西宮北口駅とは (ニシノミヤキタグチエキとは) [単語記事]

西宮北口駅とは、兵庫県西宮市にある阪急神戸本線・今津線の駅である。略称は「西北(にしきた)」と呼ばれる事が多いが、単に「北口」と言った場合でも通じる事がある。

概要

阪急神戸本線の中間にある主要駅である。終日緩急接続が行われており、利用者数も阪急の中で梅田駅・三宮駅に次いで第三位である。他の西宮を名乗る駅「阪神西宮駅・JR西宮駅・JR西宮名塩駅」と比べても利用者数が多い。駅周辺は予備校の激戦地になっている。小説・映画「阪急電車」では今津(北)線ホームや駅前施設が登場する。

アニメ涼宮ハルヒの憂鬱では西宮北口駅北西口の駅舎が「北口駅」として登場する。「北口駅前公園」もハルヒ達の集合場所として登場しており、ファンが聖地巡礼として訪れることもある。しかし2009年～2010年の工事によっていままでとは全く違う新しい公園になったのでアニメに出てきた公園の風景を見ることはできなくなった。公園名も「にしきた公園」に変わった。ちなみにエンドレスエイトでは全ての回(全8話)で駅前公園が登場する。

かつては阪急ブレーブス（現・オリックス・バファローズ）の本拠地である「阪急西宮球場」が隣接しており副名称になっていたが、阪急球団の身売りに伴う本拠地移転で「阪急西宮スタジアム」に変更し副名称がそれに変更していた時期もあった。現在ではスタジアムの跡地にショッピングモール「阪急西宮ガーデンズ」が出来ており、副名称もそれに変わっている。

一番の特徴とも言えるのが1984年に無くなったダイヤモンドクロスであろう。当時は神戸本線と今津線が西宮北口駅で平面交差していた。路面電車が絡む物は現在も他の地域に残っているが、路面電車以外だと当駅のダイヤモンドクロスが唯一であった。当然ながらダイヤのネックになっていたので、神戸本線10両化に伴う工事により今津線を当駅の南北で分断する事でダイヤモンドクロスは解消された。

※1号線・4号線・6号線・7号線には降車専用ホームがある。

にしのみやきたぐち西宮北口 (阪急西宮ガーデンズ前) Nishinomiya-kitaguchi

	むこのそう Muk onoso	しゅくがわ Shuk ugawa

種別	隣の駅 (上り：河原町・梅田方面)	当駅	隣の駅 (下り：三宮・宝塚方面)
特急	十三駅	西宮北口駅	夙川駅
通勤特急・快速急行・急行	塚口駅	西宮北口駅	夙川駅
準急	塚口駅	通過	今津線門戸厄神駅
通勤急行・普通	武庫之荘駅	西宮北口駅	夙川駅

にしのみやきたぐち西宮北口 (阪急西宮ガーデンズ前) Nishinomiya-kitaguchi

			もんどやくじん Mondo-yakujin

種別	隣の駅 (上り：梅田・十三方面)	当駅	隣の駅 (下り：甲東園・宝塚方面)
準急	神戸本線塚口駅	通過	門戸厄神駅
普通	-	西宮北口駅	門戸厄神駅

にしのみやきたぐち西宮北口 (阪急西宮ガーデンズ前) Nishinomiya-kitaguchi

	はんしんこくどうHanshin-ko kudo

種別	隣の駅 (上り：今津・阪神国道方面)	当駅	隣の駅
普通	阪神国道駅	西宮北口駅	-

特急が停車する駅であるのに今津(北)線からの直通特急(宝塚発嵐山行の臨時列車)・ 臨時急行(仁川発梅田行の臨時列車)・準急(宝塚発梅田行)が当駅通過なのは、神戸本線と今津(北)線の間の渡り線にホームが無い為である。

1920年7月	阪急神戸本線十三 - 神戸（国鉄神戸駅とは場所が異なる）間開通に伴い西宮北口駅開業。
1921年9月	阪急西宝線宝塚 - 西宮北口開通。
1926年 12月	阪急今津線西宮北口 - 今津間開通、宝塚 - 西宮北口 - 今津間が阪急今津線となる。
1984年 3月	今津線分断でダイヤモンドクロス解消。