豊田スタジアムとは、愛知県豊田市の豊田中央公園内にある球技専用スタジアムである。
施設は豊田市が所有し、株式会社豊田スタジアムが指定管理者として運営管理を行っている。
| 豊田スタジアム TOYOTA Stadium |
|
| 基本情報 | |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県豊田市 |
| 開場 | 2001年7月21日 |
| 所有者 | 豊田市 |
| 使用チーム | ・名古屋グランパス ・トヨタヴェルブリッツ |
| 収容能力 | 44,380人 |
| グラウンドデータ | |
| グラウンド | 天然芝 |
| ピッチサイズ | 105m×68m |
| 経歴 | |
| 競技場テンプレート | |
豊田市が総事業費451億円を投じて建設したスタジアムであり、陸上競技場ではない球技専用スタジアムとしては埼玉スタジアム2002に次ぎ、日本国内で2番目の規模である。
建設計画自体は以前からあったが、1995年に愛知県が2002 FIFAワールドカップの誘致に立候補したことがきっかけで建設されたスタジアムである。結局ワールドカップの誘致は実現しなかったが、当初に見込んでいた規模を縮小し、2001年6月25日に竣工。7月21日に開場となり、開場記念セレモニーとしてKiroro、ゴスペラーズ、THE BOOMによるオープニングコンサートが行われた。
球技専用スタジアムのため陸上競技用トラックは存在しないが、市民マラソン大会である豊田マラソンや豊スタナイトリレーマラソンなど、市民を対象とした陸上競技イベントが年に数回開催されている。
スタジアム建設の際には住民からの反対も多く、1998年7月にはスタジアム建設反対派住民らによって豊田市に対して31,817人の署名とともに住民投票条例制定を求める直接請求を行ったが、市議会臨時会で否決された。
スタジアム名から誤解されがちだが、豊田市が公費で建設したスタジアムであり、トヨタ自動車は出資はしているものの建設費の支出や施設の所有、命名権の保有などを行っていない。
スタジアムの設備や見やすさという点では評判の良いスタジアムだが、やはり名古屋市から離れているというのがネックとなっており、最寄りの豊田市駅や新豊田駅からも徒歩15分以上はかかることからアクセスの悪さが大きな課題となっている。
「トスタくん」というスタジアムのマスコットキャラクターも存在する。
屋根は蛇腹状に折り畳まれた屋根膜が開閉する形で、全天候型のスタジアムを謳っていた。しかし、故障個所が発見されたものの修繕に多額の費用がかかることから2015年以降は屋根が開けられたままとなっていた。2021年から屋根膜を撤去し、固定式にする工事が始まり、2023年に工事が完了。撤去された屋根膜はトートバックやペンケースにリユースされ、豊田市のふるさと納税の返礼品に指定されている[1]
Jリーグの名古屋グランパスエイトがホームスタジアムとして使用している。当初はホームタウンが名古屋市のみのため、パロマ瑞穂スタジアムのみの登録だったが、2012年に豊田市がホームタウンに加わったのを機に、それまで準本拠扱いだった豊田スタジアムを本拠に追加。グランパスは、2019年11月に瑞穂スタジアムの全面改築工事を2021年から実施するのに伴い、2020年のJ1リーグ終了をもって一旦パロマ瑞穂スタジアムでの開催を中断することを発表している。
豊田市に本拠を置くトヨタ自動車がオフィシャルスポンサーを務めていた時代のFIFAクラブワールドカップ(2005年〜2008年および2011〜2012年)の会場としても使用されている。ただし、決勝はよりによって日産自動車がネーミングライツを取得している横浜国際総合競技場で開催されている。
JAPAN RUGBY LEAGUE ONEに所属するトヨタヴェルブリッツのホームゲームに使用されている。
ラグビーワールドカップ2019の会場にも選ばれており、2019年10月5日の日本vsサモアなど、プールステージの4試合が開催。このとき、英語での名称が「TOYOTA Stadium」であることから、大会組織委員会から指摘を受け、大会期間中の英語名称を、「City of Toyota Stadium」とすることで豊田市の所有であることを強調し、正面ゲートの「TOYOTA STADIUM」の銘板を一時撤去するなどの措置を行っている。
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最終更新:2025/12/07(日) 18:00
最終更新:2025/12/07(日) 18:00
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