貧乳マイクロビキニーソとは、ニコニコ漫画で連載されている4コマ漫画である。作者は川村拓。
この項目では、スピンオフ作品である「ももとあんず」についても解説する。
概要
2014年5月にスタート。3人の高校生とそれを取り巻く親族たちを描く変人揃いの日常系4コマ漫画。
サザエさん時空ではなく、作中の経過時間は現実の経過時間と同様。
作品タイトルからアレな雰囲気が漂っているように見えるが、実際はエロ成分はごくわずかにとどまっている。
初期こそ描写はそれなりにあったが、201話以降にあたる「C」からは「性的な描写」マークも外されている。
更新ペースが非常に速く、ほとんど毎日更新されていたが、最近は作者の商業誌での活動が多くなってきたため更新ペースは抑え気味になっている。それでも週に1~2話更新されることが多い。
各話の最終ページにはよく宣伝が貼られている。
ENSOKU STOREにてモーションコミック化している。
そして現在は作者がデータをきちんと保存していなかったために大幅な加筆・修正を施され、さらに本編で挿入されなかった話を盛り込んだ単行本が発売されている。タイトルがタイトルなので、店員に直接聞きづらい時は作者名の「川村拓」で探してもらおう(たまにタイトルのせいで入荷を見送った店舗もあるので注意)。
登場人物
作者によるキャラクター紹介はC-1話及びD-1話にも掲載されている。
主要人物
- 前田杏介(まえだきょうすけ) CV:須田勝也
- 黄緑色の髪をしている。初登場(2014年)時15歳。
他が暴走することが多いためツッコミに回ることが多く、杏介が登場しない回はツッコミ不在で進行することもある。しかし最近はボケに回る比率が高め。常識人ではあるがかなりのヘタレ。
みゆきが大好きだが本人のヘタレ気質もあってかなかなか進展しない仲である。
中性的な顔立ちのようで、女装をすればマキを差し置いて男からナンパされたり、ふざけて出場させられたミスコンで優勝したりもした。
手先が器用。けん玉は町内大会3位という実力。大学入試はマキの志望校にけん玉の一芸入試で通過し、結局大学でも3人揃うこととなった。けん玉以外にもヨーヨーなど手先を使う遊びは大体得意。
両親は医者で実家は病院であるものの、成績は全教科で赤点を取ったり英語のテストでマイナス100点を取るなど勉強は大の苦手。ただ地頭は悪くないらしく、マキの指導下のもと一夜漬けで再試を100点で通過したこともある。唯一美術だけはピカソのフルネームを暗記するほど得意。
黄緑つながりだからかメロンパンが好き。親戚が経営するパン屋「まみどり」で修行(バイト)をしており、自分がメロンパンをプロデュースするようになってからは毎日メロンパンが売り切れるとか。
誕生日は12月23日。
「杏介」という下の名前は公募で決定した。
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- 檀間みゆき(まゆみまみゆき) CV:藤井アユ美
- 黒色の髪をしている。初登場(2014年)時15歳。貧乳。
天然ツインテハイテンション。パーティーグッズを常に持ち歩いている。特に付け髭(通称おひげ)の使用率が高く、いつの間にかつけていることも多い。場合によっては鼻メガネも加わる。
テンションが上がると腕をパタパタする癖がある。年々パタパタのスピードが加速しているらしい。
隠し事をするのがとても下手だがポーカーフェイスはできるようである。得意技は肩パン。
幼少期にせっけんスケートで足を怪我し、杏介の病院にお世話になったことがある。杏介からの好意に気付いているのかは定かではないが、みゆきの対応から両想いである可能性が高い。
父親の職業をなぜか汁男優と勘違いしている(母親がふざけて仕事を汁男優と教えたかららしい)。
杏介ほど酷くはないが勉強が苦手。料理も苦手でケーキを作るとケーキから呪詛が出てくる。
体を動かすのが好きなのか体育だけ成績がよく、特に走る競技において(パラディンを除き)右に出るものは居ない。そのためかマキの志望校からスポーツ推薦でオファーを受けている。
おひげなどのセンスは父親譲り。 ロキノン系バンドが好み。誕生日は3月20日。
「ももとあんず」では五輪の合宿に行っているらしい。
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- 牧野マキ(まきのまき) CV:藤田昌代
- ピンク色の髪をしている。初登場(2014年)時15歳。巨乳。
自他ともに認めるドS。しかしかなり打たれ弱く自分が弄られると負ける。
杏介とみゆきとは小5で出会う。みゆきの誕生日の日にモーニングスター手作りのぬいぐるみを交換したりしている。ドSに目覚めたのはその小5の頃で、実は杏介とみゆきのせい。
視力が悪く、幼少期は眼鏡をかけていた。現在はコンタクトだが授業中などに眼鏡をかけている時がある。花粉の時期はコンタクトを付けないせいか目つきが普段より悪くなる。
両親は教師。自分も将来は教師になりたいと思っているが、教師ゆえに厳格だった父親は嫌いなようである。
他の2人とは違い成績が良い(学年1位)。成績がよろしくない杏介とみゆきに勉強を教えることがある。
でもあまり美的センスがなく、美術の成績だけは良くない。髪型を自分で弄ろうとしても失敗する。
小学生の時点でDカップはあったとか。現在は自称FカップだがGカップ疑惑がある。髪型が時々変わる。
小動物が好き。道端にいた猫を拾ったこともあり、後にマリーとして牧野家で飼われる。
実姉であるパラディンは邪険に扱いつつも割と信頼している様子。
誕生日は10月25日。好きなゲームはカービィ。
「ももとあんず」では教育実習生として杏と後藤くんの高校に赴任している。
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- 檀間ジロウ(まゆみまじろう)
- みゆきが飼っている犬でみゆきの弟分。初登場(2014年)時0歳。
みゆきは「おしる」と名付けたかったらしいが、母親から猛反対を食らいこの名前になった。なおこの名前も公募で決まっている。
かなりハイスペックであり、二足歩行は当たり前で、お手玉やけん玉をしたり、さらに人語をも解すこともできる。
喋ることもできるが犬語のようで、周囲の人間がジロウが喋る内容を理解できている模様(一部の人間には通じない)。そのためか言葉がたどたどしい。たまに杏介がアテレコして遊ぶ時がある。
本当に犬なのかどうか怪しいが一応母犬は普通の犬(でも喋る)。父犬の遺伝が大きいらしい。
杏介からけん玉やヨーヨーを教わっている。他にも人間から色々な新技を教えられることがあり、大抵の場合は人並みにこなすことが出来る。
牧野家で飼われている猫のマリーとなぜか恋仲。
杏介曰く「100年生きる」とか。好きな芸能人はガチャピン。
前田家
- 前田杏(まえだあんず) CV:優稀澪
- 杏介の妹。初登場(2014年)時10歳。
おだんご頭が特徴的。むしろ本体。名前は公募で決定した。
かなりませている。大人ぶっているけれど子供。後藤くんが好き。
ジロウが喋る言葉がなぜか通じない。とあるオンラインゲームでの名前は「よもぎ団子」。
とあることがきっかけでマキからドS道(ウェイ)を教えられることになる。
- 前田つる子(まえだつるこ)
- 旧姓「鶴田」。杏介の母親で外科医。勘違いをしやすく、マキの名前を「ジロウ」だと思っている。
学生時代はよく怪我をしていたらしく、今の夫である杏仁に応急処置をされていた。
結局、杏仁と同じ医学部に進み、ともに外科医になった。現在でも夫とはラブラブ。
息子以上にけん玉が上手く、町内大会1位をとっている。
非常にマイペースなためか、マキでさえ逆らうことができない。たまに怒ると怖いらしい。
大学時代は杏仁とともに映画研究部に所属していた。
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- 前田杏仁(まえだきょうじ)
- 杏介の父親で外科医。妻からは「あんちゃん」と呼ばれている。前田家は家族全員髪の色が黄緑色。
高学歴な上に高収入、いい奥さんや子供を持つ。これだけ聞けばかなりのリア充…のはずなのだが、残念すぎる性格のせいでそれを台無しにしてしまっている。
ネガティブな性格だが家族好き。学生時代は息子と瓜二つの外見であった。今も眼鏡を外してヒゲを剃ればそっくりの外見になる。唯一の作画の違いは目(杏介の目は中が黒く、親父の目は中が白い)。
やはりというかけん玉が上手いらしい。隠語ではなく。 犬が苦手でジロウの言葉も通じていない。
大学時代はつる子とともに映画研究部に所属していた。
檀間家
- 檀間ゆみ(まゆみまゆみ)
- みゆきの母親。特殊メイクアーティスト「M・M」として世界的に有名。
実家は小さな花屋。ハリウッドで活躍しているため留守にしていることが多い。
前田両親と同じ大学の教育学部出身で前田両親の先輩、そして映画研究部メンバー。杏仁から1万円を返されていないらしい。
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- 檀間一郎(まゆみまいちろう)
- みゆきの父親。スーツアクターでこちらも海外に居ることが多い。
大学時代に洗剤のCMにおける怪獣「汁ゴン」のスーツアクターを演じ、そこからスーツアクターの道を選んだ模様。
前田両親と同じ大学の医学部出身で前田両親の先輩、そして映画研究部メンバー。
牧野家
- 牧野きみこ(まきのきみこ)
- マキの姉。初登場(2014)時18歳。通称「赤髪のパラディン」「赤パラ」「巨乳腹黒ヒキニート」。
マキと違い赤色の髪をしている。マキより巨乳でIカップはあるとか。年中タンクトップに短パン。
18歳にして高校一年生(留年)、ホモ百合好きで変態、引きこもり、そして職業はパラディン(ゲーム内)と見た目に反してかなり残念な人。マキとほぼ対照的ではあるが妹思いのシスコン姉である。
パラディンをしているオンラインゲームでは「よもぎ団子」というユーザーとゲーム内で結婚した。その中の人は推して測るべし。
留年の理由はマキをかばって交通事故に遭い、前田両親に勧められて2年間休学し、アメリカでリハビリを行っていたため。その後ゲームイベントで賞金400万円を獲得したため高校を中退、クソパラニートプロゲーマーとして年収2000万円を稼いでいる。挨拶は「Iカップ~」。
作中で戦闘能力及び身体能力が最も高く、マキに気付かれずに瞬間移動を行うのは序の口。左右の胸を高速で動かし手足を使わずに匍匐前進する通称「おっぱ移動」、雪合戦では雪玉を全て避けるどころか気合で雪玉をかき消し、入院中には足が不自由な状態で手の力だけで3階の病室に窓から侵入したりとその能力は枚挙にいとまがない。唯一出来ないことは「ファンの期待を裏切ること」。
作者によれば「強くし過ぎた」とのこと。このようなキャラの濃さのため出るだけで話がオチる。
最近はよく(´⦿∀⦿`)みたいな顔をしている。
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- 牧野マリー(まきのまりー)
- 牧野家の飼い猫でマキが拾ってきた。常に無表情で、得意技はマッハスピードの瞬間移動。
さらにパラディンからマリオのような壁キックや変わり身の術まで教えられている。気分屋。ジロウのガールフレンド。
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- 赤井のおじさん
- 牧野家の親戚。マキやパラディンから見て何親等かは不明。
二次元幼女と小動物にしか心を開かないらしい。
前田両親と同じ大学の映画研究部メンバー。実はみゆき母に惚れていた。
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その他
- 後藤百太郎(ごとうももたろう)
- 杏の友達の男の子。初登場(2014年)時10歳。
写真家でありカメラを持ち歩いているが、たまにみゆきに貸し出される。
非常にピュアで、例え冗談であっても本当のことだと信じて疑わない。
みゆきを肩パンの師匠だと思っている。杏が好き。
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- 後藤ももか(ごとうももか)
- 後藤くんの姉。杏介たちとは一学年下。
科学的観点からジロウの生態に興味があるが、その飼い主であるみゆきからは「美乳を解明したい」と出会うたびに追い掛け回される。
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- 幽霊の女の子
- 近くの公園の木の下によくいる。通称「霊子ちゃん」。
生前はパラディンと同じく前田両親が務める病院に入院しており、パラディンとよくマジック・ザ・ギャザリングを嗜んでいた。その影響でレアカードの知識は今もある模様。
生きていれば杏介たちと同じ学年だったようである。
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- パパジロウ
- ジロウの父犬。ジロウありきの名前にはさすがのみゆきもツッコんだ。
出で立ちはジロウそっくり。前田両親の大学時代、映画研究部にいつの間にか居座っていたらしい。
ジロウ曰く「関西人」「YouTuber」。
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- とり
- 鳥。鳥であることに疑問を持った時から人語を喋るようになったらしい。
マリーは天敵。
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- 近所の子供
- ジロウの友達。猫耳帽子を被っている方が「樽崎」ちゃん、黒髪で髪を縛っているほうが「鬼束」ちゃん。
二人は親戚。おばあちゃんは銭湯を営んでおり、ジロウの母犬を飼っている。
作者の別漫画である「ゆるぎベタフラッシュ」に登場する漫画家、樽崎ゆるぎ先生とおにくらげ先生とよく似ているが、同一人物なのかそれともスターシステムなのかは不明。
ももとあんず
2015年7月末にスタートした本作のスピンオフ作品で、本編から数年後の杏と後藤くんが高校生に成長してようやく彼氏彼女の関係になった姿を描いている。単行本未掲載だが作者曰く「単行本は買って」とのこと。
登場人物
- 後藤百太郎(ごとうももたろう)
- 高校生になってもカメラは手放さず、よりマイペースさに拍車がかかっている。
愛称は「ごっち」。杏からは「もも」と呼ばれている。木崎くんから「天然のタラシ」とからかわれるくらい自覚なくモテているとか。
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- 前田杏(まえだあんず)
- 2つあった本体おだんごは1つになった。男子からはマキの調教かドSと見られている模様。
しかし実際はかわいい部分が知られていないだけのツンデレである。
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- 木崎くん
- 後藤くんの小学校以来の友人。髪の毛は黄色もしくは金髪。
小学校時代から性に対して興味が強かった模様。
後藤くんと杏との仲を冷やかすことが多い。
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