車いすラグビー(車椅子ラグビー)とは、障害者スポーツの一種である。
文字どおり、車いすに乗って行なうラグビー。四肢に障害のあるものが行なうことから「クアドラグビー」とも呼ばれる。元々は四肢障害者がラグビーをできるよう、1977年にカナダで考案されたのが始まり。
1996年のアトランタパラリンピックにてデモンストレーション競技としてパラ初登場。2000年のシドニーパラリンピックからは公式種目となっており、2021年現在も公式種目として実施されている。パラリンピックの中間年、すなわちラグビーワールドカップの開催期間中には車いすラグビー世界選手権が開催されている。
日本国内では1997年に日本ウィルチェアーラグビー連盟が設立され、競技が普及。かつては連盟名に則り「ウィルチェアーラグビー」が正式種目名だったが、2019年4月1日に日本車いすラグビー連盟に改名したことに伴い、国内での競技名も「車いすラグビー」に改められている。
パラリンピック公式種目のなかでは唯一車椅子によるタックルが認められており、その激しさから「マーダーボール(殺人球技)」とも呼ばれる。ちなみに車いすラグビーを題材にしたマンガや映画の名前にも採用されている。
試合はバスケットコートと同じ広さのコートで行われる。1チームあたり1度にコートでプレイする選手は4名。詳細は後述するが、プレイする4名は障害の軽い・重いを考慮して起用しなければならない。たとえば障害の軽い選手のみを起用することはできない。
競技に使う車いすは攻撃型車いすと守備型車いすの2種類がある。攻撃型は小回りの聞くコンパクトなもの、守備型は相手の動きを止めるために前方にバンパーが設けられている。基本的に攻撃型は障害の軽い選手や男性選手、守備型は障害の重い選手や女性選手が用いることが多い。
得点は、相手陣のゴールラインをボールを持ったまま通過することで1点が入る(トライ)。トライしたり、攻撃側のボールを奪ったり(インターセプト)、攻撃側に反則があったりした場合、今度は守備側にボールが渡り攻守が入れ替わる。それらの攻防を1ピリオド8分間、合計4ピリオドで繰り広げ、最終的な得点の多さを競う。基本的に攻撃側が有利なため、得点がポンポン入るスピーディな展開になりやすい。
主な違いのみあげる。
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最終更新:2025/04/22(火) 02:00
最終更新:2025/04/22(火) 01:00
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