虫愛づる姫君 単語

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ムシメヅルヒメギミ

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虫愛づる姫君』とは、日本古典文学中納言物語』中の短編物語の1つ。およびその主人公君のことをす。
転じて、現代ではする女性の人物に対して使われることもある。

概要

中納言物語』は、「虫愛づる姫君」をはじめとする10編の物語 と1編の断章から成る短編物語であり、1編を除いて書かれた時代も作者も『中納言物語』の編者も未詳の状態である。

そんな、『中納言物語』の中で最も知られている物語が「虫愛づる姫君」である。

君は、大の好きで、にするには名前を付けて面がり、捕まえては男の子のために名前を尋ね、周りを困らせていた。」というのが大筋で、も抜かずおも付けず(どちらも、当時の女性の当然の身だしなみ)に自由奔放に振る舞う彼女は世の人達のみならず女たちからも奇人・変人扱いをされており、女に寄せては恐れられていた。

全体を通しては、世間の慣習に逆らい好きなものを抱き続ける難しさ、多様な価値観を描いている。

二の巻にあるべし

なお、この物語の最後には「二の巻にあるべし」というそれまでと脈絡のない言葉が突然記載され、そのまま終わっている。

これは「続きが二巻にありますよ」という意味であると解釈されることが多い。しかし実際には続きについては知られていない。かつては存在したが失われてしまったのか。

あるいは、「虫愛づる姫君」のストーリー後半はとある卿の御曹司君に興味を持って歌を送るエピソードなどがとなっているので、「この二人の物語にはさらに続きがあるのです」という含みを持たせるための記述だったのかもしれない。

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出典

虫めづる姫君~中納言物語~ (光文社古典新訳文庫) Kindle版、光文社2015年9月

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最終更新:2024/04/25(木) 04:00

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