賢者の石-サバティエル 単語

ケンジャノイシサバティエル

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賢者の石-サバティエルとは、アニメ遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」に登場するカードである。

※記事名はアニメ及びOCG版の表記で、「タッグフォースシリーズでは「賢者の石 サバティエル」と表記される。

概要

アムナエルが十代に託したエメラルドタブレットの中にあったカード。究極の錬金術師にしか使えないカードであり、イマジネーションを結晶化させ、3度望みをかなえて奇跡を起こすことができるという。本の中に挟まっていたようだが、丸とのデュエルの直前に偶然本を落とした際に本の隙間からはみ出たのを十代が見つけ、デッキに投入された。

ハネクリボー」が「炎皇ウリア」の攻撃で破壊された際にデッキから手札に加わり、後に十代が手詰まりとなった際に、このカードを「融合回収」へと変化させることで窮地を脱した。
さらに「融合解除」へと変化させた後、最後の願いとして「ミラクル・フュージョン」を望み、「E・HEROリクシーラー」を融合召喚。3度願いをかなえたことによりこのカードの本当のが現れ、このカードをエリクシーラーへ(演出上)装備、エリクシーラーの攻撃14500として「魔皇ラビエル」へ攻撃し、十代が勝利した。

デュエル終了後、このカードは消滅した。


アニメテキストは以下の通り。

通常魔法
ハネクリボー」が破壊された時、デッキのこのカードを手札に加える。
ライフポイントを半分支払い、自分のデッキ墓地にあるカードとこのカードを交換する。
交換したカードを使用した後、このカードを手札に戻す。
この効果で3度交換した後、次の効果をこのカードは得る。
このターン、対となったモンスター1体は
相手フィールド上にいるモンスターの数だけ、モンスターの攻撃を倍加させる。

アニメ遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX」第49話による

このカードの処理は、「イマジネーション」、「奇跡を起こす」など、ルール外ののように説明されているが、実際はテキストに記された通りの処理を行っているにすぎない。しかし、録画でもして(現在ならばDVDでも買って)一時停止しない限りテキストは読めず、効果に必要なライフコストの説明すらなかったため、効果を使った途端、十代のライフが半分になるというわけのわからないことになっていた。

アムナエルの説明から考えると不可能だろうが、テキストだけ見ると交換効果は何度でも使えるように読みとれてしまう。

名前の由来

賢者の石PhilosophersStone)とは、錬金術において、などの卑金属に変える際の触媒になると考えられた霊のこと。不老不死の秘、エリクシールエリクサー)の材料とも、あるいは賢者の石とエリクシールは同一のものだともいう。
E・HEROリクシーラー」の「エリクシーラー」はこの「エリクシール」からきていると思われ、エリクシーラーの攻撃名「フュージョニスト・マジスタリー」のマジスタリー(Magistery)も「賢者の石」の意。このカードとエリクシーラーが深い関係にあることがうかがえる。

サバティエル」はミカエルの別名。

ゲーム版

ゲームタッグフォースシリーズ(1~6)では、OCG登場以前からオリジナルカードとして収録されていた。
カード名がアニメとわずかに異なり、「賢者の石 サバティエル」と表記される。

通常魔法
自分フィールド上の「ハネクリボー」が破壊された時、
デッキからこのカードを手札に加える事ができる。
ライフポイントを半分払い、自分のデッキ墓地にあるカード1枚を手札に加え、
このカードデッキに入れシャッフルする。
この効果を3回使用した後、このカードは次の効果になる。
自分フィールド上の表側表示モンスター1体の攻撃を、
ターン終了時まで相手フィールド上にいるモンスターの数だけ倍化する。

デッキから手札に加える効果は強制効果から時の任意効果になった。デッキカードが強制効果を持っているとルール処理が複雑になるためだろうが、タイミングを逃す性は出てしまった。交換効果はおおむね再現されたが、使用後のこのカードの処理がデッキに戻すように変更されている。最後の効果はほぼ再現となった。

ハネクリボー」の破壊をトリガーとするサーチ効果はあるものの、メインの効果は万サーチあるいはサルベージとなるため、汎用性が非常に高い。1ターンキルデッキにでも入れておけばパーツ集めに非常に役立つし、そうでなくともその場の状況にあった好きなカードが手に入るなんとも危ないカード
ただのサーチカードとみなすならむしろ最後の効果が邪魔になるレベル。ただ、戦闘を行うデッキならこちらの効果も十分活用できる。

ゲームバランスを壊しかねない効果であるため、TF1では制限、以降の作品では禁止カードとなっている。
禁止カードを1枚だけ無視できるようになるか、(事実上の)禁止・制限全解除リストが配信された後のお楽しみ。

OCG化より後に発売された「タッグフォーススペシャル」では、OCG仕様に修正され、制限カードとなった。

OCG版

「コレクターズパック 伝説決闘者編」(2014年5月17日発売)でOCGに登場。
カード名はアニメと同様になっている。

通常モンスター
(1):自分の墓地に「ハネクリボーモンスターが存在する場合、LPを半分払って発動できる。
デッキから「融合魔法カードまたは「フュージョン魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカード墓地に存在する場合、自分の墓地の「賢者の石-サバティエル」3枚を除外し、
フィールドモンスター1体を対として発動できる。
そのモンスターの攻撃ターン終了時まで、
フィールドの攻撃が一番高いモンスターの攻撃アップする。

「かーどビング通信」2014年5月2日付exitによる

アニメゲーム版にあった自身のサーチ効果は削除され、「ハネクリボーモンスターの存在を条件とする「融合」・「フュージョン魔法カードのサーチ効果になった。かなりの弱体化だが、融合錬金術を関連付けたアニメGXの描写を考えるとこの調整は妥当かもしれない(アニメで十代がサーチした3枚はいずれもこの範囲内)。
また、3回使用した後の効果は、墓地の3枚を除外するという条件になり、攻撃は倍化からフィールドの最高攻撃を参照した上昇に変わった。

ハネクリボー」(と名のついた)モンスターという定があるが、対となるのは「ハネクリボー」そのものと、LV9,10の3体。
このカードのために採用するならば、専用カードを要する「ハネクリボー LV10」は避けたい。「ハネクリボー LV9」は単体でも使用できる効果になっているが、魔法を除外する効果を持つため、このカードの(2)の効果との相性が悪い点に注意が必要。「ハネクリボー」は「クリボーを呼ぶ」などに対応するため多少墓地へ送りやすい。

融合」・「フュージョン魔法カードをサーチする効果を持つため、大抵は融合召喚ができるデッキで採用される。
ミラクル・フュージョン」、「超融合」などをサーチできるため、【E・HEROデッキなどではうれしい。「ハネクリボー」は「ミラクル・フュージョン」で「E・HERO The シャイニング」の融合素材にもできる。
1ターンの発動回数に制限はないので、手札に複数枚あるならば続けて使用できる。ただしその分、ライフ消費もしくなるが。

(2):の効果は同名カード3枚と引き換えにした攻撃アップ
魔法カードモンスターべて墓地へ送りにくいため、地に使っていかなければそうたまらない。一応「名推理」、「モンスターゲート」を使ったり、ライトロード差別墓地へ送る手もないわけではないが、発動条件のある同名カード3枚をデッキに入れるリスクは考慮しなければならない。
前半の効果をメインにして、後半の効果は機会があれば使用するくらいの気持ちで臨むのがいいだろう。

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