超速スピナー 単語

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チョウソクスピナー

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超速スピナーは、橋口隆志(現・橋口たかし)による漫画作品、およびそのアニメ化作品である。

概要

スポーツ小学生堂本一が、ひょんなことからハイパーヨーヨーと出会い、ジャパンチャンピオンカーニバルおよび世界大会を勝ち進んでいく物語

他のホビー漫画仲間とのチームワーク焦点となるが、個人競技であるヨーヨーを扱う本作では、自分に打ち勝つ心テーマとしている。
本作の登場人物は、家族不幸の圧、自分自身の怪などの問題を抱えているが、それを自分のし、成長していく姿が描かれる。
後半では、自分の限界え、強な個性を育てたメンバーが、衝突しながらも1つの標のためまとまっていく姿を描く。

現実ヨーヨーの大会は、フリースタイルによる一括選抜だが、それでは試合が2回で終わってしまうため、本作では規定トリックを使ったトーナメント形式の大会がである。
最初こそ「ループ・ザ・ループ耐久」や「認定トリック高速勝負」などの現実的なものだが、話が進むに連れてバーチャルリアリティダンスゲームを模したものなど、ハイテクじみた試合展開になっていく。世界大会編では、規定トリックえた技を描く必要性からか、試合が進むにつれてフリースタイルの登場頻度も上がっている。

よくコロコロコミックマンガおもちゃで世界征服する」と揶揄されるが、本作最終盤で登場する「悪の組織」は、「人類のデータ(からスーパーヒューマノイドを作ること)」が的であって、ヨーヨーはその踏み台に過ぎなかった。したがって「世界征服できるヨーヨー」など作っておらず、作中に出てくるヨーヨーや技も、ほとんどが現実を少し脚色したレベルにとどまる。

ハイパーヨーヨーはほとんどが海外メーカーOEM品であることから、この手のホビーマンガではおなじみの「登場人物のオリジナルモデル」が2機種しか発売されなかった。

現実ではプレイヤーシグネイチャーモデルが続々登場し、ヨーヨーの性プレイヤーの実も本作で描かれたレベルを大幅にえて進歩した。そのため、よくヨーヨーだけは現実漫画えたと言われる。

しかし、魅あふれるキャラクターやよく取材されたヨーヨートリックの描写、何より競技ヨーヨー根本である「自分に打ち勝つ」を的確に見抜きストーリーの中心に据えた観察眼の高さは、今なおプレイヤー間で評価されている。

アニメ版では、プロモーションの都合から使用ヨーヨーなどが変更されている。
ヨーヨースリープするとスターバースト音がする点や、「ループ・ザ・ループ」の際手元でヨーヨー反転する中割が描かれているなど、(作画の揺れはあるものの)現実をかなり取材して制作されている。

超速スピナー外伝

『別冊コロコロコミック』連載。単行本では巻末に掲載されている。

大会を離れた学校日常風景夏休みの様子、ヒーローヨーヨーマン」に『西遊記』のパロディなど、何でもありとなっている。

プロトタイプ『燃えろ!スピナー』

本作のプロトタイプ。1巻巻末および『ハイパーヨーヨーテクニックス』に収録。

主人公ライバルは別人だが、中村名人なるみ屋店が登場している。

なお、有名なストリングプレイスパイダーベイビー!」「ごめんよ、ファイヤーボール…」は、『燃えろ!スピナー』のセリフであって、『超速スピナー』のセリフではない。

登場人物

使用ヨーヨーについての詳細は、自動リンク先を参照。

堂本瞬一

CV:森久保祥太郎

主人公スポーツだが、特定運動部に所属せず、他の部活の助っ人ばかりしていた。
そんな折り、ベソにヨーヨーバトルの助っ人を依頼されたのをきっかけに、ヨーヨー世界に足を踏み入れる。

ジャパンチャンピオンカーニバル(JCC)では準優勝に終わり、THP-Jの選考に漏れるものの、中村名人とのループ対決の後でハイパードラゴンを託された。

トリックだった「8の字ループ(ドラゴンループ)」を世界で初めて成功させ(現実では江幡究)、世界大会で使用(同じく高田柊)。

商品プロモーションの都合で、漫画版とアニメ版で使用ヨーヨードラゴン獲得のタイミングが異なる。

北条院聖斗

CV:上田祐司 / 折笠愛(幼年時代)

一のライバル。裕福な庭に育ち、ピアノを嗜む美少年

ピアノに専念するため父親からヨーヨーを禁止されているが、「じい」の密かなサポートによりヨーヨーを続けており、JCC三連覇を達成している。

ヨーヨーの実は劇中でもトップクラス。ぶっつけ本番でハイパードラゴンアクアオフストリングをやってのけるという離れ業もこなす。

霧崎マイ

霧崎マイ

CV:大本眞基子

女性スピナー。近くに認定店がなかったため、認定レベルなしの状態で出場。
しかし、輪を1回戦で破ったことでその実明らかにする。

ストリングを極端に短くすることでプレイを可にした「ワープスピード」の使い手。
元祖「ワープスピード」のアレックス・ガルシアの大ファン
おとなしそうな見たに反してかなりの毒舌であり、THP-J合宿編ではよく輪をやりこめている。
一方、輪が失踪した際にはよりも彼を心配していた。

小暮宙太

CV:東さおり

サーカス団の息子。片手で5個のヨーヨーロングスリーパーをするという衝撃デビューを果たす。
自分の実にかけた言動を見せるが努で、サーカスの稽古をしながらヨーヨー練習をこなす。
8の字ループ」も、猛特訓の末に習得している。

サーカス練習中に大怪をし、車椅子生活を送るがおり、優勝したら手術をするという約束のためにJCC優勝していた。

輪刃剛志

CV:遠近孝一

ループの達人。JCC予選にて一とループ対決をするも決着がつかず、決勝での決着を誓ったが、前述の通りマイに敗れる。

その後は見事にヤムチャ化し、マイのに敷かれ夫婦漫才を繰り広げる様がについてしまった。
THP-J合宿で脱落し、世界大会には参加できなかったはずだが…?

中村名人

CV:三木眞一郎 / 日高のり子(少年時代)

中村名人

実在の人物。JCCの解説役およびTHP-J監督を担当している。
内に熱いものを秘めたクールお兄さんで、よき大人として若きスピナーたちを見守る。

『燃えろ!スピナー』では、打って変わって熱血キャラになっており、「ストリングプレイスパイダーベイビー!」などの迷言が飛び出しているのはご存知のとおりである。

中村名人過去が描かれた短編エピソードでは、「1984年ブームヨーヨーを始め、スポーツショップにおいてあったヨメガヨーヨーを見て復帰」という、大現実に近いシナリオになっている。

アレックス・ガルシア

CV:くまいもとこ

アレックス・ガルシア

実在の人物。中村名人友兼ライバルTHPリーダー
現実のすさまじいソース顔と異なり、あっさりした顔の小柄な少年として描かれている。
元祖「ワープスピード」の使い手で、マイが尊敬してやまない人物。

他のTHPメンバーとしてアラン・バタンガン(渡辺久美子)やナルカイ・ホオカノ(河内麻友子)も登場している。中村名人過去編では、THP創始者のアラン・ナガオの姿も。

現実との違い

本作で登場する「ジャパンチャンピオンカーニバル(JCC)」は、現実に行われていたハイパーヨーヨーの大会である「ジャパンチャンピオンシップ(JCS)」のもじりである。
現実JCSはフリースタイル一発勝負であり、当時は地区大会もなかった。

世界大会も、当時は予選規定トリック・決勝フリースタイルの2回戦のみであり、1対1のトーナメントが行われたことはない。ただし、現在は最大4回戦を勝ち抜く必要があり、超速スピナーに近い対戦数になっている。

海外展開

Super Yo-Yo』のタイトルで、中国香港シンガポールなどでアニメが放映された。

劇中のヨーヨーは特にタイアップされなかったが(ヨメガ機やダンカン機は、超速スピナーとは関係に輸入されてはいた)、各登場人物の顔が印刷されたヨーヨーが他メーカーより発売されている。

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