アカズキン
赤ずきん(あかずきん、赤頭巾、赤ずきんちゃん)とは、「女の子に手を出したら怖いおじさんにコンクリ詰めにされたでござる」となってしまった悲劇の物語である。
ペロー童話やグリム童話などに見られる西洋の御伽噺。類型はそれ以前にも存在していた模様。国で言えばフランスやスウェーデン、ドイツなどで広がり今は世界中に伝わる童話の一種。
しかし、時代によって内容は変化しており、現代においても改変は続けられている。
日本など現代における一番有名な『赤ずきん』は概ね1800年頃のドイツのグリム童話に基づく。その簡単なあらすじとしては
といったものである。
グリム童話として知られる以前の赤ずきんは赤ずきんが食べられて終わりだったり、お婆さんが食べられる場面が生々しかったりする。
赤ずきんは当時のヨーロッパでは教訓に使われていたとされる。
ヨーロッパにおいて「森」というのは恵みを与えてくれる畏敬の対象であり、同時に人を襲う恐ろしい「狼」が潜む恐怖の対象だったらしい。
この場合の「狼」というのは動物の狼だけに限らず、いわゆる悪い大人が森に逃げ込んで盗賊となったものも含まれており、後述するが赤ずきんに登場する狼が動物の狼ではなく悪い大人を暗喩していた可能性があるかも知れない。
また、そのような森の中に一人暮らしをしていたというおばあさんもその存在だけで異質ともとれる。森の中に一人で住み、子供が来るのを待っているという点においては同じグリム童話に収録されている『ヘンゼルとグレーテル』に登場するお菓子の家の魔女と設定が非常に似通っている。違いは子供を食べようとしているかしていないかだけであるが、それも狼に取って代わられることで解消され、結局子供を襲う怪物と化してしまう。
これについては飢饉に襲われた際に子供や老人を森に捨て、口減らししたことを意味しているのではないかといわれることがある。たくさんある物語の捉え方の一つではあるが。
主人公である赤ずきんが「食べられる」というのは極めて残酷である。また、「ょぅι゛ょ」「狼(男を暗喩)」「食べる(性的行為を暗喩)」などというキーワードなど、この物語にはもともと性行為、しかも幼児性愛を暗示させるような要素を捉えることができる。
もっとも、グリム・ペロー童話以前から赤ずきん(の原型であった民話)はいくつもの種類があり、時代や地域、語り手によって変化を見せているため、一概には言えない。下記参照。
男女平等などの考えが広く周知された現代においては、「狼に襲われる被害者で狩人に助けられるヒロイン」だった赤ずきんの立場は「狼を撃退する自立した女性」というヒーローへと変貌することがある。この場合の代表例としてはカプコンの格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズに登場するバレッタなどがあげられる。
あるいは狼が最終的に死んでしまうことを回避し、皆でハッピーエンドを迎えるために、狼と和解して友人となる場合もある。この場合の代表例は漫画・アニメ『赤ずきんチャチャ』があげられる。
なお、この両方が成立する作品としてはアニメ『おとぎ銃士 赤ずきん』があげられる。
現代の「先鋭的なシュールさ」を追及すると、関連動画で紹介している『赤ずきんと健康』といった作品が登場する。
従来の赤ずきん
掲示板
69ななしのよっしん
2019/11/10(日) 01:57:51 ID: eiHtMboOkh
友達に赤ずきんの頭巾はなんで赤いの?と聞いた結果
返り血
血で赤く染まった
狼を殺したから
血が付いてるのを誤魔化すため
もう赤ずきんのイメージってみんなこんななんすねぇ…
70ななしのよっしん
2020/01/14(火) 14:08:29 ID: 1fFuwnY/az
71ななしのよっしん
2020/08/15(土) 23:41:56 ID: nuUomVA936
>>65
日本の福島県に「姉弟と山姥」という類話があるよ。
(山姥が姉弟の別居している祖母に化けて、泊まりに来たのを寝込みを襲って片方食ってもう一方に逃げられる。)
多分フランスやドイツでも「女の子と狼」とかでしょ。
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最終更新:2022/08/16(火) 13:00
最終更新:2022/08/16(火) 13:00
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