衆とは、大勢の人、集まりという意味である。
接尾辞的に使われる。
漢字として
- 意味
- たくさんの、大勢の人、民、家来、という意味がある。正字は眾で、衆はその異体字。眾は〔説文解字〕に「多きなり」とある。
- 字形
- 目+㐺(乑)の会意。㐺は人+人+人で、大勢の意味。衆は㐺の繁文と考えられている。
- 目の部分は甲骨文では日や囗である。金文になり上部が目の字形が出てきた。囗は村落を表し村人の意とする説、日の下で奴隷が汗して労働する説(郭沫若)などがある。金文において、衆がどんな階級の人々を指すかについては諸説ある。
- 音訓
- 音読みは、シュウ、シュ、訓読みは、おおい。名のりに、とも・ひろ・もり・もろなどがある。
- 規格・区分
- 衆は常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 眾は常用漢字表には載っていない。JIS X 0212補助漢字。
- 声符
- 衆(眾)を声符とする漢字には、𩅉、などがある。
- 語彙
- 衆意・衆夷・衆寡・衆議・衆人・衆生・衆多・衆知・衆徒・衆道・衆目
異体字
- 𥅫は、〔字彙補〕にある古文。
- 𠱧は、〔集韻〕にある古文。
- 𠍸は、〔正字通〕にある俗字。
- 𡿻は、〔字彙補〕にある異体字。
- 众は、衆の簡体字。また〔篇海類編〕に衆の俗字とある。JIS X 0212補助漢字。
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最終更新:2024/04/25(木) 21:00
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