赤魔道士とは、ファイナルファンタジーシリーズ及びその派生作品に登場するジョブである。略称は赤魔。
『白魔法』と『黒魔法』を使いこなし、ある程度の武器攻撃をも得意とするジョブ。ただしいずれも専門家には劣る。一部の作品では「赤魔道師」「赤魔導士」と表記される。
基本的な外見は、上に張られたお絵カキコの通り、赤い羽根付き帽子に赤いマント姿。天野喜孝氏がイラストを手掛ける『吸血鬼ハンターD』の主人公『D』がモデルとのこと。
初登場作品。赤魔術士がクラスチェンジした上位ジョブであり、より高いクラスの魔法を習得できる。ただしおなじみの姿は赤魔術士のものであり、赤魔道士のグラフィックは別のものであった。本作では比較的高めの水準でバランスがまとまっている。具体的に言うと白魔道士・黒魔道士の2ジョブの必須魔法の殆どを赤魔道士も習得可能であったり(ダテレポ・ヘイスト等)、一部の騎士剣やガントレットと言った重装よりの装備も可能でアタッカーとして振る舞えるポジションにいたりと非常に頼もしいジョブであった。他機種でのリメイク版でもその傾向は色強く残されている。
取説で「なんでもできる赤魔道士的なキャラを目指すと苦労する」的なことが書かれている。
本作でおなじみの姿となる。序盤ではアンデッド退治にワイトスレイヤーが活躍し、魔法も使えるため便利。……だが、どれも以後はパッとしないため、後半まで使っていくのは厳しい。
リメイク版では強化され、プレイスタイルにより十分後半での使用にも耐えるようになった。
水のクリスタルの元で獲得できるジョブ。ジョブの上位・下位が撤廃され、個性が重要視されるようになった本作では、バランス型で特化した部分のない赤魔道士は器用貧乏と見なされがちである。
しかし、マスターすると習得できるアビリティの「連続魔」は魔法を2連射できる(ついでに白黒魔Lv3が使用できる)という超強力なもので、FF11やFFTAにおいても赤魔道士の特徴として採用される。
黒魔や白魔は仲間キャラにいるのに、赤魔は仲間キャラになり損ねた。NPCとしてのみ登場する。
キャラ作成時から選択可能なスタンダードジョブとして登場。本作でもバランス型であるために、パーティを組む際に「特化した専門ジョブの方を誘う」状況になってしまっていた。後に「敵を弱体・味方を強化する魔法に長ける」という調整が行われた。ファストキャスト(魔法・忍術・呪歌種類を問わず素早く詠唱できる)と言うジョブ特性を持っており、またそれらを後押しする装備品にも恵まれ、魔法による支援魔法回しの手早さは赤魔道士が最適かつ最速であった。ヘイスト(指定した味方の攻撃速度を速くする)やリフレシュ(指定した味方のMPを徐々に回復する)と言ったかゆいところに手が届く支援魔法にも長けており、狩りや局地戦においては赤魔道士がいないのでは効率が雲泥の差が出る、と言われる程の地位を得ることに成功した。実際赤魔道士のPTサポート貢献度はずば抜けたものを持っており、レベル上げPT等で赤魔道士がいない構成だと用事を思い出して抜けるプレイヤーも出た(=それは建前で、非効率PTで活動したくない)程の弊害を生み出すほどであった。
弱体魔法スキルは全ジョブトップスキル値を有しており、一部の優れた腕を持つプレイヤーによっては大所帯でやっと倒す様な難敵を、足止め魔法や鈍足魔法を駆使してスリップダメージ魔法(=対象を毒等の状態異常漬けにして徐々に体力を奪う魔法)のみで、時間は掛かるがソロで倒してしまったりと言うある種の事件を巻き起こしたのも赤魔道士が初めてだと言われている。
中でも赤魔道士の潜在能力を開花させたのが【赤盾】と呼ばれる戦術・文化である。
FF11には空蝉の術と言う物理攻撃に対して幻影を展開させることで完全回避する事ができる忍術があり、名前の通り本来は忍者が得意とするものである。但しFF11はサポートジョブと言うメインジョブの半分のLVまで同等の能力を得るシステムがあり、本来忍術を行使出来ない赤魔道士もサポートジョブを忍者にする事でこの鉄壁の防御手段を得ることが可能であった…
ここまでなら他のジョブでも同じ恩恵を与る事ができるのだが、赤魔道士の持つジョブ特性「ファストキャスト」により、この空蝉の術を本職である忍者当人より高速かつ安全に展開させ続ける事が(PT支援前提もあるが)可能であり、同時に低燃費の弱体魔法スリプルやブラインと言った弱体魔法は累積ヘイト(簡単に言うとアクションを起こすと成功の有無を問わずに発生する怨みポイントの様なもの)が比較的高く設定されており、これらを単に連射する事で本職盾役のナイト以上に対峙する相手の敵対心をガッチリと固定可能であったりと、特に一撃被弾の有無で戦局が大きく傾く強敵に対して本職盾役をお役御免にする程のポジションを得た時代もあった。
赤魔道士が盾役と振る舞うのもそれほど難しい作業はなく、多少コツを掴んで基本的な装備一式があれば誰でも出来た、と言うのも大きなアドバンテージであった。とにかく赤魔道士はソロでもPTでも引っ張りだこだったのである。
が、開発陣は赤盾戦術を想定外(FF11界隈ではよく見聞きする単語の一つ)として、レベルキャップが80に開放された時期に弱体魔法の累計ヘイトを0に近い数字(1とも言われる)への調整を行った。これは本職の盾役がことごとく赤盾に食われてしまってる現状を良しとしなかった、と言う説と、累積ヘイトを大きく下げたので弱体魔法をもっと気楽に使って欲しいと言う思惑があったと思われる。これにより赤魔道士はどんなに弱体魔法を連射しても全く敵の攻撃を引きつけることが不可能になり、事実上赤盾の戦術は潰されたのである。但しスリプガやスタン等の弱体魔法は現在も累積ヘイトが高めに設定されている。が再詠唱時間が比較的長かったり、そもそもサポートジョブを黒魔道士に設定する必要があり結局は空蝉の術を手放す=防御手段を失う、と同意義なのでやはり赤盾は無理な時代が到来したのである。開発サイドが赤盾を黙認?していた時期は非常に長く、何故今頃赤盾潰しを…と首をひねったプレイヤーは赤魔道士ならずとも多かったと思われる。
現在では本来の領分であった敵への弱体魔法と味方への強化支援のポジションに収まりつつあり、赤魔道士のみが行使可能な専用魔法も多数実装された。しかしどちらかと言うとまずは自分を強化して、それから一人一人強化支援を行うタイプの赤魔道士とは別に、自身を含めたPT全体を様々なシチュエーションに合わせてまとめて支援できる吟遊詩人・学者・風水士と言った支援系ジョブの台頭により赤魔道士の枠を割いてまでそれらのジョブを優先しないと言う事はほぼ無く、全盛期に比べるとPTでの居場所はお世辞にもあるとは言えないのが現状である。
それでも尚、オールマイティジョブの一角としてソロ活動においては無類の強さを発揮するジョブの一つではある。
インターナショナル版であるゾディアックジョブシステムにおいて、赤魔戦士というジョブが登場。名前の通り、従来の赤魔道士的なジョブである。
紅蓮のリベレーター(4.0)から登場。ロールはキャスター系DPS。
第五星歴末の魔大戦により引き起こされた大洪水からギラバニアに逃れたアムダプールの白魔道士、マハの黒魔道士たちが滅びの定めに対する「抗う力」を身に着けるために互いに手を取り合い、白魔法でも黒魔法でもない新たな魔法体系を確立していった末に生まれた。
魔法を詠唱することでシリーズでもおなじみの連続魔のバフが発生し、これによって続けざまに次の魔法を瞬時に発動させることができる。短い詠唱の魔法のあとに長い詠唱の魔法を連続魔で発動させていくのが基本のスキル回しとなる。
白系統(ヴァルエアロ、ヴァルストーン)と黒系統(ヴァルサンダー、ヴァルファイア)の魔法を使うことでホワイトマナ、ブラックマナのゲージがそれぞれ貯まり、一定量貯めることで魔法剣のコンボを発動させることができたり、敵に急接近したり斬りつけながらバックステップする攻撃など他のキャスターDPSとは一線を画す近接物理攻撃を行うこともできる。
またケアルやレイズなどの回復魔法も得意としており、ケアルは本職ヒーラーには及ばないものの連続魔による蘇生力は本職をも凌駕するものであり、ヒーラーが倒れたときなどなかなか立て直しのしづらいFF14のバトルコンテンツにおいてパーティの窮地を救いクリアに導く能力はまさにジョブクエストにおけるテーマとなっている「抗う力」を体現するものとなっている。
ファイナルファンタジーの流れをくむブレイブリーデフォルトでも登場
性能はこれまでの赤魔導士と同じバランス型でLv4までの白魔法・黒魔法を使用できる
専門職には劣るものの、下位魔法の出番や性能の補強手段が結構あるため採用の余地はある
また、ダメージを受けるなど特定の条件でBP(≒行動回数)が増加するアビリティを多く覚える
ブレイブリーデフォルトの続編、ブレイブリーセカンドでも登場。
性能は前作と同じだが、ゲーム終盤になるとマスターしたジョブをさらに極めることができるようになり、それによってついに「連続魔」が復活した。ジョブコマンドではなくアビリティ(パッシブスキル)で、効果としても「使用した魔法が2連射される」という一切手加減の無いものとなっており超強力である。
しかし、本作では魔法の威力を強化する手段が他にもあることや、薬師がいないためMPの枯渇の心配があるなどの理由により、流石にFF5の時ほど圧倒的というわけではない。
同じスクエニのゲームであるロマンシング サガ -ミンストレルソング-では、凍りついた城の入口で、城の財宝を探しに来たという謎の男が「赤魔道士」と自称する(オリジナル版ではあかまほうつかい表記)。赤魔道士・・・一体何者なんだ・・・
掲示板
35 ななしのよっしん
2024/02/13(火) 15:18:58 ID: wPfC4LO/F7
赤盾とか相当なつかしいぜ
器用貧乏と万能を行き来する定めの赤魔史のなかで
だいぶ万能寄りで使われていた時代
HNM狩りにおいてはナイトと盾役を競っていた
(細かい向き不向きがあった)
36 ななしのよっしん
2024/02/14(水) 12:38:49 ID: jCsXi+B/Sz
最初は器用貧乏みたいなイメージでそんな好きじゃなかったけど
FF11でかなりイメージが良くなった
何でもできるってやっぱり強いんだなって
37 ななしのよっしん
2024/10/11(金) 06:35:21 ID: XRV/ruMKxR
良くも悪くも特長がないのが特徴のイメージ。
ただ、れんぞくまのスキルは他の魔道士系ジョブで重宝した。
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最終更新:2025/03/27(木) 21:00
最終更新:2025/03/27(木) 21:00
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