記憶とは、
である。ここでは ヒトの記憶 や 暗記法 について記載する。
記銘、保持、想起という三段階からなる心的機能。
(記憶に定着する→保持する→思い出す)
まず覚えることから始まりその情報を憶えることを記銘という。取り込める形式に記憶を変換するので符号化とも呼ばれる。情報を保存しておく過程を保持または貯蔵と言い、情報を思い出すことを想起と言う。
実は想起力(思い出す力)も非常に重要であり、適度な忘却も必要。(後述)
また、記憶が容量をオーバーしないように定期的に失われていくことを忘却という。ギリシャ神話の「忘却の川」など、覚えるだけじゃなく忘れることも大事であることを示唆した話も多い。
…しかし必要なことまで不必要と判断され、勝手に忘却されるなど脳は使い勝手が悪いのが実情。
自分が見たり聞いたりした感覚情報は脳の感覚野を通り、記憶の中枢と言われる海馬で一時保管され、そこから一か月ほどの選別期間を経てどうでもよいから忘れ去ってよいと判断された短期記憶と長く保存される長期記憶に分けられるといわれる。
ヒトは「脳の記憶」のほか脳神経細胞が“スイッチ”を行うことにより経験を記憶する「遺伝子の記憶」などの記憶システムを持っているとされ、脳の記憶は「頭の記憶」と運動性記憶の「体の記憶」がありまたそれらが「入力」、「保持」、「再生」を行うことでヒトの個性の一端を担っている。
近年、急速に脳科学が進歩するにつれ記憶の解明も進められているが、まだまだ謎の部分が多い。
もちろん自分や他人の記憶を取り出してデータや映像化する事も現時点ではできない。
対象やヒント見ることなく説明や記述可能なものは「暗記」とも呼ばれる。
極論、暗記が余裕であれば(計算や考察が必要なテスト・資格以外は)実質楽勝である。
ただし悪い意味では、文字だけ形だけなど
それが何を意味するのかまで理解していなくとも覚えていれば「暗記」と呼ばれる。
※厳密には「丸暗記」。
ノートやカメラ、パソコンのHDDといた記録媒体に文字・音声・画像・動画として記憶させるものは
「記録」と呼ばれる…というよりも記憶部位がそのまま「記憶装置」と呼ばれる場合もある。
こちらは犯罪や不正行為、不祥事の証拠収集・摘発にも広く用いられ、言った/言ってないというトラブルにも活用できるため、困ったら録音してみよう。ONにしておくだけで勝手に証拠を集めてくれる優れモノである。
また生物や情報ではないが、形状記憶素材などは大きく変形させても元の形に戻る。
記憶力自体には個人差が激しい。
凄腕のスパイや工作員、瞬間記憶能力がある人を除けば記憶は曖昧である。
「覚えたいのに全然覚えてないじゃないか!このポンコツめ!」(゚Д゚#)
「脳の構造とか忘却機能とかどうでもいいから覚えろや!」(^ω^#)
いくら頼んでも、覚えなきゃいけない事は全然覚えないくせに
頼んでもいないのに、どうでもいい情報はしっかり覚えてくれる。
脳というのはとんだひねくれ者なのである。
覚えたいのに覚えないものは「どうでもいい情報」として脳に処理されているため
誤認識でも構わないので「重要な情報」と脳に認識させる必要がある。
重要な情報と認識されれば忘れるまでの時間が長くなり、
最終的に「永久記憶」として定着し、忘れるほうが困難になる。
方法としては様々だが、無料で実行できるものも多い。以下は例。
興味のないものを「無理やり興味のある側に持ってくる」感じである。きっかけで思い出しやすくなることは、想起力(思い出す力)に繋がる。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものである。
(※他にありましたら追加してください)
覚えたいものをノートやメモの一か所に並べてしまい、じっと見るといった方法もある。
(前述のカンニングペーパーなど)全部をイラストや連想可能なシンボル化してしまうのも手。
最終的には個人差となってしまうが、記憶法も覚えてみてはいかがだろうか?
逆に、興味もなければ感情が刺激されず
印象に残らず、日常的に見たり使わないものはだいたい覚えない。
一応の方法は羅列したものの、どれも一定の時間はかかるといった欠点があるため「一晩で英単語5000個確実に覚えたい」のようなのは無理、不可能である。…少しくらいなら覚えられるかもしれないが。
早めに記憶作業に取り組めるなど、一定の時間が確保できるなら記憶の余地は十分にある。
当たり前だが天才な記憶力を持った人を除き、前日まで記憶作業を一切しなくて良い訳ではないので要注意である。
書いて覚えるのも有効ではあるが、漢字練習など、100回書けば絶対覚える…わけではない。
100回書くことが目的となってしまい(目的と手順が逆転する)時間の無駄で合ったり体力を大きく消耗するなど苦痛・ストレスのほうが大きい。「100回書いて覚えろ!」しか言わない教師や親がいたら、ただの時代遅れや根性論である。
さらにいえばごく少量の記憶対象なら有効かもしれないが、受験などで莫大な記憶量がある場合、圧倒的に時間と体力が足りなくなる。100回書くだけで何でも絶対に覚えるなら暗記法なんていらない。
覚える必要のない本当にどうでもいい記憶であったり、大事な情報を完全に忘れてしまっても一度それと認識さえしていれば、意外と脳内に記憶されている場合が多い。記憶は完全に忘れるのは難しいのある。
幼少時の写真を見て、部屋の様子や小物の一つまで懐かしく感じたり、テスト後に教科書の答えを確認して「ああ!これだった!」となるのが良い例である。
「記憶力」=「思い出し力」(想起力)でもある。
前述の暗記法はここに繋がっている。ばっちり記憶は不可能でも、様々なきっかけを多めに定着していれば途中で「思い出す」難易度は下がる。
…というよりも記憶自体が「記憶への定着」→「保持する」→「思い出す」のサイクルな点にも留意。もちろん最低限、認識・記憶していないものは思い出しようがないので注意。一日を思い出して日記などを書いてみるとよい訓練になるかもしれない。
…と思うかもしれないが、資格は名前だけで役に立たないものも多いため要注意。
また、例として普通科なのに電気科の資格を取ろうとしても畑違いで苦労する。
詳しくは 資格 の項目を参照。
一部の就職試験など適応力や機転を試すテストにおいては、記憶よりセンスも問われることもある。ただし100点満点で就職しても薄給激務のサービス残業漬けやノルマ買取強制といったとんでもない企業だったらさっさと転職してほしい。
違和感や理不尽、妙に順調な場合は疑ったり検索する…という自衛策も覚えておくと役立つ。
文中で例を挙げたもの
掲示板
5 ななしのよっしん
2021/11/17(水) 18:36:07 ID: u0hf5Q4plx
京大、記憶が消える仕組みの一端を解明 光とイソギンチャク由来の成分でマウスの記憶を消去
https://
6 ななしのよっしん
2024/01/04(木) 15:43:58 ID: u0hf5Q4plx
記憶と言うのは感情とセットで覚えるらしい
ドア閉めのたびに感情が動くことがないので締めたかどうか忘れるのと似た原理
7 ななしのよっしん
2024/02/15(木) 03:06:56 ID: +Zhwn5xQZs
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最終更新:2024/04/26(金) 02:00
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