見切り品とは、通常の価格より値段を下げて売られてしまう、売れ残りの商品のことである。
様々な業種で見られる販売形態だが、本記事では主にスーパーマーケットにおいての見切り品について記述する。
多くの商品が世の中に出回る中、飛ぶように売れる人気商品がある一方で、当然のごとく売れ残ってしまう商品もまた存在する。見切り品はその悲しい 宿命を背負い、値段を下げてでも買ってもらわなければならない。
一方で購買層としては、見切り品は本来いらない子売れない子扱いとして見られることも多いが、その思い切った値下げ設定により、時として激しい争奪戦を繰り広げることもある。
しかしながら、値段を下げても売れないことも多々ある。そういった見切り品は、時には廃棄処分され、時には従業員(の胃の中)に回収されるなど、 その後のエピソードには事欠かない。
見切り品の代名詞とも言える存在。
基本的に惣菜の消費期限が調理した当日限定であり、また食事時(特に夕食)に合わせて大量に準備されることから、夕食のピーク時間帯以後~閉店ま でに売り捌く必要のある商品が発生しやすい。前述のとおり悲しい末路を辿ってしまう可能性が高い。
一方で、料理するのが面倒な一人暮らしの男性を中心に、あえて見切り品の惣菜狙いでスーパーを訪れる常連者も多く、数ある見切り品の中でも争奪戦が発生しやすいとされる。
肉や魚など、惣菜ほどではないが期限が短い生鮮食品においても、見切り品となってしまう商品が数多く存在する。
しかし、生鮮食品はそれなりに回転率が高いこともあり、見切り品になるような商品は販売価格自体が高いことも多く、本当に安いかどうかは冷静な判断が必要となる。
新商品のスペースを確保するにあたり、既存商品の一部を見切り品に回すことがある。ただし、ここで見切り品になるということは大体売れ残っている商品だったりする。
ちなみに、スペース確保が名目であるため、入れ替え対象となった見切り品は、別途商品入れ替え用のスペースに集められることが多く、プロはその配置場所を正確に把握しているとされる。
通常価格が全般的に高い、もしくは店のアクセスが悪い等といった条件により、期限が長い商品でも売れ残り、見切り品祭りとなることもある。
上記の理由から競争率が低いが、意外な商品が見切り品行きとなることもあり、単純な価格だけでなく、新たな見切り品との出会いを求めるという楽しみ方もある、かもしれない。
商品だけでなく、店舗ごとによって値段を下げるタイミングが異なる。例えば、定番とされる惣菜においても、午後7時に下げ始めることもあれば、閉店間際にならないと値段が下がらないこともある。また、店舗によっては昼過ぎに一旦値下げして商品を捌き、夕食に合わせて完全入れ替えを行うこともある。
一方で、生鮮食品などは開店直後に値下げすることも多く、希望の商品に合わせた来店時間を検討する必要がある。
見切り品というと半額シールのイメージが強いが、実際には半額まで達しなかったり、半額に至るまでに数段階を経る場合もある(30%引き→50%引き、 といった具合)。
安いからといって買いすぎてしまったり、特に欲しいと思っていないものまで買ってしまう魔力を秘めているのが、見切り品の恐ろしさでもある
しかし、勢いに身を任せて見切り品を買うのもまた1つの楽しみ方であり、買い過ぎも見切り品の華、と割り切るくらいが、精神衛生上良いとされる[要出典]。
見切り品を積極的に購入することは節約のいち手段と言えるが、頻繁に見切り品狙いをすることで店員さんから冷たい視線を向けられることがある。また 、見切り品を買うことは一般的にあまりよい印象を持たれることはないため、あくまで自己責任で、かつ程々な範囲で見切り品争奪戦に参加するよう心がけたい。
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最終更新:2025/04/09(水) 16:00
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