護衛せよ！船団輸送作戦とは (ゴエイセヨセンダンユソウサクセンとは) [単語記事]

『護衛せよ！船団輸送作戦』とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん～艦これ～」にて、2020年 11月に開催されたイベントである。

前段部分は【欧州編】、後段部分は【春風船団】（オフカーソル）【多号作戦】（オンカーソル）として別々のバナーが用意されていた。冒頭に挿入したバナーを模した静画は後段作戦バナーのオンカーソル時のもので、霞・沖波・占守が第4次多号作戦史実艦、島風・長波・朝霜が第3次多号作戦史実艦（長波・朝霜は第4次作戦にも参加している）である。

概要

作戦規模は中規模。E-3までの前段作戦は本来は夏恒例であった欧州遠征がスライドしている。
海外遠征だが、珍しくモチーフとなる作戦がある。

E-4に関しては太平洋における輸送作戦。モチーフは多号作戦。

E-3までの前段に関しては極めて簡単であり、甲作戦でも容易なレベル。ただしボス旗艦の装甲は直近のイベント同様に高く、特に甲の場合だとE-1から戦力ボスの旗艦の装甲は220を超えてくるため、特効のある海外艦が不足している場合は装甲を抜けない恐れもある。特にE1とE2は甲乙の報酬差が小さいため、海外艦が少ない場合は乙に落とすことも検討してもよい。

逆に最終海域のE-4は前段とは打って変わって難易度が激変して最終海域にふさわしい厳しさなので注意。特に甲作戦は道中も3つあるボスマスも極めて敵が強いため、甲に挑む提督は覚悟が必要だろう。ただし最終ボス以外は乙に落とすとだいぶ弱体化するので、無理だと思ったら難易度を下げよう。ただし丙以上では最終ボスの随伴艦が凶悪なため、乙が無理ならよほどネジや勲章が欲しくない限り丁に下げてしまってもいいかもしれない。

出撃制限

お札は4枚。
出撃制限は「甲作戦」「乙作戦」に適用されるが、乙以下ではE-4の札はE-3までの無視して出撃可能で、甲作戦でもE-4クリア後は札の制限が解除されるのも直近のイベントの定番通りである。

	前段作戦			後段作戦
	E-1 (通常)	E-2 (通常/連合)	E-3 (連合)	E-4 （通常/連合）
地中海艦隊	◯	×	×	×
護衛R部隊	×	◯	×	×
PQ17船団	×	×	◯	×
南西方面艦隊	×	×	×	◯

作戦内容

第1ステージ　地中海マルタ島沖　発動！MG1作戦

通常艦隊での出撃となる。出撃した艦には地中海艦隊の札がつく。
特に出撃制限はないが、高速戦艦が必須なのが若干面倒。幸い予想通りリシュリューに特効があるのでここで切ってしまおう。
道中の難易度は大したことはないが、E-1にしてはボス旗艦が強く、輸送ゲージもそこそこ手ごわい。

まずは戦力ゲージ。
高速戦艦1+空母1+駆逐2+自由枠2(戦艦・空母・水母・航巡・揚陸艦不可)の高速統一で最短ルート。
高速統一を諦めると一戦増えるが、増える戦闘はイ級後期型しかいないのであえてしなくてもよいが、
駆逐2以下の場合は高速統一をしないとDにそれるので注意。
道中は水雷艦隊が2回だが、どちらもヘ級改が出る可能性が高いため、気になるなら航空攻撃や先制雷撃で潰すのも手。

戦力ボスは深海地中海棲姫。前回の欧州遠征の最難関ボス登場に震え上がるかもしれないが、甲でも乙個体、乙以下では最弱個体しか出現しないので、強さとしてはE-1相当。随伴は甲でもフラタとヌ級改がいるぐらいで大したことはないので、削り時は支援も航空隊もいらないだろう。ただし削り時はともかくゲージ破壊段階だと甲の場合は装甲228とそれなりに堅いので、最低でも特効艦は採用した方が無難。乙以下だと装甲88、破壊段階で148と紙装甲なので、特効艦と装備次第では昼で沈めることも可能な範囲。

戦力ゲージ破壊後は甲だとボスマスが出現しないため、DマスでA勝利が必要。
駆逐2以下で高速統一を諦めたり、水母を入れるなりすれば到達可能。
集積地棲姫・砲台小鬼・PT小鬼群がそれぞれ2隻ずつ鎮座する陸上型ボスの典型的な編成なので、不安なら航空隊を送ってもよい。

輸送ゲージは高速戦艦1・空母1・駆逐4の高速統一で最短ルート。
水雷1+空襲1しか通らないが、空襲対策はしておいた方が無難。
駆逐3以下だとイ級後期型とPT小鬼群しかいない梯形陣固定の水雷艦隊というネタとしか思えない編成との戦闘が増えるので、戦力ゲージの時から札が気になるなら駆逐4を決めておくのもありかもしれない。

輸送ボスはバカンスmode以外では3年ぶりの登場となる戦艦仏棲姫。スペックは3年前に猛威を振るったときそのままで甲だと装甲263と堅いので、S勝利は困難。しかも甲の場合は最弱個体とはいえ深海地中海棲姫がしれっと随伴していることがあるので、おおむねA勝利で削っていくことになる。幸いそれ以外の随伴はノーマルのイ級後期型だけと非常に貧弱なので、ダイソンされまくらない限り支援や航空隊なしでもA勝利は取れる。最終編成では姫級2隻が壊として確定出現するが、それ以外の随伴はノーマルのツ級が増える程度なのでまず問題ない。乙以下では深海地中海棲姫が出ないため、特効艦の攻撃がさされば昼でのS勝利も狙える範囲。

共通報酬は無し、他は以下の通り

甲：給糧艦「間宮」×2、給糧艦「伊良湖」×2、応急修理女神×2、新型砲兵資材×2、120mm/50 連装砲 mod.1936★+2、120mm/50 連装砲改 A.mod.1937★+2
乙：給糧艦「間宮」×2、給糧艦「伊良湖」×2、応急修理女神×2、新型砲兵資材×2、120mm/50 連装砲改 A.mod.1937
丙：給糧艦「間宮」×1、応急修理女神×1、120mm/50 連装砲改 A.mod.1937
丁：給糧艦「間宮」×1、120mm/50 連装砲 mod.1936

はっきり言って難易度は低いので甲で突破したいが、120mm／50 連装砲 mod.1936は装備改修でも入手できるので、掘りを優先したいなどの理由があれば乙に下げてもよい。

レアドロップは輸送ゲージでマエストラーレ級駆逐艦シロッコがドロップ。他にアクィラ、リシュリュー、ガリバルディなど。戦力ゲージではリットリオ、アークロイヤル、ザラ、グレカーレ、コマンダンテスト、神威などが確認されてるが、ノードロップがあるので注意。

第2ステージ　バレンツ海　バレンツ沖海戦

輸送・戦力のダブルゲージ。お札は護衛R部隊。
通常艦隊と連合艦隊で出撃することになるが、空母系・あきつ丸・伊勢型改二・空母機動部隊は出撃不可。
海域クリア後は共通突破報酬である寒冷地装備＆甲板要員を装備した空母を出せるものの、基本的に余計な札をつける理由もないため、E3やE4で確実に使わないと言い切れる空母を掘りの段階で投入出来るぐらいだろう。

まずは輸送ゲージ。通常艦隊か輸送護衛部隊が最短だが、1戦増える覚悟で水上打撃部隊を使った方が楽。能動分岐Cを選んだうえで道中は対潜1、空襲1、水雷3だが、問題となるのは水雷艦隊の2戦目。E-1にもいた駆逐艦とPT小鬼群による梯形陣固定の編成だが、高速+統一の通常艦隊以外では回避できないので、対策した方が無難。

輸送ボスは戦艦ル級 flagship。丁の場合のみeliteやノーマルの場合もある。タ級でもないのに改ですらないというネタぶりだが、甲の場合はたまに分裂するのでそこだけは注意。他は甲でもホ級 flagshipとロ級後期型しかいないので、夜戦も考慮すればS勝利は容易。

輸送ゲージ破壊後は戦力ゲージが出現するが、そのままでは遠いのでルート短縮ギミックを解除することになる。甲の場合はAマスとLマスでS勝利、Cマスと輸送ボスでA勝利。輸送ボスへは水上部隊ではいけなくなるので、基本は通常艦隊で行くことになるだろう。解除後はEマスやGマスからOマスへの直通ルートが出現する。戦力ボスへは水上打撃部隊で行くことになるので、輸送ゲージを水上打撃部隊で破壊した場合は編成をそのまま使いまわしてよい。道中は能動分岐で対潜or水雷を経たあと、水雷2だが、ボス前の水雷艦隊が警戒陣を取ることがあるので注意。気になるようなら第二で殴ったり道中支援するのもあり。

戦力ボスは重巡棲姫。甲では青個体なのでゲージ破壊段階はかなりのタフネスを誇る。幸い随伴は戦艦や航空戦力がないことなどから非常に貧弱なので、航空支援が非常に刺さるが、削り時は決戦支援も特に必要ないだろう。2隻いるチ級 flagshipが運悪く雷撃戦まで生き残らない限り被害も拡大しにくいので、実際にゲージはサクサク削れるはず。ゲージ破壊段階でも第2艦隊のイ級がツ級とロ級後期型に置き換わるぐらいしか違いがないので、昼までに随伴を落とせるのはほとんど変わらない。特効艦のカットイン抜きではややてこずる可能性もあるがゲージ破壊も十分可能である。ちなみに乙以下ではいつもの重巡棲姫なので、夜戦にさえ持ち込めば沈めるのはそう難しくない。

共通報酬は補強増設と特注家具職人。以下はご覧の通り。

甲作戦：寒冷地装備＆甲板要員x3、緊急修理資材x3、533mm 三連装魚雷(53-39型)★＋2、勲章x1
乙作戦：寒冷地装備＆甲板要員x3、緊急修理資材x3、533mm 三連装魚雷(53-39型)
丙作戦：寒冷地装備＆甲板要員x2、緊急修理資材x2
丁作戦：寒冷地装備＆甲板要員x2

共通報酬の寒冷地装備＆甲板要員は寒冷地の空母系や伊勢型航空戦艦、あきつ丸の出撃不可の制限を解除する装備。E-3では空母や航空戦艦出撃に必須になるので出来れば3つもらえる乙以上の突破を推奨。

レアドロップは戦力ボスでタウン級軽巡洋艦シェフィールドがドロップする。また未所持限定でネルソンが落ちるので、持っていない場合は掘っておくこと。輸送ボス・Lマス・Oマスではゴトランド、タシュケント、ルイージトレッリ、ジャーヴィス、ビスマルクなどもドロップが確認されているが、道中扱いでノードロップありなので欲しい艦が運よくドロップしたらラッキー程度に思っていた方がいいかもしれない。

第3ステージ　ノルウェー北沖/北極海　PQ17船団を護衛せよ

輸送・輸送・戦力のトリプルゲージ。お札はPQ17船団。
連合艦隊での出撃となる。空母、伊勢型航空戦艦、あきつ丸の出撃制限はE-2同様なので、E-2報酬の寒冷地装備をしないと出撃不可。戦力ボスには空母がいるため、空母抜きでは制空が厳しいので出撃させないと難易度が上がる。空母込みでのマップの難易度は高くないものの、甲の場合2本の輸送で合計TP1 500とかなり長い。ボスマスの戦力は貧弱だがリアル時間に注意するのと、2本目は随伴にPT小鬼群6隻を含む連合艦隊なので対策を怠るとB・C敗北もありうるので注意。

まずは第1ゲージ。道中に航空戦力がないため水戦1個で制空権確保が可能。輸送護衛部隊が最短だが、水上打撃部隊でも空襲が1～2回増えるだけなのでお好みで。ただし道中のJマスは警戒陣を取る時があるので、気になるなら道中支援や航空隊を出しても良い。

輸送ボスは重巡ネ級改率いる連合艦隊。E-2にいた重巡棲姫の最終編成からロ級とハ級を置き換えただけなので、随伴が貧弱なのはそのまま。基地航空隊もこのマップでは使えるので2部隊集中させればその時点でA勝利は取れるだろう。S勝利が欲しい場合は特効艦にカットインか連撃をさせれば昼に吹き飛ばせることもある。

続く第2ゲージ。第1ゲージ破壊後に水上専用の出撃ポイントが追加されるため水上打撃部隊が最短となる。とはいえボスは編成が特殊なことを除けば弱いので輸送護衛部隊でも十分攻略可能。

輸送ボスは戦艦ル級改 flagshipが率いる連合艦隊。脅威となるのは随伴の半数を占めるPT小鬼群。そのため対策抜きではA勝利すらおぼつかない可能性が高いため、対策をしておかないと沼る可能性大。他の随伴も姫こそいないが、ワ級 flagshipが2隻、ツ級 flagshipが1隻と高耐久艦なのでかなり面倒。第1ゲージ同様に航空戦力皆無のために基地航空隊が刺さるので、第1ゲージとは違って送り込んだ方が確実だろう。

二本目の輸送ゲージを破壊すると、戦力ゲージが出現するが乙以上では基地防空で優勢が必要。乙で1回、甲で2回達成しておけば、第2ゲージ破壊時点で戦力ゲージは解放される。このギミックはゲージ破壊の有無は問わないので、防空を意識していれば自然と解除されていることも多い。

続いてルート短縮ギミックを行う。甲の場合はDマス・Rマス・Cマス・輸送ボスでS勝利。前2つは駆逐3以下で到達できる。後者は輸送護衛部隊で攻略するので、第1ゲージを輸送護衛部隊で破壊した場合は、編成を保存しておいた方がよい。ボスへは水上・機動のどちらでも攻略できるが、ギミックの恩恵を大きく受ける水上部隊での攻略が現実的。戦艦+空母2以下、駆逐4以上の高速統一で最短となり、対潜1と水雷1。水雷艦隊はネ級 eliteがいるにもかかわらず警戒陣をとることがあるのでかなり危険。戦艦と空母は合計3隻までなら増やしても空襲が増えるだけのため、1隻増やすだけなら許容範囲。4隻にするとさらに対潜と空襲が1回増えるが、沼った時のラスダンのボスを圧殺するなら選択肢に入るかもしれない。ちなみに機動部隊は空母+戦艦3以下で高速統一か軽巡2以上か駆逐4以上で対潜1空襲2水雷1の道中4戦だが、水上と比較してもさほど重く出来ないので前述通りメリットは薄い。

戦力ボスは戦艦新棲姫。甲作戦時は削り時は装甲286、最終段階356。随伴に姫がいないなど最近のイベントでは前段の大トリボスとは思えないほど随伴が貧弱な上、ゲージ破壊段階でも随伴がさほど強化されないので、装甲破砕無しでも特効艦のカットインが刺されば撃破は十分可能。ただ随伴にヲ級 flagship(破壊段階はヲ級改)が2隻随伴にいるので、できれば航空優勢、最低でも制空均衡にはとどめておきたいところ。新艦のドロップもなく、グラーフやユーちゃんなどを掘りたいとかの理由がなければ、自信さえあれば装甲破砕しなくてもよい。もっとも破砕条件もさほど難しくもなく、I・T・J・KでS勝利、輸送ボスでA勝利。後者3つは輸送護衛部隊、Tマスはボスへの道中で解除可。Iマスは空母機動部隊で駆逐・海防3以下、かつ戦艦・空母3以上で到達可。

共通報酬はワシントン級戦艦ワシントン。以下は次の通り。

甲作戦:勲章x2、改修資材x8、新型砲熕兵装資材x2、Do 17 Z-2★+2、16inch三連装砲 Mk.6＋GFCS
乙作戦:勲章x1、改修資材x6、新型砲熕兵装資材x1、Do 17 Z-2
丙作戦:勲章x1、改修資材x3
丁作戦:なし

甲限定の16inch三連装砲 Mk.6＋GFCSはアメリカの戦艦に大きなボーナスがあり、特にワシントン級の装備補正が大きい。乙以上のDo 17 Z-2は初の海外製陸攻。もっとも実質的な陸爆のためか行動半径が狭い上に、性能も偏りすぎていてほぼコレクターアイテム。ただしTBFという前例があるため廃棄は推奨しない。

ドロップは既存艦のみ。ただし輸送ゲージの両方で迅鯨がドロップするので、前回確定ドロップでないゆえに掘るのを諦めた人は掘っておきたい。他は輸送ボスでプリンツ・オイゲンやガングート、戦力ボスでU-511、グラーフ・ツェッペリン、神鷹、Z1、Z3などがドロップする。

E-4　ルソン島沖/オルモック沖　竹の輝き

輸送・輸送・戦力のトリプルゲージ。札は南西方面艦隊。

E-3同様に輸送ゲージが非常に長く、甲の場合はE-3に続いて2本合計でTP1 500と非常に多い。ただし輸送ボス自体はどちらも通常艦隊であり、連合艦隊ではないのが救い。ただし第2ゲージはボスにあるまじき警戒陣という悪意の塊のパターンがあるのでゲージが削れなさでリアルで精神に来る可能性があるので注意。

また第2ゲージ以降は道中の敵も強いが、それ以上に空襲が非常に多く、特に甲の場合はアトランタがいない場合はかなりの苦戦を強いられる可能性大。逆にアトランタがいれば空襲や機動部隊が鎮座する道中マス、更には第3ゲージの空母棲姫改対策として大活躍する。

第一輸送ゲージは対潜戦が多い。水上や機動で出撃したり、重い編成の場合は遠回りの上に潜水新棲姫のハズレマスを(場合によっては2回)通る羽目になるため注意。航戦・空母1以下の輸送護衛部隊が最短となり、空襲と対潜マスのみ通る。通常艦隊でも準最短だが輸送護衛部隊なら回避可能な警戒陣パターンのある水雷マスを経由するため、素直に輸送護衛部隊を使った方がいい。またボス前の索敵も厳しいので電探は多めに積みたい。

第一輸送ボスは潜水棲姫改 II。
19年秋に出てきた潜水棲姫改の調整版で、甲はともかく乙以下では改よりも弱体化が著しい。乙以下なら東海を4部隊編成で送ればその時点で大破または撃墜は容易。ただし甲では耐久 390、装甲79と比較的堅いため、東海だけではしとめきれないことも多く、また2隻いるフラソが乙仕様の潜水新棲姫と入れ替わって随伴しているパターンがあるため、そのパターンを引いた場合は水上艦との混成艦隊であることから昼戦のみのS勝利は非常に困難。また水上艦も3隻のうちの1隻がフラツなのも地味に厄介なため、艦隊を空襲対策のアトランタ以外を対潜仕様にし、東海を派遣するより陸攻で確実にツ級を落とすのを優先するのも手。ツ級さえどうにかすれば対潜が完璧な輸送護衛部隊の場合は夜戦も込みでほぼS勝利が取れるので、その点でも仕留め損ねる可能性がある通常艦隊より有利だろう。

第一ゲージを破壊した後、第2ゲージ出現には甲の場合はAマス2回、Kマス1回、乙の場合はAマスで1回の航空優勢を達成する必要がある。これは開始直後から達成可能なギミックのため、第1ゲージ破壊前に達成していた場合はその時点でギミック解除となる。

第2ゲージへは輸送護衛部隊で空襲4回とボス前の水雷艦隊(警戒陣パターンあり)を通る。ただし戦艦・空母1以上、または重巡系(航巡含む)2以上でTマスにそれるため注意。このTマスは甲の場合は随伴にナ級 IIが鎮座している上にギミックもないという悪意の塊のようなマスだったりする。

第2輸送ボスは駆逐林棲姫。
前回イベントのE-4そのままのステータスであり、弱体化ギミックも今回はない。もっとも今回は輸送ボスの上、随伴も含めて姫級無しの通常の水雷艦隊に過ぎないため、砲撃支援で随伴を潰せば基本的にA勝利は容易。ただし警戒陣を取ることがあり、その場合ナ級 II eliteが2隻随伴していることからA勝利も難しくなる。また甲の場合は6隻中5隻が対空砲火を浴びせてくることから、基本的に基地航空隊は撃墜耐性のあるネームド機以外では打撃を与えるのが難しいため、砲撃支援のみにとどめた方が無難。

第2ゲージ破壊後、甲の場合は基地防空優勢2回とX2マスでS勝利が必要。乙以下の場合は基地防空優勢1回(丙以下は不要)とX2マスでA勝利が必要。これも第2ゲージ出現以降から取り掛かれるギミックのため、ゲージ破壊前に解除している場合は同時に解除される。

第3ゲージは泊地修理マスを出すギミックと装甲破砕ギミックがやたら多い。特に難関となるのは甲の場合の第2輸送ボスのS勝利。前者で1回、後者で必要2回だが、警戒陣パターンを引いた場合は旗艦どころか随伴の撃破すら非常に困難なので、試行回数を増やすほかない。S勝利率を上げるためにゲージ破壊前と違って基地航空隊も送り込んだ方がよい。ちなみに乙以下ではこのギミックはA勝利でいいのでかなり楽になる。また装甲破砕ギミック時は甲の場合だと連合艦隊の空母群がいるY3とY5のS勝利も難しめ。特に後者はナ級 II elite2隻が随伴している場合があり、このパターンだと随伴のヌ級も強化されているのでこの編成を引くとかなり手ごわい。

戦力ボスへは空母機動部隊で行くことになる。戦艦+空母4以下、かつ駆逐3以上の高速統一で最短ルートとなる。ここで注意しなければいけないのは間違っても前者で甲の場合は6以上にしないことが絶対に必要。5までなら軽巡2+駆逐4以上と空母4以下を満たせば1戦増えるだけなのでゲージ破壊段階向けだが、6以上の場合はさらに空襲と水上戦が1回ずつ増える上、増える水上戦は随伴にナ級 II elite2隻を随伴に含む可能性がある空母群の連合艦隊が鎮座するY5をY3の後に通過するためボスと戦うどころではなくなる。最短ルートの場合は水上2と空襲2で、ギミックでも通過するボス前の機動部隊の連合艦隊が鎮座するY3が道中最大の難所。Y5よりはマシな編成だが、ヌ級が4隻鎮座しており、ヌ級が4隻全てが改の場合があるため非常に危険。アメリカ空母で航空優勢を確保するのが主流だが、それが出来ない場合は戦艦の特殊砲撃をボスではなくここで切るというのも手段の一つ。ボス艦隊の先制雷撃でそもそも特殊砲撃がまともにできないという事情もあるので、ここで切った方が有効だったりする。

戦力ボスは深海竹棲姫。
駆逐林棲姫と同型の姫で、第1艦隊にいるにもかかわらず先制雷撃をしてくる特別仕様(代わりに閉幕雷撃に参加しない)だが、装甲は甲の場合通常時305、ゲージ破壊段階では365と林棲姫よりわずかに堅い程度で性能自体は直近の最終ボスとしては標準レベル。ただし随伴艦が19年秋の防空巡棲姫や前回の南太平洋空母棲姫同様に無茶苦茶なことから全く救いになっていないため、甲に挑む場合は覚悟が必要。甲の場合削り時から空母棲姫改2隻、戦艦水鬼改1隻、へ級改1隻、ナ級 II elite2隻がいる上、これが破壊段階になると第1艦隊の戦艦水鬼改が分裂し、ネ級改が追加、第2艦隊のナ級 IIがflagshipになった上に4隻に増殖し、ツ級もeliteからflagshipにアップグレード。悪意しか感じない布陣のため、ギミック解除は必須。なお乙でも第1艦隊の布陣は甲と全く同じため、装甲が減少している以外はそのままなのでヤバさはさほど変わらない。削り時にナ級 IIとヘ級改がいないだけ(破壊時にナ級 IIが2隻でるとはいえ)でも全然違うだろとか言い出す提督は毒され過ぎである。ちなみに丙でも空母棲姫改が1隻減るだけで、スーパーダイソン改は通常時1隻、ゲージ破壊段階ではダブルになり、第2艦隊にナ級 IIが1隻とは言え出現するので、報酬を考えても丙でやるぐらいなら戦艦水鬼改がゲージ破壊段階にしかおらずナ級 IIもいない丁に下げた方が無難かもしれない。

ただし確かにボスは手ごわいが、最近のイベントでは例外なくらい強友軍の殺意が高いので、運さえよければ簡単に撃破できることもある。ただし強友軍の中では龍鳳旗艦の部隊が非常に弱いので、これをはじくために最低でも由良を軽巡枠で入れることが推奨される。そしてできればワシントン旗艦の艦隊もはじきたいため、ワシントンかアークロイヤルを投入しておくとなおよい。というか最低保証枠の潜水艦隊が非常に強力なのでこれだけでも十分だったりする。また追加友軍の赤城・加賀の艦隊は非常に強力だが、編成に大淀や高倍率特効のある報酬艦の竹が入っているとはじいてしまうので無理に狙う必要はないかもしれない。また赤城艦隊は高倍率特効のある殺意の塊のようなアメリカ艦を随伴させている場合もあるが、加賀だけでなくサラトガ、イントレビット、フレッチャーと普通に攻略に起用されるような艦が含まれているため、基本的にはじかれる場合がほとんど。ちなみにワシントン旗艦の艦隊に随伴しているアークロイヤルは友軍時に夜戦装備がなく、単発砲撃と完全にネタ化している。

共通報酬は松型駆逐艦の竹。以下はご覧の通り。

甲作戦:勲章x3、改修資材x10、深山★+4、深山改 ★+2、甲種勲章
乙作戦:勲章x2、改修資材x7、深山★+3
丙作戦:勲章x1、改修資材x5
丁作戦:なし

乙以上限定の深山は初の大型陸上機(いわゆる重爆撃機)。カタログスペックは非常に高く行動半径も10と広いが、普通の陸攻の半分しか配置できず、撃墜耐性も低いため現状では見掛け倒しの域を出ない。ただし今後に必要になる局面もあるかもしれないため、できれば確保しておきたい。特に甲限定の深山改は行動半径11と過去最長だった10を上回るため、それだけでも価値があるが、甲の厳しさが尋常ではないので、自軍戦力と友軍の兼ね合いを見て狙うか判断したい。

ドロップは既存艦のみだが、戦力ボスで貴重な武蔵とコロラドがドロップする。特にコロラドは全難易度(乙以上はA勝利でも可)で現実的な確率でドロップし複数入手も可能。未所持ならば今後のイベント対策のためにも無理をしてでも掘っておきたいところだが、掘りの難易度も相応に高いので注意。武蔵は甲/乙のS勝利限定と見られ、ここで掘るより大型建造の方がマシだろう。神州丸や第四号海防艦もドロップするので、そのついでに落ちればラッキーと言ったところ。ちなみに第1ゲージで神風型やまるゆのドロップも報告されているが、まるゆはドロップ率が低い上にノードロップもあるので狙うのは非現実的だろう。

イベントの一覧
前回		侵攻阻止！島嶼防衛強化作戦
次回		激突！ルンガ沖夜戦
開催年	2013年	-春- -夏- -秋- -冬-
	2014年	-春- -夏- -秋-
	2015年	-冬- -春- -夏- -秋-
	2016年	-冬- -春- -夏- -秋-
	2017年	-冬- -春- -夏 - -秋 -
	2018年	-冬- -初秋-
	2019年	-冬- -春- -夏- -秋-
	2020年	-冬- -夏- -秋-

護衛せよ！船団輸送作戦単語

概要

出撃制限