辞世の句 単語

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ジセイノク

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辞世の句(じせいのく)とは、の形で遺された末期の言葉である。

正しくは辞世(じせい)で、様々な様式の詩歌短歌なども)で表現されるが、それらの様式も含めて「辞世の句」の呼称がよく使われる(「句」は本来俳句す)。

概要

一般的に、己の死を前にして詠んだ俳句などが辞世の句と呼ばれる。よく臨終の床や処刑間際に詠まれるように思われるが、いざという時のためにあらかじめ用意してされていたものも結構多く、このため急死した人物でも辞世の句が残っていたりする。後世に後付けされた辞世の句や、偽作を疑われるものもある。

内容は様々で、人生を振り返るもの、後を生きる者たちへの遺訓や懇願、恨などを籠めるものもある。辞世の句を複数作った人物も結構いる。

ウボァー」とか「うわらば」みたいなの末期の叫びは辞世の句ではなく「断末魔」なのだが、時折誤用(もしくはネタとして)辞世の句として挙げられることがある。(例:もうだめぽ

有名な辞世の一例

露と落ち 露に消えにし が身かな 浪速のことも のまた

豊臣秀吉1537 - 1598、戦国大名

旅に病んで は枯野を かけ

松尾芭蕉1644 - 1694、俳人)

おもしろき こともなき世を おもしろく

高杉晋作1839 - 1867、長州士)

糸瓜咲て 痰のつまりし かな

子規(1867 - 1902、俳人)

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最終更新:2025/02/07(金) 15:00

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