薬屋のひとりごと 単語

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クスリヤノヒトリゴト

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薬屋のひとりごと

薬屋のひとりごと』とは、

  1. 小説家日向」によるライトノベル作品。Web版(リンクexit)及び書籍版(リンクexit)の2種類ある。
  2. 1の小説原作とする漫画作品。ビッグガンガン版(リンクexit)及びサンデーGX版(リンクexit)の2種類ある。前者は、ニコニコ静画 (マンガ)にて公式配信中(リンク)。
  3. 上記を原作とするアニメ作品。内容はビッグガンガン版に寄っているが、原作(書籍版)の要素も取り入れている。

概要

薬屋のひとりごと
小説
作者 日向
イラスト しのとうこ
出版社 マジカインフォス
レーベル ヒーロー文庫
刊行期間 2011年10月-
巻数 既刊15巻
2024年3月時点)
漫画
作画 ねこクラゲ
出版社 スクウェア・エニックス
レーベル ビッグガンガンコミックス
掲載 ビッグガンガン
掲載期間 2017年5月-
巻数 既刊13巻
2024年3月時点)
漫画:薬屋のひとりごと
の後宮謎解き手帳~
作画 倉田三ノ路
出版社 小学館
レーベル サンデーGXコミックス
掲載 サンデーGX
掲載期間 2017年8月-
巻数 既刊18巻
2024年3月時点)
小説漫画テンプレート

小説投稿サイト小説家になろう」にて、平成23年2011年10月から連載が開始されたWeb小説。その書籍版が「ヒーロー文庫」(主婦の友インフォス)から出版されている。

漫画化(コミカライズ)も行われており、スクウェア・エニックスの『ビッグガンガン』、および小学館の『サンデーGX』の2誌で同時連載となっている。後者サンデー)には『の後宮謎解き手帳』の副題が附いている。

令和元年2019年8月22日ビッグガンガンコミカライズ作品が『次にくるマンガ大賞 2019』の「コミックス部門」第1位に選ばれた[1]

2023年2月TVアニメ化が発表。これにより、同年時点での歴代ライトノベル作品売り上げTop10作品全てがアニメ化されることになる。

あらすじ

【宮中に名探偵誕生!?

大陸の中央に位置する、とある大。その皇帝のおひざ元に一人のがいた。
名前は、マオマオ)。薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。
あるとき、は、の御子たちが皆短命であることを知る。持ち前の好奇心と知識欲に突き動かされ、興味本位でその原因を調べ始める――。

※書籍版公式サイトリンクexit)から引用

登場人物

年齢は初登場時のものを記載する。
作中ではもっぱら数え年が使われており、満年齢はこの数字よりも1~2下である。

主要人物

マオマオ
本作の主人公。数え17歳ソバカス顔のし体誘拐された挙句、後宮に売り飛ばされ下女として働いている。元は屋で、に対する探心・好奇心が人一倍強いマッドサイエンティスト。必要とあれば自分に傷やを試し、を飲んではとろけたような顔を見せる 変態
への興味を除くとドライで達観した性格であり、氏のことも美形とは認識しているがそれに心を動かされたりはしない朴念仁
【以下ネタバレにつき反転→】そばかすで身を守るためわざと化粧で入れており、それを落とせば(自己評価ではだが)整った容姿を持つ。きちんと化粧をして着飾れば周囲が驚くほど。好奇心旺盛なためいろいろな事件に首を突っ込んでは独自の推理で解決する頭を持ち、宮廷医官を駕するほどの医学薬学の知識を持ち合わせている。このあたりは実と養全に受け継いでいると言える。
氏(ジンシ)
宮廷では名の通った宦官。数え23歳。女の顔に甘露のと称される絶世の美形であり、女性のみならず男性からも言い寄られるほど。の子の連続怪死事件を解決したを利用しようと接触するが、次第にそれ以上の興味を持つようになる。
には自身の顔が通じないばかりか嫌な顔をされぞんざいに扱われるがそれが満更ではない様子だったり、希少な生を取り寄せて気を引こうとしたり残念なイケメンと化しつつある。
【以下ネタバレにつき反転→】実は、当代の皇帝の実の(皇)「」であり、その身分を隠し宦官を装って活動している(つまり去勢されていないためカエルは健在)。年齢も偽装しており、実年齢は数え18歳。その出生にはさらなる疑惑があり・・・?

皇妃

次期皇后の最有補である4人の上級妃。四夫人とも。
物語途中で多妃に代わり楼蘭妃が淑妃の座についた。
なお、皇妃皇后ではない。皇后となるのは東宮をもうけた皇妃である。

■玉葉妃(ギョクヨウヒ)
女+見役として迎え入れた皇妃。位は妃。
西都を治める西方の混血であり、異の容貌を持つ。
聡明でへの忠心も高いが、年相応に好奇心が強くお茶な側面も。
数え19歳。皇帝との間に女子)をもうけている。
妃(リファヒ)
「大輪の薔薇」とうたわれた美貌の皇妃。位は賢妃。
数え23歳。高級女を見慣れたも一級品と称する巨乳の持ち皇帝男子を授かるも原因不明の病で亡くしたことにより憔悴し、その面がないほどに衰弱した。
当初は病のために余裕がなくなっていたが、本来は気高くも懐の深い人物。
■里妃(リーシュヒ)
数え14歳の最も若い皇妃。位は徳妃。
よりも更に凹凸のない体で、内面や振る舞いも年相応に幼い。
「卯」の一族の君として数え9歳(満7~8歳)の頃に幼女趣味の先がされ、夫の死後は息子である現の妃となった。その来歴が不徳扱いされていることに加え、豊満好みの上からお手つきがないこともあってめられ、女にもいじめられている。
多妃(アードゥオヒ)
皇妃の中では年長の古。位は淑妃。
数え35歳。現皇帝姉弟にして東宮時代からの妃で、以前に男子を産んでいるが幼くして亡くしている。男であればの片腕になれたともいわれる聡明な人物で、中性的な容姿のため女性たちからも高い人気がある。里妃とは「年長の」と「幼い」の関係だが仲は良い。
楼蘭妃(ロウランヒ)
作品の途中より多妃に代わって後宮入りしてきた皇妃。位は淑妃。
皇帝もむげに扱えない名、「子」の一族の君で数え17歳
手な衣装化粧を日替わりで変え、感情や行動をあまり表に出さないため何を考えているのか分からずつかみ所がない。の見立てでは「顔立ちは北出身っぽいが装いは南でまとめている」としている。

後宮

皇帝
物語舞台である大茘(リー)」の頂点に立つ権者。数え34歳。作中ではみかど)、上(しゅじょう)とも。おっぱい星人
その立場ゆえ非情な命を下すこともあるが基本的には慈悲深い人物で、賢と評される。
高順(ガオシュン
氏の付き人で宦官。数え36歳。幼い頃から面倒を見ているらしい。寡黙だが仕事はテキパキとこなしていて有能のことは小シャオマオ、ちゃん付けのニュアンス)と呼ぶ。
シャオラン)
が仲良くしている下女で役職は(≒洗濯係)。噂好きで、には後宮の噂を話してくれる。
からに売られて後宮にきた苦労人だが、今の生活満足しており悲壮感はない。
甘いもの好きで、が噂話を聞きに来たときは菓子を小にあげていることが多い。
(ホンニャン)
翡翠宮の女頭。30歳で、が給について悩んでいる際に策略を図るなど頭が回る。
桜花インファ)、園(グイエン)、アイラン)
翡翠宮の女。勝ち気なのが桜花おっとりしているのが園、背が高いのが
3人とも有能であり、と合わせて4人で玉葉妃の世話をすべてまかなう。
翡翠宮に入った後も、見役以外のほとんどの作業を彼女らが回している。
羽(ハクウ)、黒羽(コクウ)、赤羽セキウ)
翡翠宮に臨時で雇われた女。玉葉の入内前からの従者。
3人は姉妹で顔立ちもよく似ておりが覚えられないため、名前と同じ色の紐を付けるようにした。
リンリー こうしゅ)
玉葉妃のの病により衰弱していたが、回復後は元気に育ちおてんばな側面も見せる。
玉葉には小鈴シャオリン)とも呼ばれる。
やぶ医者
どじょうひげが特徴的な小太り宦官。本名は虞淵(グエン)だが滅多に呼ばれない。
後宮で一の医官だが医療の技術も知識もからっきしで、そればかりか死体に怯えるなどどうしようもないやぶ医者。勤務態度や守秘義務も怪しく、医官としてはほぼ頼りにされていない。
一方人柄自体は善良で、を作れるを気に入りたまに菓子を出している。
シン
水晶宮の女頭。
妃とは従姉妹同士で、同時に入内したがが妃となりはその女となったという経緯がある。
河南(カナン
金剛宮の女で見役。
ほかの女同様である里妃を侮り、味方の振りをしながら陰湿ないじめを行っている。
明(フォンミン)
柘榴宮の女頭。
スイレン
氏に仕える初老の女。
女として極めて有能で、氏も頭が上がらない。
妃(フヨウヒ)
南方の属、亜南出身の中級妃。
夢遊病を患って武官に下賜された。
毛毛(マオマオ
後宮に迷い込んだ三毛の子猫。雌。
が気に入ってしまったため皇帝直々に「盗賊」なる役職に任命、
要はネズミ捕りの名で医局で飼われることになった。
(シスイ
後宮でが出会った下女。を捕まえたりやたら精巧なの絵を描いていたりと奇行が立つ。への興味を除けば明るく人なつっこい性格で、や小と時折つるむようになる。
深緑シェンリュ)
医局とは別に存在する「診療所」を管理する中年の女官。女ゆえに本格的な医療行為や調は許されていないがやぶ医者より数段マシな知識を持ち、後宮の医療事情を支えている。
先代の皇帝で現。故人。
「愚」「君」「女の傀儡」と悪評にことかかない人物で、特に幼女趣味であったことが有名。
皇位継承順位は低かったが、兄弟が次々と逝したことで皇位につくことになった。
晩年は見るもなかったが、若い頃は氏に似た美形であったらしい。
「女
で現祖母に当たる人物。故人。
が上述の有様のため、実質的には彼女が実権を握っていた。強権的ではあるものの優れた政治手腕で、無能な先の元でを持たせた一方、様々な禍根も残している。
なお女は皇帝になれないので彼女の正式な肩書きは皇太后であり、「女」はあくまで異名
安氏(アンシ)
現皇太后であり先の后、現皇帝と皇
趣味により幼くして母親となっており、皇帝と並ぶと子ではなく姉弟にしか見えないほど。
皇帝。数え18歳で、物語開始時点では皇位継承権1位の東宮。
体が弱くほとんど表舞台に出てこないうえ、幼少期の火傷跡を隠すために常に覆面をしているという設定皇帝とはだいぶ歳が離れており母親である当時の皇后は先ストライクゾーンからとうに外れていたため、その出生についてはいろいろと噂されている。

花街

メイメイ
館が誇る最上女「三」の一人。
彼女に限らず最上級の女は体ではなく芸を売るもので、囲碁将棋に優れる。
パイリン
館が誇る最上女「三」の一人。
巨乳で舞踏に長けるが筋肉好きで絶倫という側面も。紹介してくれた武官の李白がお気に入り。
■女(ジョカ)
館が誇る最上女「三」の一人。
教養や詩歌に秀で、彼女との会話について行ければ科挙にも受かると称される才女だが、女でありながら男嫌いという側面も持つ。
■やり手婆
やり手婆とは館で客との取り持ちや女の導・監督をする役職で、他店にもいるが作中では館のやり手婆をす。にがめつく女や男衆にも厳しく接し、を飲んで倒れたり爆発騒ぎを起こしたりするたび腹パンやゲンコツしてきた。をどうにか女として売り出そうと考えている。
【以下ネタバレ→】かつては本人も女の一人。昔を知る人いわく高身長美女で、舞を得意としたという。
羅門(ルォメン)
屋をしているの義には「おやじ」と呼ばれる。
非常に落ち着いた性格でよりもが高く観察眼もある。足が悪い。
【以下ネタバレ→】本名は羅門(カン・ルォメン)で、羅叔父。かつてはと同じく後宮で働く宦官医官だったが、ある出来事により刑(身体の一部を抜き取られる刑罰)を受けて追放された。足が悪いのはそのため。更にその前は西方に留学していたため、このの一般準を大きく上回る医学知識を持つ。
仙(フォンシェン
かつて館で一番の人気を誇った女。囲碁では負け知らずの腕であった。
現在末期梅毒で寝たきりとなり、人につかない部屋に隔離されている。
【以下ネタバレ→】を産んだ女。妊娠出産したことで女としての価値を落とすばかりか館の経営も傾け、梅毒をうつされるような仕事までして現在に至る。
右叫(ウキョウ
館の男衆頭。面倒見がよく気が利く性格で、とも旧知の間柄。
チョウウ)
とある事情から屋に引き取られたやんちゃな少年
半身が不自由だが絵に強い興味を持ち、似顔絵を売ったりして小遣い稼ぎをしている。
(ズーリンあね)
に住む貧しい。働きもせずに物乞いをさせる父親を見限り、女になってを養うことを決心して館の門をく。
(ズーリン
上記の経緯で館で養われることになった少女。口を利くことができない。
一応禿として働きつつ、普段はよくにくっついて回っている。
(サゼン)
とある事情から屋で働くことになった男。自己評価が低いが、人のよい性格で仕事にもに取り組むためにはそれなりに評価されている。
用(コクヨウ)
迷信を追い出された過去を持つ医者青年。もとは美形だったことがえるが、疱瘡(天然痘)のが顔半分を覆っており不気味がられることが多い。
そうした不幸な生い立ちの割に明るく楽観的な性格だが医学知識は確かで、いろいろあって屋で左導を行いながら働くことになる。

外廷

李白(リハク
宮中の宴遊において義理で女官たちにかんざしを渡していたところと関わることになった武官。
を思わせるしみやすい人柄だが羅が見出した人材で腕は確か。若くして宮中の宴にも末席ながら参加しているなど、出世頭としてその将来を期待されている。
の里帰りの際にその見返りとして館の「三」である紹介され、その魅にすっかりハマってしまった。
カン・ラカン
軍師として高い実を持つとうたわれる軍部の高官。太尉とも。
皇帝から「羅」の文字を賜った一族の当で、羅の者は変人だが特定分野で突出したを持つ。
人の本質を見抜くがあり、人を将棋の駒に例えて配置することで戦や政争では負けなし。普通将棋も恐ろしく強い。一方で数々の奇行で知られ、しかし敵対するものはことごとく失脚・破滅するため宮廷でも腫れ物のように扱われている。
氏がに執着しているのを知っていながらその上でをもらい受けることを狙っているが、当のからは蝎のごとく嫌われている。
【以下ネタバレ→】人を将棋の駒に例えるのは本当に人の顔の区別がつけられないという性分(現実にそういった障害症候群を持っている人間はいる)のため。
自身をで負かした仙が初めて人の顔に見えたことで繰り返し言い寄り、ついには一夜を共にするが不幸にも仕事に近づけずにいる間に仙は破滅してしまった。つまり彼は父親に当たる。

に執着するのも意ではなく不器用家族の情、つまりは仙の事を心の底から大好きなのだが、感情をうまく表現する事が出来ないため、その思いや意図が全く伝わっておらずにものすごく嫌われている。アニメ版19話ではの前で衛兵に殴打され顔面が腫れ上がり、さらには氏をって大怪を負ってしまう。にこそ出していないが、相当にブチキレしている表情が描写されている。
羅半(カンラハン)
の甥で、養子に取られ跡取りとなっている。
彼は数字の認識・処理が突出しており、財務を任されている。
よりはマシだが彼もまた変人であり、「美しい数字」なるものに並々ならぬこだわりを持つ。
(バセン)
高順息子で、皇帝に「」の文字を賜った一族の跡取り。
彼の一族の任務は皇族の護衛で、は皇の側近を務めている。
的にはまだ若く、頑固で未熟なところがあるが人間離れした腕と頑丈さを持ち、荒事では類の強さを誇る。
馬良(バリョウ
高順息子。虚弱体質で人見知りだが、若くして科挙に受かるほどの頭を持つ。
その人柄ゆえ仕事が続かずにいたところ、氏付の事務官として雇われることになる。
麻美マーメイ
高順馬良。女ながら高い事務を持ち、馬良の補佐を務める。
苓(スイレイ
外廷で働く官女。女性にしては背が高く、中性的な顔立ち。
を栽培しており、に関してはも驚くほどの知識を持つ。
姚(ヤオ)
が後宮ではなく宮廷の医局で医官手伝いとして働くことになった際に同僚となった官女。
背が高く発育がいいがまだ15歳で、優等生ではあるが入りのお嬢様らしく世間知らず。
結婚をせっつかれているが自分の生きるため官女を志しており、向上心が強く負けず嫌い。
エンエン
姚と同じく医官手伝いの官女で、もとは姚の女であり現在もかいがいしく姚の世話をする。男嫌いなうえ姚に少々んだ情を見せており、美容・発育によい成分たっぷりの食事を与え「育てて」いるとする。
医官(リュウいかん)
宮廷医局の上級医官。羅門とは旧知の間柄で、確かな医療技術を持つ。
かつては後宮で働いていた時期もある。(当時医官は去勢を免除されていたため宦官ではない)
柄や縁故による贔屓を嫌い、厳しく後進を導している。
ティユウ
若い見習い医官。軽薄な性格の男で、のことはふざけて娘娘(ニャンニャン)と呼ぶ。
若手としては突出した外科医療の技術を持つが、手術への興味の強さは異様で危うげ。
大臣
園遊会に出席していた高官の一人。見の際に羹(スープ)を妖艶な顔つきでやたら美味そうに飲んだため、だと言われても信じず口にして倒れる。治療を受け一命は取り留めた模様。
本来それだけのチョイ役だったのだが、アニメ版(CV: こばたけまさふみ)のスピード感ある即落ち2コマっぷりが視聴者に受け、「ダブルチェック大臣」などと呼ばれる人気を博した。

用語解説

地区

後宮
本作の要な舞台皇帝の世継ぎを作るための妃が集められており、女官や宦官が働いている。
周囲をと壕で囲まれているが上級妃は宮殿を持つなど、ちょっとしたくらいの規模がある。
が後宮に連れてこられるまで住んでいた名前の通り楼(館)が多く並んでいる。
現代に言えば風俗。なお後宮からはそれほど離れていない。

建物

にある、最高レベル遊女である「三」を抱える最高級楼。「一晩で尽きる」とわれ、宮廷の官僚たちもひいきにするほど。
はその一室を実験室のように使っている。
翡翠宮、水晶宮、金剛宮、柘榴
それぞれ玉葉妃、妃、里妃、多妃の住まう宮殿
多妃が後宮を離れた後は、柘榴宮に楼蘭妃が住まう。

役職

さき
いずれも皇帝の相手となる女性で、個室を持つことができる。上級、中級妃、下級妃のランクがある。
上級妃には皇妃の4人が、中級妃には妃などが該当する。特に上級妃は後宮内で最も格式が高く、宮殿を持ち、正一品しょういっぽんの位階が与えられている。下女からでも皇帝のお気に入りであれば、伽を経て下級妃になることがあるという。
適齢期を過ぎたり、病気等の事由で皇帝伽相手になれなくなった場合は、妃の位から降ろされ、場合によっては下賜されてしまうことになる。
寵妃ちょうひ
妃の中でも特に皇帝からの寵があつい妃のこと。要するに本命。
本作では玉葉妃のことをす。
女官
に後宮で働く女性の総称。後宮には妃・女官を合わせておよそ2000人ほどがいる。
人に仕え、身の回りの世話をする女官。女の長は女頭と呼ぶ。
敵だらけの後宮でを守る責務とのお手つきになる可性から、基本的には名えられている。
下女
身分の低い下級女官のこと。掃除洗濯などの雑用を総合的に行っている。
口減らしに売られてきた者や人攫い(かどわかし)にあった者もおり、識字率も高くない。
官女
作中では後宮に勤める女性が女官、外廷で働く女性が官女と呼び分けられる。
売られてきた者もいる一方に見初められれば下克上も狙える後宮と異なり、試験を受けて入ってきた婚活修業感覚の女が多いため、柄での上下関係に拘る傾向がある。
宦官かんがん
後宮で働く去勢した男性。皇族を除き、男性去勢しないと後宮に立ち入ることができない。
女官と同様、氏や高順のようにある程度身分の高いものから下働きの下男まで様々。
およそ1000人ほどの宦官が後宮にいる。
先の「女」の時代には優秀な者を理矢理去勢していたようだが、現宦官を新規に作ることを禁止したため現在では人手不足気味で、特に医官は替えがいない。
東宮
皇位継承権第1位男子で、日本でいう皇太子に近い。
物語の開始時点では現皇帝男子がいないため、皇が該当している。
皇帝。「こうしゅ」と読むが、「ひめ」とルビが振られることも多い。
女子が皇位を継ぐことはないため、いずれは政略結婚する運命にある。
名持ちの一族
その役割や功績により皇帝から文字を1つ賜り、名乗ることを許された名
「羅」「」「卯」「子」など多くが登場するが、「」はかつて女逆鱗に触れ族滅されている。

TVアニメ

2023年10月21日(土)25:05より日本テレビ系にて放送開始。初回放送は1~3話を一挙放送、以降2クールでの放送になります。アニメーション制作TOHO Animation STUDIOOLM共同体制。監督は『魔法使いの嫁』の長沼範裕が担当する。

スタッフ

キャスト

主題歌

オープニングテーマになって」
歌:緑黄色社会
作詞長屋子 作曲 編曲川口太、
エンディングテーマ「アイコトバ」
歌:アイナジ・エンド
作詞作曲石崎ひゅーい 編曲:トオミヨウ
第2クールオープニングテーマアンビバレント」
歌:Uru
作詞Uru 作曲:YAS 編曲田中隼人
第2クールエンディングテーマ
歌:wacci
作詞作曲樋口 編曲村中

各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 動画
01 柿原優子 長沼範裕 筆坂明規 大田謙治/山田佳奈
菅原美幸/廣田
宮井加奈/長佳容
動画
02 想な薬師 千葉美鈴 藤田健太 小島えり/亀山朋子
チャミジュン
クジャチョン
動画
03 幽霊騒動 小川ひとみ 山本 和泉香/西拓哉
吉田肇/山到威
島崎
動画
04 柿原優子 ちな もああん 動画
05 暗躍 千葉美鈴 筆坂明規 志賀 渡部 動画
06 園遊会 小川ひとみ 中川 亀山朋子/山田佳莉
宍戸美子
動画
07 里帰り 柿原優子 長沼範裕 大久保 佐藤/承熙
動画
動画
08 麦稈 綾奈ゆにこ 藤田健太 小島えり/亀山朋子
山田佳奈莉/池田裕治
チャミョンジュン
クジャチョン
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09 自殺か他殺か 千葉美鈴 長沼範裕 是本晶 中山和子/五十嵐俊介
白石悟/高橋紀子
兼子敬秀/古池俊也
山田奈莉
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10 蜂蜜 小川ひとみ 野村和也 川畑えるきん 早川元基/朱世
菅原美幸/西村
塚本
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11 二つを一つに 柿原優子 長沼範裕 木幸 ソンヒョンジュ
クソンハ
山田佳奈莉/本吉
堀江由美
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12 宦官 千葉美鈴 横野 鈴木春香/小島えり
元会
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13 外廷勤務 綾奈ゆにこ 中川 池田裕治/亀山朋子
近藤瑠衣/宍戸美子
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14 新しい淑妃 小川ひとみ 長沼範裕 清水アキラ
大和田
野上慎也/山本径子
/山本佳奈
池田裕治
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15 柿原優子 藤田健太 池田裕治/亀山朋子
山田佳奈莉/渡辺
動画
16 千葉美鈴 外山 亀山朋子/本吉
堀江由美/多恵
山田佳奈
動画
17 歩き 綾奈ゆにこ 楽部 中山和子/南波 動画
18 小川ひとみ 元麻
長沼範裕
元麻
大和田
宍戸美子/山田佳奈
昇希/小島えり
友部奈美/亀山朋子
池田裕治
動画
19 偶然か必然か 柿原優子 中川 近藤瑠衣/堀江由美
中村沙由/土方友希
本吉
動画
20 曼荼羅 千葉美鈴 長沼範裕 是本晶 小島えり/友部奈
山田佳奈莉/亀山朋子
チャミョンジュン
クジャチョン
動画
21 身請け作戦 綾奈ゆにこ 佐藤 部勇志 西田美弥子/
安藤暢啓
動画
22 薔薇 小川ひとみ 川畑えるきん チャミョンジュン
クジャチョン
ユスンヒキム/ジョンバム
ムギョンホ/カンミエ
亀山朋子/池田裕治
動画
23 と片喰 千葉美鈴 野村和也 大和田 亀山朋子/小島えり
堀江由美/中村沙由
動画
24 氏と 柿原優子 長沼範裕 中川 近藤瑠衣/土方友希
宍戸美子/山田佳奈
後藤/昇希
池田裕治/亀山朋子
動画

関連動画

PV・トレイラー

その他

関連静画

関連コミュニティ・チャンネル

関連生放送

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関連項目

脚注

  1. *「次にくるマンガ大賞」 コミックス部門1位は『薬屋のひとりごと』exit_niconews: ニコニコニュース
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