表定速度(評定速度)とは、交通において二地点間の停止時間を含む平均的な速度のことである。停車時間を除く平均的な速度は平均速度と言う。
表定速度は停車時間を含む速度なので、鉄道であれば駅や待ち合わせなどの停車時間が少ない程、またカーブでの速度制限が高く、全体的な区間での最高速度が高いほど高くなる。よってトップスピードが高ければ高いほど表定速度も高くなるとは、一概には言えない。実際、トップスピードで上回る列車よりも、トップスピードは低いが停車駅が少ない為に停車時間が短く、カーブ等での速度制限の高い列車の方が表定速度が高くなる事例はある。
A君は道新ホールで観劇する為に、函館市中心部から札幌市中心部まで自動車で行くことにしました。
経路は以下の通りです。函館駅前~国道5号~函館新道~国道5号~国道37号~豊浦でUターンするように曲がって入るターマックの狭い道~道道97号~道道285号~国道230号~すすきの
上記経路を通る走行距離は245kmです。
途中、長万部と中山峠で15分ずつ休憩を取り、合計30分の休憩時間がありました。
休憩を含むA君の移動時間は4時間30分でした。この時の(1)表定速度(2)平均速度を求めなさい。
なお、赤信号待ちの時間は無視するものとし、また揚げいもを食べる時間は休憩時間に含みます。
(1)と(2)では約7km/hの差がでた。この速度差分だけ休憩時間(停車時間)にあてられたことになる。自動車の場合は信号待ちがあるので、厳密な平均速度はさらに高くなるが、雰囲気的にはこのようなものである。
2011年3月版のものがこちらのサイトに纏められている。集計方法が関連動画にあるものとは違うので注意。
1位の「スーパー北斗」15号と2位の「はくたか」21号とは3km/hの差がある。トップスピードは「はくたか」の方が30km/h程高いのにも関わらず表定速度で逆転するのは、先述の通り「はくたか」の停車駅と停車時間がスーパー北斗より長く、カーブ等の速度制限が低い区間が多く、最高速度の低い区間も多い為。
ル・マン24時間レースで例えると、「スーパー北斗」はピットストップの時間が短く、全体的なセクション毎のスピードが高い、「はくたか」はピットストップの時間が長く、一部のセクション以外のスピードは「スーパー北斗」より遅い。よってトップスピードが高い「はくたか」よりも、平均的に速度を高められる「スーパー北斗」の方が先にチェッカーを受けられるのである。
ただし、その後「スーパー北斗」15号は2013年11月に運転とりやめとなったため、2014年現在は「はくたか」1・2・26号の102.5km/hがトップとなっている。ただし、この「はくたか」も2015年3月に廃止されたため、それ以降は「サンダーバード」31号の106.3km/hがトップとなる。こちらも2024年3月の北陸新幹線敦賀開業で距離が短縮されるのでまたトップが変わるかもしれない。
なお、料金不要の列車に関しては大阪駅19:07発姫路行3513M新快速が85.1km/hでトップであるが、2015年3月から運行開始するほくほく線(JRと直通)で2015年3月から運行開始予定の「超快速スノーラビット」が表定速度87.1km/hとなるためトップが変わることになるが、2023年のダイヤ改正でほくほく線から超快速を含む速達列車が無くなり各駅停車のみに、最高速度も110km/hから95km/hに下がったので再び新快速がトップに躍り出た。
(このあたりのソースはこちらから)
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最終更新:2024/11/08(金) 19:00
最終更新:2024/11/08(金) 19:00
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