落武者とは、戦に破れ落ち延びる侍のことである。
ステレオタイプな落武者のイメージとして、「髷が解けて左右に髪が流れ、月代がむき出しになっている」「矢が刺さったままである」などがあると思われる。
また、このステレオタイプなイメージに合致するキャラクターなどの事を指して落武者と呼ぶことがある。
戦いを生業とする武士という職業柄、戦のたびにどうやっても発生する存在である。古くは源平合戦から存在し、平家の落武者が隠れ里を作ったという話は日本全国で事欠かない。
これらの落武者は恩賞や刀・鎧を狙った土着の農民などによる落武者狩りの対象とされることもあった。もっとも有名な落武者狩りの被害者は山崎の戦いに敗れ領地に戻る最中に農民に殺されたと伝えられる明智光秀だと思われる。映画『七人の侍』などにおいても農民が落武者狩りで手に入れた武具を持っている描写がなされている。
また、落武者は埋蔵金伝説の元となる場合がある。落武者が軍資金をひそかに隠し、来るべき再興の日に備えたもののその再興の日が来なかった場合など、軍資金はそのまま放置されていると考えられるためである。
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最終更新:2024/04/25(木) 06:00
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