誤伝達部門 (英:Department of Miscommunications、略:DoMC)とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場する財団の部署のひとつである。
誤伝達部門は、エリ・フォークレイ博士によって設立された部署であり、『正確に説明することが困難な』アノマリーや、自己の意思で正確な説明が困難であるように言語的、あるいは物理的に不可能にするようなアノマリーを扱う部署である。通常の定型フォーマットでは報告書を記述できないため、だいたい報告書は通常とは異なるへんてこなものになる (こうした定型フォーマットを破った報告書をフォーマットスクリューと呼ぶこともある)。
直接それに言及できないが、別にそこにある事自体は認識できるし、適切な方法さえ見つかればそれを他者に伝達することも可能である。この点が、自己隠匿作用とも評される反ミームとは異なる点であり、「持って回った表現」で伝えられる誤伝達と、「そもそも言及できない」反ミームが異なる点である (後者の場合、そもそも認識できないケースも有る)。
財団のサイト-96で働いているレベル3研究員のマイケルズ博士。33歳で、財団では8年の勤務歴を持つ。未婚の一人っ子であり、両親以外の近親者はいない。にも関わらず、インタビューでインタビュアーと弟のことについて話しているのだが……。
イングランド・リーズの三階建てアパートの一室のバスタブ内に存在する、長さ170cmで重量55kgの主観的性質・形質を持たないなにか。測量に基づかない形での言及はできないので、代わりに測量するための方法を探すのだが――
SCP-4773-2は浮遊しているように見えるクマのぬいぐるみである。周期的に地上10-70cmあたりを動き、不規則で動く。この付近の物体、SCP-4773-2の実体・表皮は全体、あるいは部分的に知覚できなくなることがある。
これだけなら浮いているだけのテディベアなのだが、本報告書はアイテム番号もオブジェクトクラスも空欄になっている。本オブジェクトの管理者は誤伝達部門なのだが――
7つの赤いビー玉とそれを入れた鉢。このビー玉をひとつ破壊すると鉢のなかに新しいビー玉が再出現する。また、直接それを見た人はそのまま陶器の鉢とビー玉、と認識するが、二次的な情報、すなわちSCP-5034によって残された痕跡をたどる人は別の認識をしてしまうらしい。
一部限定された知識でしか適切な誤伝達ができないなにか。皆ご存知のあれですよあれ――えっ、知らない?
型番:SCP-2434-JPは製造元と組成が不明なやかん。やかんなので湯沸かしや液体の運搬、加湿器といったやかん本来の使用方法で使用しましょう。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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