある程度まとまった数を描いたら、動画化してニコニコ動画に投稿という形を取っている。

内容に関してはただでさえ濃い元ゲーのキャラが縦横無尽に暴れるカオスなものが大半でときどきしんみりするいい話を持ってくるのが心憎い。

上記の文章からなんとなく想像出来ると思うが、本編クリア後のユーザーを対象にしている為、初めからネタバレがクライマックスである。要注意。

登場人物

ラボメン

岡部倫太郎: 長い時空の旅も終わって厨二も抜けつつある主人公。自称・鳳凰院凶真、通称オカリン。かつてはいろいろと痛々しかったが、長きに渡るタイムリープ経験、そして自分の分も紅莉栖が暴走してくれるからかだいぶ本編より落ち着いた性格になっており、助手のツッコミ・セーブ役になっている。しかしもちろんやっと辿り着いたSG 世界線で自重するわけがなかった。長い経験の果てに完全なるツンデレ制御能力を会得している。
牧瀬紅莉栖: 本編でのトゥルーヒロイン。作者からも読者からもオカリンからも愛されてる正真正銘のヒロインである。しかし、オカリンを想うあまりに飛び出す奇行の数々はもはや本編での凛々しい姿は見る影もなく、その姿はどう見てもALDで最も強大なHENTAIである。ALDでのネタの半分以上は彼女のものが占め、奇行癖とイジラれ特性がデフォルトでエンチャントされている。ただし、本編よりもよっぽどストレートにデレてくれるのは助かる。
椎名まゆり: オカリンの幼馴染。α 世界線での死の運命を乗り越えられたものの、その頃の記憶がちょっと残っているのか、危機管理能力に大幅な上昇が見られる強キャラと化している。具体的にはまっちょしぃに近いことをやったり、言葉や行動でオカリンをノしたりする。
橋田至: オカリンの親友で通称ダル。鈴羽の存在から近い未来に春が来ることは確定しているのだが、紅莉栖やまゆりを初めとした周囲の女性たちからは邪険にされやすく、オチにされやすい。HENTAIなのは相変わらずだが、フェイリスに言い寄るのは鈴羽によって抑止され気味である。
漆原るか: オカリンになついている巫女でまゆりの親友。だが男だ。ラボメンの中では屈指の常識人。だが男だ。本編と同じく、その可憐さをまんべんなく魅せつけるが、肝心な部分は守護者たるスカイフィッシュがガードするために見ることができない。だが男だ。もちろん被セクハラネタ担当。だが男だ。肝心なことを言い忘れていたが、β 世界線なので普通に男性である。だが男だ。
フェイリス・ニャンニャン: メイドカフェ「メイクイーンニャンニャン」に務めるネコミミメイド。ラボメンになった紅莉栖のバイト雇用主であり、住居提供者でもある。公式資料集表紙絵でハブられたことを根に持っている。ぶっちゃけ存在感も薄い。
阿万音鈴羽: 2036年の未来からやってきた女の子で、ダルの娘。ALDではタイムリープマシンと紅莉栖の作った「空気読メーター」を使い、自分の姿を周囲の脳に直接送り込むことでカオスに参加している。そもそもタイムトラベルのやり方からして何でもありの超娘。かなり天真爛漫に育ったようで、未来から親たち(母や紅莉栖)のお使いを言付かっており、お小遣いアップのために過去の親たちを手玉に取る。
桐生萌郁: ラボメンのひとりであり、ブラウン管工房のバイト。ラボメンの中ではとりわけ存在感が薄いが、その裏では敬愛するFBこと天王寺の元に足しげく通い、嫁の座を狙っている。というか、既にもう押しかけ妻状態である。

その他の人物

天王寺祐吾: オカリンたち未来ガジェット研究所のビルのオーナー。自ら店を構えるほどのブラウン管好きから「ミスターブラウン」と呼ばれているのも今まで通り。カオス・変人が跋扈するALDでは多分いちばんまともな人。
天王寺綯: ミスターブラウンこと天王寺の一人娘。本編では多数のユーザーにトラウマを植えつけたバイオレンス幼女だった。しかしその頃の記憶が残っているのか、少女らしい天真爛漫さはそのままに恐るべき体術の使い手となっており、小学生の身ながら鉄山靠を使いこなす。ちなみにトラウマ大人バージョンも少しだけ登場する。
ドクター中鉢: 運命の日である7月28日に、ラジオ会館でタイムマシンの発表をしていた胡散臭い発明家。実は紅莉栖の父親で岡部の時間旅行の発起人。SG 世界線が舞台なので既にオカリンに成敗されているが、娘との確執により、未だに岡部と紅莉栖の間に黒歴史として立ちふさがる。雪バチッシュはその代表。男的には人生の勝ち組である。
4℃: フェイリスのライバルである雷ネッター。紹介では軽度の厨二病とあるが、見ようによってはオカリンやフェイリスよりイタい。SG 世界線ではるかに惚れる。皆、もう言うまでもないな。そうだろう？だが言わせてもらおう。だが男だ。ちなみに、公式での4℃のデザインはPC版が初出なので、ALDに登場する4℃はTonda氏オリジナルである。
紅莉栖の母: 我等が誇るHENTAI 牧瀬紅莉栖の実母。紅莉栖によく似て大変美人であり、変人が揃うラボメンたちにもフランクに接し、娘にジョークをかます親しみやすい母親である。娘よりは岡部の将来を心配している。ALDにしては非常にまともな人物なのだが、男の趣味が娘と似ているあたり、本編のこともあって割とシャレになっていない。
阿万音由季: 鈴羽の母親。並びに、比喩表現でも何でもなくダルの嫁である。繰り返すが比喩ではない。悪事や利己ではなくそれそのものを目的とするタイプのコスプレハッカー（ちなみにコスはドリクラ。後は苗字を見ろ）であるが、ダルに言わせれば三流らしく、ハッキングでボコボコにされる。だがこれが馴れ初め。また、ダルにハックでボコられる度に悔しいっでも感じちゃうドMでもある。何気に紅莉栖に匹敵する変態である。; 未来では娘の鈴羽に言伝を頼み、自分の利になる過去になるよう暗躍している。旦那の浮気を心配しているが、夫婦仲は鈴羽が生まれるあたり心配ないようである。