超兵器とは、通常の兵器の範疇を超えた強大な破壊力を有する兵器のことである。
スター・ウォーズの世界において、超兵器とはデス・スターなどの惑星破壊兵器、大量破壊兵器などを指す場合が多い。例外もあり、特殊な兵器を指す場合もある。
なお、この記事ではSW本編だけではなくスピンオフ作品に登場したものを含む。
2015年の『フォースの覚醒』公開に合わせて行われたレジェンズ(非正史)とカノン(正史)の区分けにより、この記事に記載されている兵器のほとんどがレジェンズ行きとなった。
わずかに残るのがデス・スターとサブジュゲーター級ヘヴィ・クルーザーであるが、デス・スターの発展形やバリエーションはやはりレジェンズ行きとなっており、デス・スターⅠおよびデス・スターⅡのみが設定変更の上で『カノン』とされた。
『フォースの覚醒』では新たな超兵器としてスター・キラー基地が登場している。
出典:『ジェダイの遺児』
バトルムーンの異名をもつ、小惑星型の大型戦艦である。
全長19km以上(詳細はわかっていない)。無数の武装を装備しており、惑星破壊規模の火力を持ち合わせていた。
また、この船は無人であり、全てが「ザ・ウィル」というコンピュータで制御されていた。
パルパティーンによって最初に作られた超兵器であり、惑星ベルサヴィスにジェダイの子供たちがまだ生き残っているという情報を得た皇帝はひそかにこの一団を滅ぼすべく完成直後の<アイ・オブ・パルパティーン>を送り出した。
当時のパルパティーンはまだ元老院への影響が弱く、反発を恐れた彼は任務にあたるストームトルーパーを載せずにこの超兵器を発進させ、時期が来たら各地の惑星に待機しているストームトルーパーを回収し、ジェダイ抹殺の任務を行わせようとしていた。
だが、皇帝の目論見は旧共和国のジェダイの生き残りカリスタ・ミングらの工作によって阻止され、<アイ・オブ・パルパティーン>は行方不明のまま実に30年もの間放置されることになる。
30年後、再起動した<アイ・オブ・パルパティーン>は過去の任務を実行しようとするが、ルーク・スカイウォーカー一行と30年前のジェダイの工作員で霊体となって<アイ・オブ・パルパティーン>と同化していたカリスタによって阻止され、<アイ・オブ・パルパティーン>は破壊されるのだった。
登場作品:『Starwars:The Old Republic』
全長1600m、長距離戦闘巡洋艦である。ハイパードライブのクラス0.5を誇る。
メガレーザーと呼ばれる強力な威力を持つレーザーを搭載している。
登場作品:『Death Star Designer』※ゲーム『Star Wars: Lethal Alliance』の公式サイトのコンテンツ。現在は削除済。
巨大なイオン砲。発射すると惑星の大気を蒸発させることができる。
登場作品:『Starwars :Resurrection of Evil』
小型デススターとでもいうべき宇宙ステーションであるが、スーパーレーザーと強力なシールドこそ持つものの、デススターのような要塞設備は付属していない。設計者はベヴェル・レメリスク。
デススターを指揮していたグランド・モフターキンの名前を与えられた兵器。資源採掘目的で火山惑星アーテンⅡを破壊した。
詳細はスーパー・スター・デストロイヤーの記事を参照
アクシャル・スーパーレーザーを搭載しており、一撃で惑星表面を焼き払う力があった。
登場作品:『Starwars 31: Return to Tatooine』
出典:『ダーク・エンパイア』シリーズ
皇帝(ダース・シディアス)が銀河帝国を復活させるために建造した。全長7250m。設計者はユマック・レス。
惑星ビィスの軌道上に設置されたギャラクシー・ガンから惑星破壊級の弾頭を発射するための巨大な砲身の兵器。
最大の特徴は何千、何万光年と離れた目標をハイパースペースに入りながら攻撃できる弾頭である。この弾頭には大規模な核反応を引き起こすパーティクル・ディスインテグレーターを搭載しており、分子レベルでの完全な破壊を実現した。さらに、目標に限りなく近い点でハイパースペースから離脱するため、相手に逃げる暇を与えず確実に目標に命中させることが可能である。そして弾頭にもシールドが施されており迎撃はほぼ不可能に近いとされている。
『ダーク・エンパイアⅡ』では反乱同盟軍の首脳が集まっていた惑星ピナクルを破壊している。
シス帝国で量産されていたデリファン級バトルシップの一隻であるが、その内部にはシス魔術のクリスタルが積み込まれており、クリスタルの働きで恒星の活動を操ることができた。
登場作品:『Star Wars Galaxies Trading Card Game』
デススターのスーパーレーザーをインペリアル級スター・デストロイヤーに搭載したもの。
詳細はスーパー・スター・デストロイヤーの記事を参照
エクリプス級の簡易型であるが、アクシャル・スーパーレーザーを搭載している。
クローン大戦中に作られた分離主義勢力の巨大戦艦である。戦時中に少なくとも2隻は作られたと言われる。
デザインこそプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーに似ているが、その全長4845mに及ぶ大きさは通商連合ルクレハルク級をも圧倒し、分離主義勢力が建造した艦の中でも最大級のもの。
この船の最大の特徴は、両舷に一期ずつ設置された超巨大イオン・キャノンである。このイオン・パルスが直撃すれば、銀河共和国のどんな艦艇でも完全に無力化することができた。また、超巨大イオン・キャノンの他にも強力なターボレーザーが付いており、艦隊戦においても力を発揮した。
この内の一隻<マレヴォランス>はグリーヴァス将軍の旗艦として使用され多くの共和国艦隊を葬ったものの、アナキン・スカイウォーカー他の共和国軍により破壊されている。
帝国軍が開発した中でも最強の超兵器である。設計者はキウイ・ズークス。
帝国の超兵器開発施設 モー秘密研究所で開発された。全長13.5mほどで、従来の帝国軍兵器に比べれば小さい。しかし、共振魚雷と呼ばれる恒星を超新星爆発させ星系を丸ごと吹き飛ばすという凄まじい兵器を搭載している。デス・スターでも惑星破壊レベルだったことを考えれば、星系ごと破壊するこの兵器の破壊力はそれをはるかに上回るといえる。
防御面でも優れており、量子クリスタル装甲によりデス・スターのスーパーレーザーすらも防ぐ、事実上無敵の存在だった。実際、後述する脱出行の際、研究所防衛艦隊のインペリアルⅠ級スター・デストロイヤーに突入、自身無傷のままサン・クラッシャーの機体で直接艦橋をぶち抜き、これを葬る戦果を上げている。
作中では11ABYにブラックホールの密集地の奥に隠されていたモー研究所に迷い込んだハン・ソロと強いフォースを持つ若者キップ・デュロンによって脱出に使われ、そのまま新共和国に回収される。そのあまりの破壊力にこの超兵器は破棄されることが決定されるものの、その防御力のため破壊することもままならず、次善の策としてガス惑星ヤヴィンの底に投棄された。
しかし、古代のシスの暗黒卿エグザ・キューンにそそのかされ、フォースの暗黒面に取り込まれたキップ・デュロンによってサン・クラッシャーは回収されてしまう。キップは兄を奪った帝国軍への恨みを晴らそうとサン・クラッシャーを帝国残党相手に使用し、兵士となっていた兄ごと帝国残党の支配するカリダ星系を滅ぼしてしまう。
その後、エグザ・キューンがジェダイ・アカデミーの生徒たちによって倒されると、キップは正気に戻り、自分のしてしまったことに恐怖した。しかし、新共和国元首モン・モスマとルーク・スカイウォーカーによって許された彼は、罪滅ぼしのため、今度こそサン・クラッシャーが誰の手にも渡らないようモー星団のブラックホールに投棄しようとする。おり悪く、その時モー秘密研究所では研究所を占領しようという新共和国軍と、研究所を守ろうとする女提督ダーラのスター・デストロイヤー及び研究所から逃走を図ろうとするプロトタイプ・デス・スターが戦闘中であり、キップはサン・クラッシャーでプロトタイプ・デス・スターを破壊しようとした。その結果、二隻はブラックホールの重力圏内に囚われ、超兵器は揃って超重力場に飲まれていくのであった。
このサン・クラッシャーはどんな大金を払っても買うことができない、帝国軍の叡智の結晶である。
登場作品:「スターウォーズ/フォースの覚醒」
旧銀河帝国軍の残党であるファーストオーダーが作り出した全長660kmにも及ぶ巨大な移動要塞である。
最大の特徴は、「クインテッセンス」と呼ばれているダーク・エネルギーの一種を集積可能とした所である。全宇宙に存在するクインテッセンスと呼ばれるエネルギーのおかげで、この要塞はほぼ無限に行動をすることが可能とされている。
前述のクインテッセンスは、この基地の超兵器にも効果をもたらした。クインテッセンスを急速に打ち出すと「ファントム・エネルギー」と呼ばれるものに変化する性質がある。このエネルギーは、ハイパースペースに穴を開けて進む事が可能であり何万光年もの距離を一瞬で進む事が出来る。さらに惑星に向けて撃つ事で小規模な新星を発生させることがわかっている。これらを利用し、新共和国の首都があるホズニアン星系に向けて複数のビームを発射して全ての惑星を破壊する事に成功した。しかし、この兵器を使う際に自身のエネルギーだけで賄えないので、恒星からエネルギーを吸収する必要があった。恒星からエネルギーを吸収するとその恒星は死滅し、周辺の惑星が暗闇になることから「スターキラー」という名称が付けられた。
この基地をありとあらゆる攻撃から身を守る為に強力な惑星シールドを装備している。その効果は光速以下の物体は全て遮断するほどである。唯一突破する方法として、ハイパードライヴを使用し超光速でシールドを切り抜ける方法であるが、ハイパースペースから出るタイミングを少しでも間違えば地面に激突する荒業である為に突破不可能と言っても過言ではない。
登場作品:『Starwars:Knights of the Old Republic』
銀河共和国の樹立5000年前に、ラカタン無限帝国によって開発された巨大全自動兵器工場である。
超兵器というより製造工場であるこの建造物は、当時ラカタたちが持っていたテクノロジーによってフォースの力を与えられることにより恒星からエネルギーと資源を吸収し、戦艦やドロイド、スターファイターといった戦闘兵器を無限に作り続ける能力があった。
無限帝国が崩壊した後はレオン星系で放置されていたが、数万年後のジェダイ内乱の際、レヴァンとマラックによって発見され、再起動されることになった。
登場作品:『コレリアン』三部作、『ニュージェダイオーダー』シリーズ
ヤヴィンの戦い(EPⅣ)の100万年前に作られた、宇宙ステーションである。
全長350kmという巨大宇宙ステーション。
超強力なトラクター・ビームにより惑星そのものを移動させる力があり、惑星そのものを惑星とぶつけることも可能であった。また、超強力なリパルサー・リフトとしても使用可能であり、ハイパースペースを通して遠くの星を破壊する<惑星破壊砲(スター・バスター)>の発射も可能である。また、星系全体にインターディクションフィールドを張ることも可能で、星系内のハイパードライブや超高速通信を遮断することもできた。さらに、コレリアン星系に属する5つの惑星にはそれぞれこのセンターポイントのサブシステムとも呼べる同様の超兵器「プラネタリー・リパルサー」が設置されており、センターポイントの能力を増幅することが可能とされる。これらは本来星系内の恒星の超新星爆発から惑星を守るために造られたものである。
ハン・ソロやウェッジ・アンティリーズの出身地でもあるコレリアン星系の二重惑星、タラスとトララスの中心に位置している宇宙ステーションであり、超兵器であると判明する前は一般人が多数居住していたこともある。コレリアン星系は居住可能な惑星が5つもあるという非常に珍しい星系であるが、これらの惑星は過去にこのセンターポイント・ステーションによって集められたものであることが後に判明した。
18ABYの『コレリアン』三部作ではコレリアン・セクターを新共和国から独立させようと図る惑星サコーリアの政府組織トライアドによって引き起こされた「コレリアの反乱」時に兵器としての側面が再発見され、実際に使用された。
<惑星破壊砲>は都合3度使用され、2度は目標の惑星を破壊した。また、使用に際して、センターポイント中心部の人口太陽(と思われていた兵器の炉心)が加熱し、その周囲に居住していた住民たちを焼き殺している。3度目の使用では、コレリアン星系の惑星ドロールのプラネタリー・リパルサーからのリパルサー砲によって阻止された。コレリアン星系内に張ったインターディクター・フィールドによってハイパースペースを使っての超光速移動や通信を封じられた新共和国はその対応に苦労させられることになる。
『ニュー・ジェダイ・オーダー』シリーズでは25.7ABY、フォンドアの戦いに使用された。
銀河を侵略し続けるユージャン・ヴォングに対して新共和国情報部は<惑星破壊砲>の使用を画策。かつてコレリアの反乱の際にリパルサー砲を目覚めさせたハン・ソロとレイア・オーガナ・ソロの子供たちを使ってこの超兵器を再起動させようとする。超兵器は再起動したものの、ソロとレイアの次男であるアナキン・ソロはいざ発射というときになって兄のジェイセン・ソロの「急いで行動するな」という助言に従い、発射をためらう。
しかし、彼らの従兄弟叔父にあたるスラッカン・サル・ソロによって<惑星破壊砲>は発射は強行された。この一撃によりフォンドアに展開していたユージャン・ヴォングの艦隊の半分は消滅したが、同時に新共和国の援軍として出撃していたヘイパン艦隊が巻き込まれ、その4分の3を失う結果となった。この悲劇により、こののち超兵器は再び沈黙することとなる。
新共和国の時代、ダーガ・べサティ・タイ(ダーガ・ザ・ハット)を筆頭とするハット族によって作られた。設計はかつてのデス・スターの設計者ベヴェル・レメリスク。コルサントに封印されていたデス・スターの設計図を盗み出し、それをもとにダーク・セーバーの設計を行った。
銀河帝国が建造したデス・スターをもとに、スーパーレーザーの発射プラットフォームとして再設計して作られた兵器であり、ステーションの形も相まってジェダイの持つライトセーバーにあやかってダークセーバーと呼ばれた。しかし、かつてのデス・スターとは違い、TIEファイター中隊も防衛施設も設置されておらず、ハットの要求に応えてスーパーレーザーを撃つことだけを考えて作られた超兵器であるため、防御力は非常に低い。
また、実際の建設作業には集合脳を持つサル種族トーリルが使われたが、この小柄な種族は非常に注意散漫になりやすいという欠点があり、超兵器建設には全く向いていなかった。オリジナルのデス・スター建設に使われたウーキーとはその体格も性格もまるで正反対であった。
結果、この兵器は無数の欠陥を抱えたまま完成してしまい、テスト航行もなしに新共和国の艦隊から逃れようと小惑星帯を進もうとした際に前方の小惑星を破壊するために放ったスーパーレーザーが不発に終わり、何もしないまま小惑星に押しつぶされて宇宙の藻屑となったのであった。
登場作品:『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ(ゲーム)』
クローン大戦の約4000年前、シス大戦の時に建造された兵器。
フォース・ハーベスターと呼ばれる装置により、周囲にいる生命体のフォースを奪いレーザーのエネルギーに変換し、あらゆる物体にダメージを与えることができたとされる。
詳細はデス・スターの記事を参照。
登場作品:エピソードⅢ、Ⅳ、Ⅵ、『ジェダイ・アカデミー』シリーズ、
『スター・ツアーズ』、『スター・ツアーズ ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー』
銀河帝国の象徴たる巨大バトルステーション。惑星を破壊できるスーパーレーザーをはじめとして無数の火器を搭載し、シールドなど防御兵装もSW銀河で最高級のものを持つ。
登場作品:『Starwars:The Old Republic』
レーザー砲をつけた軌道プラットフォームである。惑星の軌道上に位置すれば、惑星のどの場所にいようと、どんな小さいな標的でも確実に強力なレーザーを当てる事が出来たのである。
登場作品:『ドロイドの大冒険』
帝国時代の初期にフロムギャングと呼ばれる者達によって作られた小型衛星型兵器である。
他の犯罪組織に対向するために作られた物であり、フルパワーならば惑星を破壊できる威力があると言われている。(実際に劇中でその威力が発揮されることはなかった)
登場作品:『Clone Wars Adventures: Volume 2』
独立星系連合のドゥークー伯爵の命で作られた、惑星を破壊するための球型装置である。
しかし、ジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥによって、この装置は無効化されて実際にその威力を見ることはなかった。
登場作品:『Death Star Designer』
サン・クラッシャーに搭載されているのと同一の共振魚雷。サン・クラッシャーの項参照。
復活した皇帝に率いる帝国軍が作り出した超兵器のひとつ。設計者はユマック・レス。惑星を削り取り、それを分解して資源として超兵器の内部で無尽蔵に攻撃兵器が作られるという悪夢の移動兵器工場である。
アクバー提督の故郷である惑星モン・カラマリへの攻撃に用いられ、モン・カラマリの地表を削り取りつつ、TIEシリーズの無人戦闘機TIE/Dオートメート・スターファイターを製造して戦った。また、援軍として駆けつけた新共和国軍のスター・デストロイヤーもこの超兵器に"食われて”しまう。
新共和国軍にはなすすべもないと思われたこの超兵器だが、復活した皇帝のもとに潜入していたルーク・スカイウォーカーからもたらされた制御コードを使ってこの超兵器の破壊に成功した。
登場作品:『Star Wars 87: Still Active After All These Years』
映画本編よりも数万年前に存在しており、圧倒的な科学力を誇ったショークンの民が製造した物である。人工的にビッグバンを引き起こせると言われている。
開発した科学者は狂信的なニヒリストであり、現宇宙を破壊すれば新たな宇宙が誕生すると考えていた。
しかし、この装置はルーク・スカイウォーカーに手によって停止し、その能力の全貌を見ることはなかった。
掲示板
提供: サダ@名前変えないで3年耐える
提供: 神楽
提供: 758
提供: 奥沢美咲
提供: VAN
急上昇ワード改
最終更新:2025/04/11(金) 06:00
最終更新:2025/04/11(金) 06:00
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