護衛戦艦アリゾナとは、宇宙戦艦ヤマトシリーズに登場する宇宙戦艦である。
宇宙戦艦ヤマトⅢに登場。
デザインは後に宇宙戦艦ヤマト2199で総監督・メカニックデザインを務めた出渕裕。
作外では「宇宙戦艦アリゾナ」と呼ばれる事もある。
地球の各国が建造した護衛戦艦の一隻で、惑星破壊プロトンミサイルの影響の太陽の核融合異常増進による地球の危機に際して、人類が移住可能な惑星を探査する北アメリカ州の船団の護衛の為に旅立った。
その後、行方不明になっていたが、ボラー連邦の攻撃によりスカラゲック海峡星団に沈んでいるのをヤマトに発見された。
同時に登場した護衛戦艦としてソ連の「護衛戦艦ノーウィック」、ドイツの「護衛戦艦ビスマルク」、イギリスの「護衛戦艦プリンス・オブ・ウェールズ」があるが、これらの顛末は不明な為、アリゾナが比較的優遇されている形となる。
ちなみに構成案の段階では調査船団としてのヤマトとの邂逅の後にゼニー合衆国との戦いに敗れ、慰霊祭が開かれる展開だったようだ。
宇宙戦艦ヤマト復活篇ディレクターズカット版では同型艦の「ペンシルバニア」が登場し、太陽系に取り残された人々の救助を行っていた。
宇宙戦艦ヤマトⅢに登場する護衛戦艦は「さらば宇宙戦艦ヤマト」や「宇宙戦艦ヤマト2」に登場する地球防衛軍艦艇の発展形の様な外観を持つのが特色だが、アリゾナは「ヤマト」に似た水上艦を想起させるシルエットに「主力戦艦」に似た艦橋や下部構造物、「アンドロメダ級」を思わせる4基のサブノズル等のパーツなど、強そうな要素がてんこ盛りになっている。松本零士曰く「ヤマトを直線デザインで置き換えたイメージ」との事。
地球防衛軍の戦艦としては珍しく舷側に砲塔が配置されており、攻撃範囲の広さを伺わせる。
また、煙突ミサイルの様な形状の煙突型パルスレーザーを搭載している。
ヤマトⅢ本編では健在な姿は一枚絵でしか登場していないものの、ヤマトの様な水上艦型の宇宙戦闘艦はヤマトでは珍しく(ヤマト級として波動実験艦ムサシや波動実験艦銀河はある)、且つヤマトのメカニックの世界観をストレートに濃縮した姿はインパクトが強く、マニア人気が高い艦船となっている。
護衛戦艦の定義や宇宙戦艦との違いは不明だが、各国の象徴として主力戦艦よりも上位の、長距離任務にも耐える艦種として解釈される事が多い。
カラーリングが似ている為か完結編の戦艦と関連付けて語られる事も。
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最終更新:2025/12/08(月) 04:00
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