読み上げソフトとは、テキストデータから読み上げ音声を生成するソフトウェア類を指す俗称である。
このソフトウェアで行われるコンピュータ処理はText To Speech(TTS / テキストトゥスピーチ)と呼ばれる。TTSが搭載されたソフトウェア類を指してもTTSと呼ばれ、読み上げソフトと同様の意味合いとして使われている。
読み上げる目的があるため、喋るような音声を生成することが得意。
主な用途は、好きなセリフを喋らせて楽しむ、ニュースの読み上げ、本の朗読など。また、動画内での実況や解説を演じる『キャスト』として採用している動画がニコニコを始めとした動画サイトには数多くある。
テキスト欄に文章を入力後、再生ボタンを押して音声を生成する簡単操作を目指しているものが主流。その際、生成した音声はその場で再生するほか、wav形式などの音声ファイルとして保存できる。
上記の他に、生放送コメントビューアの新着コメントを読み上げたり、口頭での入力を可能にするなど、外部プログラムと連携して運用の幅を広くできるものもある。
『読み上げソフト』というのは俗称の一つでしかなく、人やメーカーによって呼び方は様々である。
形式上は『音声合成ソフト』と呼ぶべきなのだが、残念なことに音声合成では歌声も含んでしまう。当然ながら、読み上げと歌声は目的も運用も全く異なるため、客にとって非常にややこしい。その状況をそれぞれが回避した結果がこのカオスである。
基本的には『読み上げソフト』と呼ばれているのを多く見かける。しかし、検索などの際には別の呼び方にも気を留めておいたほうがいいだろう。
年の記載は第一弾がリリースされた時点のもの。
シンプルな個人制作の読み上げソフト。音声合成ミドルウェア「AquesTalk」を採用し、ゆっくりボイスとした立役者。しかしながら現在は諸事情によりAquesTalkの対応を中止している。
音声合成ミドルウェア「AquesTalk」を採用した個人制作の読み上げソフト。SofTalkと比べると多機能。
関連キャラクター:-
VOICEROID / 2009年 / 株式会社AHS ほか
キャラクターを前面に押し出した読み上げソフトの先駆け。通称ボイロ。音声合成エンジン「AITalk」シリーズを搭載。VOICEROID+ / VOICEROID+ ex / VOICEROID 2 と続き2020年まで新作がリリースされた。
音声合成エンジン「AITalk」シリーズを搭載。『VOCALOID 3 Library ギャラ子 NEO』に付属している文章読み上げソフト。
音街ウナTalk Ex / 2017年 / 株式会社インターネット
音声合成エンジン「AITalk」シリーズを搭載。のちに後継作「VOICEROID 2 音街ウナ」が発売される。
音声合成エンジン「AITalk」シリーズを搭載。吉本興業系列のガイノイドによる読み上げソフト。
関連キャラクター:鳴花ヒメ、鳴花ミコト、flower(フラワ)
VOICEROIDシリーズの技術的後継作。通称アイボス。音声合成エンジン「AITalk5」を搭載。株式会社エーアイの従来型技術と深層学習を使い分けることでクオリティの充実を狙っている。
CeVIO Creative Studio / 2013年 / 株式会社フロンティアワークス
発声のメカニズムを重視しているトークとソングをセットにした設計の読み上げソフト。7年の歳月をかけてバージョン7までアップデートを繰り返しユーザーをサポート。VOICEROIDの流行中においても対抗馬として存在感を示した。
関連キャラクター:さとうささら、すずきつづみ、タカハシ、IA、ONE
CeVIO AI / 2021年 / 株式会社フロンティアワークス
「CeVIO Creative Studio」の後継作。ディープラーニングを取り入れ、無調整での自然な読み上げ能力が大きく向上した。
Megpoid Talk / 2014年 / 株式会社インターネット
珍しい音声合成エンジン「FineSpeech Ver3」を搭載している。
Voice Track Maker / 2021年 / 東芝デジタルソリューションズ株式会社
イントネーションや抑揚の編集にユーザーが実録した声を使える読み上げソフト。
関連キャラクター:-
ディープラーニング型の個人作成の無料の読み上げソフト。個人制作の強みを出し「半笑い」のような機能を取り入れる独特の意欲を見せる。ユーザー収録で素材を作れる体制がある。
関連キャラクター:Haruqa、重音テト、虚音イフ、おふとんP、(網羅する場合は別途記事を検討)
ディープラーニング型の読み上げソフト。無料で配布、商用利用も可能、オープンソースで開発可能であるため普及・発展が著しい。合成音声界隈の盛り上がりを目指している。
VOICEVOXのオープンソースと繋がりのある無料の個人制作の読み上げソフト。VOICEROIDなどで忌避されがちな「オリジナルキャラに当てやすい声」を目標にしている。ユーザー収録で素材を作れる体制も予定している。看板キャラクターのレコ、ナコ、カナタは利用者がそれぞれで声を想像する立ち絵のみのキャラ。
関連キャラクター:レコ、ナコ、カナタ、つくよみちゃん、(網羅する場合は別途記事を検討)
VOICEVOXのオープンソースと繋がりのある無料の個人制作の読み上げソフト。一次創作を支援するCOEIROINKと同様のコンセプトだが、収入を得ることは全面的に禁止な規約に注意。クリエイター奨励プログラムなどもNG。あくまで趣味の範囲での動画作成などを推奨している。
Dreamtonics社のAI音声合成エンジン「Syllaflow」を搭載。「人の発声と区別のつかないほど、より高次元な読み上げ」と銘打っている。商用可能、男性女性で合計7種の声が入って用途が広い。
関連キャラクター:-
ディープラーニング型の読み上げWebサービス。ユーザーの声を素材に登録でき、サービス上で共有可能なのが特徴。実在の有名人から創作キャラクターまで広く取り入れている。
関連キャラクター:アリアル、ミリアル、アベルーニ、(網羅する場合は別途記事を検討)
シロワニさんのつくよみちゃんトークソフト / シロワニさん氏
ディープラーニング型の無料で使える個人制作の読み上げWebサービス。これが数ヶ月後にリリースされるCOEIROINKに繋がる。プログラムコードを書き換えるように扱う。
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最終更新:2026/09/07(月) 06:00
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