藍(あい)とは、藍染めの原料に使われるタデ科の植物の名前。また藍染めの色のこと。花言葉は「美しく装う」、「あなた次第」。
人名として用いられる漢字でもある。
藍色は、藍染めの染料の色のことで、一口に藍色と言っても染めの濃淡や色味に幅があり、細分化すれば様々な色が含まれる(後述)。日本では着物の色として、江戸時代から人気がある。海外でもデニム生地などが有名。英語では「Indigo(インディゴ)」という。
日本人のblue系統の色に対しての感覚では、緑と青を同一視しやすい代わりに、明るめの「青色」と、紫寄りで深い色であるこの「藍色」を区別することが多い。そのため、日本では虹の色の中に藍色が含まれると言われている(青と紫の間)。
16進数表記のカラーコードでは#234794や#165e83あたりの色。
藍染めの色として名前が付いているものは、藍白(=白殺し)、水縹、瓶覗き(かめのぞき)、水浅葱、浅葱(あさぎ)、薄縹、薄監、花浅葱、浅縹、縹(はなだ)、納戸、熨斗目(のしめ)、藍錆(あいさび)、藍、鉄、紺藍、紺(=留紺、とまり紺)、搗(かち、褐)、紫紺、藍鉄、搗返し、濃紺、など。だいたい後に来る色ほど濃い色である。
植物としての藍は特定の科の植物を指す語ではなく、青色の染料がとれる植物を総称して藍と呼ぶ。
日本においては主に藍染めに使われるタデアイ(タデ目タデ科)のことを指す。このほか、沖縄で栽培されたリュウキュウアイ(ゴマノハグサ目キツネノマゴ科)、インド・東南アジア原産のインドアイ(マメ目マメ科)、欧州で用いられたウォード(フウチョウソウ目アブラナ科、和名ホソバタイセイ)などがある。
いずれも古くから天然染料として使われてきたが、現在では一部の伝統工芸を除いて、工業的に大量生産されるインディゴ染料にとってかわられている。
なお日本最古の染料植物であるヤマアイも藍の名がついているが、前述の植物に含まれる青色色素インディカンを含まない。このため一般には緑色染料として使われていたと考えられている一方で、地下茎を乾燥粉砕して水で抽出し、銅イオンで定着させることで藍色に染められるという研究もある。
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最終更新:2025/03/30(日) 04:00
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