葵祭とは、祇園祭・時代祭と並ぶ京都三大祭のひとつで、毎年5月15日に行われる京都最古の祭である。
欽明天皇(540~571年)の時代に凶作に見舞われたことから、賀茂の神々を鎮めるために「鴨の神」の祭礼を行ったのが起源とされている。
御所車や牛馬、勅使・供奉者の衣冠まですべてフタバアオイで飾られたことが祭の名前の起源で、現在も行列のすべてに葵の葉が飾られる。
祭の前儀として流鏑馬神事(やぶさめしんじ)や斎王代・女人列御禊神事(さいおうだい・にょにんれつみそぎしんじ)などが行なわれる。
祭の主役となる斎王代は京都在住の一般市民から選ばれた女性が務める。
斎王とは賀茂の神社に奉仕した未婚の内親王(天皇の娘)のことで、斎王代とはその代理である。
当日は総勢500名以上が平安貴族の衣装で京都御所を出発し、下鴨神社を経て上賀茂神社へ向かう。
京の都を歩練り歩く風雅な行列は、国内外から多くの観光客を集めている。
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最終更新:2024/04/25(木) 17:00
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