菅原文太

菅原文太とは、日本の元俳優である。晩年は農業を営んでいた。

概要

1933年8月16日、宮城県仙台市生まれ。早稲田大学第二法学部中退。

大学中退後はモデル業を経て劇団四季へ入団。その後は映画俳優を志し新東宝、松竹と渡り歩き東映へ移籍する。東映移籍後は仁侠映画に多数出演したせいもあってヤクザ役のイメージが強くなり、昭和48年から始まった大ヒット作「仁義なき戦い」シリーズに出演してそれを確立させた。

しかし、昭和50年に公開された映画「トラック野郎」に出演した際には主人公の星桃次郎（一番星）役でそれまでの仁侠映画とは一変したコミカルな面もあるキャラクターを演じた。
当初、トラック野郎は単発映画の予定で低予算で制作されたがあまりにも好評だったためにシリーズ化され、昭和54年まで計10作品が制作された。
この作品に出演したことがきっかけで当時のトラック運転手との親交もあり、現代のトラック運転手でも彼（星桃次郎）に憧れている者も多い。

2001年には長男で俳優の菅原加織を踏切事故で亡くし、失意のあまりに周囲に「もう仕事はしたくない」と漏らし、しばらく芸能活動を休止していたが、2003年から再び再開。

また、声優としても「ゲド戦記」、「千と千尋の神隠し」、「おおかみこどもの雨と雪」に出演した。

晩年は2011年に発生した東日本大震災を機に俳優業を引退し、山梨県に在住し農業を営みながら生活をしていた。

2014年11月28日午前3時、転移性肝がんによる肝不全のため死去。満81歳。

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関連項目

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