見ての通り頭の良い奴だとは、漫画『彼岸島』の登場人物 西山を見ての通りわかりやすく紹介する台詞である。
巷を騒がす行方不明事件。主人公 宮本明も兄 篤が行方不明になっており、事件に巻き込まれたのではないかと怯えていた。そんな明の前に謎の美女が現れ、関係を持つようになる。
明の友人たちは面白半分で美女のことを調べ始めるが、人外染みた力を持つ男に襲われたり、美女が何故か篤の免許証を所持していたりと不審な点に気づく。友人たちは明から事情を聞こうとするが―。
初期の彼岸島では明が語り部となっており、人物関係や舞台設定などは明のモノローグとして説明される。その一環として、明の友人の一人である西山の紹介が行われるのだが
と非常にあっさりとした文で済まされる。
そのコマに写っているのは、酒で頬を赤らめながら煙草を吸っている眼鏡の青年(西山)。このコマを見ただけでは頭が良いかどうかまったくわからない。まさか眼鏡をかけているから頭が良いというポル・ポトみたいな理由なのだろうか。単に頭脳明晰キャラだと紹介したいなら、わざわざこんな言い回ししなくても「かなり頭が良い奴だ」とでも説明すれば済むような気もするが。
ホラーやミステリー描写が強い初期彼岸島において、今後ネタ台詞が台頭することを予感させる名台詞である。
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最終更新:2024/04/19(金) 22:00
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