本来の名前はアシだが、「悪し」に通じる忌み言葉とされ、ヨシと言い換えられて、こちらの呼び方も定着している。
本記事はどちらの読みにも通用する漢字表記を記事名とする。
水辺に群生する多年草。高さは1~3mほど。ススキに似た穂をつける。
動物の棲みかや隠れ場としても利用され、また近年では水質浄化の効果も認められており、環境保全には重要な植物である。
中が空洞の茎はすだれ(葦簀)の材料にされる。
また、笛に加工されたり、屋根材、葦ペン、肥料など様々な用途に使われる。
楽器の振動体であるリード(簧)とは元々この植物の英名(reed)から来たものである。
材料としては丈夫なところが買われているが、言葉としては弱い人間のたとえに用いられている。
例えば、有名なものではブレーズ・パスカルの「人は考える葦である」という言葉がある。
これは、人間は自然の中で葦のような弱いものだが、思考するという他の動物とは違った偉大な能力をもった存在である、ということ。
ちなみに、葦のほかに、蘆、葭、芦といった漢字表記がある。 かつては以下のように使い分けたが、現在は葦が一般的に用いられる。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2023/09/30(土) 21:00
最終更新:2023/09/30(土) 21:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。