いわゆる深川エリアに位置している。昔は工業地域だったが、今ではほとんどを商業地区と居住区域が占める。
東京湾を埋め立てて造成されたエリアで歴史が浅い。と書こうと思ったが、そもそもここが埋め立てられたのが1923年(大正12年)に発生した関東大震災の瓦礫の処理のためなので、そう考えると100年近い歴史がある。
同様に埋め立てられて出来た有明や東雲がもう少し海側に出ているので、それに比べると豊洲地区は都心寄りに位置している。
1980年代まではもっぱら工業団地として栄えていた。町内にはIHI(石川島播磨重工業)や東京ガスの工場、東京電力の新東京火力発電所などが立地していた。
しばらくは工業団地としての色合いが強く、地価も比較的安かったので、当時日本では珍しかった業態の店舗が実験的に設置されたりもしていた。例えば1974年には、当時日本にはほとんど存在していなかったコンビニエンスストアの一店舗が、豊洲にあった酒屋を改装してオープンしている。これこそが後に日本中で店舗網を張り巡らせた大手コンビニチェーン『セブンイレブン』日本第一号店だったのだが、どうやら「豊洲だから」というよりは、単に出店コストが安かったからここになったということらしい。
その後、豊洲には地下鉄有楽町線が開通し、ららぽーと豊洲(キッザニア東京が入居)などが建設されはじめると、街の様相は工業中心から商業中心へと大きく変わっていく。タワーマンションが林立し瞬く間に地価が高騰、平成30年現在では江東区内で最も高い公示地価をつけている。極めつけに日本最大の魚河岸・築地市場の閉鎖に伴って新市場・豊洲市場の建設が行われ、造成からものの100年で日本中にその名を轟かせることになった。
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最終更新:2024/10/05(土) 15:00
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