超神姫ダンガイザー3

超神姫ダンガイザー3とは、1999年～2001年までに製作されていたOVA作品。
監督は当然ロボットアニメ美少女アニメに定評のある大張正己。全4話（一応。後述）。
乳だ！（ｨﾔｯﾎｰｲ）バリバリだ！（ｷﾞｬｻﾞｳｪｰｲ）
あとスパロボには出てないぞ！（ﾔｯﾊﾟﾘｶｰ）

理由があるとすれば、本作と並行して連載していた同名の漫画作品がコミックzipという成人漫画雑誌であること、
ひいてはそのコミックzipの出版元であるフランス書院が同時に本作の企画元であることから
ややもすると本作は成人向け作品の枠組みに入るのでは？という見方もあながち間違いではないからである。
漫画版の作者は青樹零夢で、大張と同様に原作者である他、アニメ版の脚本も担当しているので、漫画版が原作と取れてもおかしくない訳である。
まぁエロイといっても本作は乳首ポロリ程度だし、何よりアニメ界においてもアダルト原作そのものの一般進出は別に珍しくも無いが･･･
ただそれを差し引いても、後述のまともな花道無しのいわく付きのラスト、更にエヴァ以降のマニア向けアニメ地上波進出バブル、所謂深夜アニメ黎明期が起きている時期のOVAとして世に出たという、所謂濃いめアニメ･･･であると同時に、OVA故当然話数も1クールにすら満たないというもの。そりゃ大張さんもやりたい放題できry
ちなみに余談だが、コミックzipはコミックパピポという成人漫画雑誌の増刊なのだが、このzipやパピポには丁度この時期に平野耕太、大槍葦人、うるし原智志などの錚々たる面々が作品を掲載していた時期もありry
…つまり知名度も作品のターゲットもマニア向け過ぎた、という事のようであるが･･･
だがスパロボとの縁が深い大張監督なら可能性は･･･手始めにオーディアンをスパロボに参戦させて･･･ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ･･･

概要

近未采都市ネオ香港。それを独目の生体ネットワークで裏から支配している謎の秘密組織“ゴーマ”。彼らはネオ香港地下の遺跡によって突如出現したダンガイザーの復活を阻止しようと街に出現する。その戦いに巻き込まれた美剣陽菜は、自分がダンガイザーを守るために存在していた一族の末裔“聖母の巫女”であることを知り、ダンガイザーと自分と同類のシンディ、麗華と共にゴーマとの戦いに加わっていくことになるが･･･

ダンガイザーは、ゲッターロボ方式の陸、海、空と操縦者毎に形態を変化させる巨大ロボット。
また、バリメカとしてはオーディアンと同じく珍しく大剣による必殺武器がない。
そしてメカ以外にも巫女とゴーマの幹部（四天王）との等身大のアクションシーンも魅力。要所に舞ちゃん譲りのお色気も。

OVA形式ながら多彩な要素を盛り込んでおり、個々のキャラクターや背景等の世界設定等が中々充実しているにも関わらず、それぞれを掘り下げる暇無く進んでしまった展開から駆け足気味、
更に4巻目の最後のシーンで、主人公が悲劇のどん底に叩き落されライバルは勝ち誇り、幹部が倒されたので敵のボスが遂に（というか4話目だけど）腰を上げ出陣、そしてラストに次回（？）の新メカ･･･という所で終了するという、
明らかに次回が想定されていたかのような所で、なんと本作はこの4巻目をもって完結してしまった。どう見ても未完である。打ち切りとも。
しかしよく見ると何故か次回予告は無いし、ビデオパッケージにも完結の文字。現場レベルでやむを得ず中止せざるを得ない状況だったことが伺える。また、2000年から放送を開始したTVシリーズ『銀装機攻オーディアン』よりも先行していたとはいえ、どこまでの巻数が当初製作予定に組まれていたのか、現場の完成時期から発売時期までがどこまで伸びたのか･･･等は定かではないが、同時進行は少々キツい発表時期だったことも伺える。
もう少し掘り下げていれば、オーディアンのほのぼのタイムや、グラヴィオンのノリのような描写がもっと出てもおかしくない作品だけに、悔やまれる所である。

しかし、そもそも本作はオーディアンとの関連性が非常に多く、その為に製作が事実上打ち止めになったとも言われる。
例として
・ポストエヴァ的な精神描写
・旧沖縄という設定のネオ香港とオーディアンのIMO（沖縄）
・4巻でD.Dの地のガイアースが登場するゴーマ本拠地とオーディアンが出現したIMO本部
・そもそものオーディアンとダンガイザーのデザイン（パッケージに3DCGを使用する所も同じ）
・ほぼ同様の声優陣（池澤春菜、三木眞一郎、桑島法子、堀江由衣、根谷美智子など）。オーディアンとの大人の事情も考えられる
・あと色々大張的な何か。

などが挙げられる。

関連動画

関連項目

• アニメ作品一覧
• 銀装騎攻オーディアン
• 破邪大星ダンガイオー
• 大張正己
• 打ち切り