貨物船とは、
である。ここでは1.について記載する。
スピードは鉄道や自動車、飛行機には敵わないが、低運賃で大量の貨物を一度に運ぶことが可能で、世界中の貿易において極めて重要な役割を担っている。
以前は色んな種類の貨物をまとめて積み込んでいたが、近代になって同じものをたくさん運んだ方が効率が良くなったため、様々な専用船が登場した。コンテナを運ぶためのコンテナ船や穀物や鉱石、砂糖などを運ぶばら積み船、原油や化学品などを運ぶタンカー、車をそのまま乗せることが出来るRORO船などの種類がある。
日本では江戸時代に北海道から日本海沿いの港を寄港しながら瀬戸内海を通って大阪まで昆布やニシンを運んでいた北前船が有名。
1950年頃までは港の海底を深く掘る技術がなかったため、大きな船は直に岸に着けることが出来なかった。そのため、貨物船は岸から離れたところにとまり、艀と呼ばれる小さな船で何回かに分けて貨物を貨物船に積み込んでいた。
それまでは機関室が大きく船の真ん中にしか置けなかったため、貨物を積む船倉が前と後ろで分かれていたのだが、技術の進歩によって1960年代から機関室が小型化し場所を選ばなくなり、貨物をたくさん積めるようになった。貨物を吊り上げるデリックも操作しやすいクレーンにとってかわられた。
周囲を海に囲まれた島国である日本では、資源の多くを外国から輸入し、つくった製品を輸出している。貨物船はこれからも人々の生活を支えるため、物を運び続けるだろう。
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最終更新:2025/11/12(水) 23:00
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