轄

轄とは、車輪を車軸に留める楔という意味の漢字である。

漢字として

常

轄

Unicode

U+8F44

JIS X 0213

1-19-77

部首

車部

画数

17画

音読み（常用）

カツ

訓読み（常用）

-

意味

車輪を留める楔、ある範囲を管理する、取り締まる、車軸がきしる音、という意味がある。

〔説文解字・巻十四〕に「車の聲なり」「一に曰く、鍵なり」とある。

字形

形声で声符は害。

音訓

音読みはカツ（漢音）。

規格・区分

常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

語彙

轄区・轄撃

異体字

𨍤

Unicode

U+28364

部首

車部

画数

16画

䡷

Unicode

U+4877

部首

車部

画数

21画

鎋

Unicode

U+938B

JIS X 0213

2-91-25

JIS X 0212

69-9

部首

金部

画数

18画

𩏓

Unicode

U+293D3

部首

韋部

画数

19画

舝

Unicode

U+821D

JIS X 0212

54-84

部首

舛部

画数

13画

• 𨍤は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
• 䡷は、〔正字通〕にある轄の俗字。〔集韻〕には「車の聲なり」とある。
• 鎋は、〔釈文〕に「鎋、又た轄に作る」とある異体字。〔広韻〕には「車軸の頭鐵なり」とある。とくに金属製の楔をいうのだろう。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
• 𩏓は、〔字彙〕に「轄と同じ。車軸の頭鐵なり」とある異体字。
• 舝は、〔韻会〕に「また轄に作る」とある異体字。〔説文〕には、車軸を留める楔を表す字として轄とは別に載っている。JIS X 0212補助漢字。
• 簡体字は辖。